田植え体験学習の真実
ある取材中に知った真実。
そこは大都市近郊の農村地帯。雑木林と棚田が折りなすのどかな里山風景が広がるが、農業は不振で、米を作ってもたいした収入は得られない。
そこに持ち込まれたのが、農業体験事業だ。都会の子供たち、いや大人も含めて田植え体験をしてみたい、というのだ。それは結構、多少の礼金が払われるし……。
田植え機を使えばすぐに済む田植えも、子供たちが水を張った泥の水田に入り、手植えをする。指導も大変だけど、農業の大変さと大切さを身をもって学び、同時に自然を体感する機会を与えるために自分の田んぼを提供するよ……というのは、建前(^o^)。
実際は、次々と田植えをしたい団体がやってきて、それを受け入れるのが結構な事業となったのだ。米づくりを教えるのも慣れてきたら楽しい仕事になる。礼金も重なれば、悪くない収益源だ。
問題は、使える田んぼはそんなに広くないこと。もともと狭い棚田である。何百人も毎日毎週来られても、田植えするほど水田はない。
そこで行うのは、田植え体験が終わると、その稲苗を引き抜くこと(^o^)。引き抜かなくても耕運機で水田をもう一度かき回せばいいか。
そして次の団体が来たら、また植えさせる。これを毎日繰り返しているのだという。
うまいなあ(笑)。
これを林業でもできないか。人工林はたくさんあるが、森林ボランティアと自称する人々がやりたがるのは人里に近くて傾斜もなだらかな場所だけだ。近くにトイレもないといけない。
そんな山を、林業体験用に提供する。でも、
植林した後に、またそれを引き抜く……のは、大変だ。山は広すぎる。
あるいは間伐した後に、またつなぐとか(^^;)。ムリだわ。
まあ、林業の場合は、そんなに希望者が殺到しているわけでもないし、必要ないか。
でも、木材を生産するためでなく、体験用の森を作るのもいいかもしれない。









































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