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森と林業の本

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2009/09/27

民主党政権の林政方向性

そろそろ民主党政権の林政の方向性を推測したいと思っているが、実は何も手がかりがない。

だって農水大臣に赤松広隆氏、副大臣に山田正彦氏と郡司彰氏(参)という陣立てでは、何も林業とのつながりが見えないからだ。

せめて農林水産政務官には……と期待していたが、就任したのは佐々木隆博氏と舟山康江氏(参)。また衆院農林水産委員長は筒井信隆氏。ちなみに参議院の農林水産委員長は、平野達男氏。

いずれも林政に関わった経歴がない。大臣なんか、農政にも縁がない。どちらかというと、農民運動の経験者が多く、赤松大臣の引きを感じさせる。船山氏は、元農水省職員だが、まだ当選一回だよ。

林政に通じている議員は結構いるはずなのに、まったく入らなかったことを考えると、農水省は完全に農政シフトで、林政には目が向けられていない。おそらく農家の戸別補償制度を作り上げることに絞り込んだ人選のように思える。

もちろん林政につながるような発言も誰からも聞こえて来ない。つまり人事からは、今後の林政の方向が見えないのだ。

では、マニフェストはというと……自公政権の行っていたものと違いが見つからない(^^;)。

まあ、当たり前だ。民主党のマニフェスト作成に関わったのは、自公時代の推進者と同じ人なのだから。(・_・)...ん?  おっとっと(^x^)。

ようするに変化ないということか。ただ林業関係の補助金は、一括交付金になったら、林業に回すかどうか自治体が決めることになるのかね。

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コメント

そうです。一括交付金にして地方のことは地方で決めればいいんです。
その代わりそこに住む住民も責任を持って予算をチェックする。
だいたい5人や6人の大臣、副大臣などに全国の公共工事を面倒みろというほうがおかしいんです。
あれはどうするこれはどうすると騒ぎ立てるマスコミは民主党を潰したくて仕方がないようです。
とにかく今は自民党の尻拭いと犯罪性を暴くだけで精一杯だと思います。
田中さんも積極的に民主党に電話するなどして意見をしてみたらいいと思う。
私も国家戦略局のメンバーに田中さんを推薦しときます。

国家戦略室の仕事より、「島へ!」に記事書きたい。取材で島巡りしたいなあ。

最近は、林業関係の記事を書く媒体もほとんどなくなり、発表舞台がなくなってしまったよ……。

こんにちは

政治のことはよく分かりませんが、舟山康江議員には大きな期待をよせています。彼女の地盤は「日本一?のブナ原生林・朝日・飯豊」「草木塔」「熊祭り」「大地人直江兼続・上杉鷹山」「白い森」の地だから。最上川でなく、荒川水系最上流部の上流人たちだけれど、明治旧態を超えた鷹山系の新しい若者たちが固めていると思います。さもなくとも、なにかしら私は応援したいと思ってしまいます。

舟山康江議員に関して、私は何の思いもありませんが、こと林政という点からは期待できませんね。彼女の地盤と言っても結婚して移り住んだということで、生まれ育ったわけではありません。彼女は埼玉出身。白い森の国・小国町はマタギのいるステキなところですが、林業がさかんとも言えないし。
それに農水官僚としても、議員活動も、まったく農政一本です。林業に関した発言は発見できませんでした。まあ鷹山もよそ者だったか。

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