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2009/09/08

稲穂

まだ本屋の店頭に『ゴルフ場は自然がいっぱい』はない……。

だからじゃないけど、生駒の棚田を見てきた。

実は、定点観測じゃないけど、定期的に棚田の変化を観察するようにしている。夏の間は途切れがちだったが、久しぶりに峠を越えて巡回した。

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暗峠から見た棚田は、稲穂に埋めつくされている。

稔り具合は悪くなさそうだ。天候不順と言われたが、意外と水稲は強い。温度はそこそこ高かったし、8月後半以降は、晴天が続いているからだろう。雨にやられるのは、野菜や果実なのだ。

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なんと!! もう稲刈りをしているところもあった。

ハイカーもそこそこいて、やはり人気の山と里山景観である。

まあ、こんなところを紹介すると、理想的な里山ぽいが、残念ながら生駒山の棚田は、虫食いのように放棄地が広がっている。むしろ水田の方が虫食いに当たり、放棄地の面積の方が広いかもしれない。耕しているところも、野菜だけでなく花を咲かせているところもあって、水田耕作は減っている。

それにイノシシが荒らしたようなところも見つかる。今後この里山をどのように維持するかは、大きな課題だろう。

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コメント

こんばんは
今日、仕事帰りに「ゴルフ場は自然がいっぱい」を買って来ました。
通勤バスの中で、なんとか序章とも言うべき、「ゴルフ場反対運動の歴史」を読破しました。
私は感情としては「ゴルフ場なんかいらない派」なんですが、田中さんの「誰が日本の森を殺すのか」を呼んで以来、”冷静な科学の眼”でゴルフ場も評価しなきゃいかんかなぁと、考える様になりました。
ま、ゴルフをしないので、ゴルフ場の調査は出来ませんけど(笑)

ところで、ゴルフ場ほど槍玉に上がらないですけど、スキー場が周辺環境に与える影響って、どうなんでしょうね。
私はスキーやスノーボードは好きなのですが、オフシーズンのスキー場を見ると、「もしかすると、スキー場の方が自然破壊かも」と感じる事があります。

本屋にありましたか! 購入ありがとうございますm(__)m。

ゴルフ場は年間を通して手入れしていますが、スキー場はシーズンだけですね。ただ別の意味でスキー場も悪くないと思っています。それは日本では貴重になった草原環境として。
棚田も、見る目を変えると、森林地帯を切り開いて作った草原環境です。「木を切るな」派からは、自然破壊の現場かもしれない(笑)。

樟葉駅の水島書房に入ってましたので、1冊購入しました。
昨晩、ざっと目を通しましたが、田中さんのおっしゃるとおり、ゴルフ場反対派の科学的根拠は、実は多分に感情的な内容だったという指摘は当たっているかと思いました。

また、ヘドロの写真が実は鉄分の出ている水の写真だったとは!
考えてみれば、農薬が赤い色をしているわけはないですが、マスコミの方々がそれを知っていて写真を利用したと聞いては、日本のジャーナリストの程度が知れました!
科学的な証拠に基づいて議論しないといけませんね。

田中さんの取材は、現場に出かけておられるので良いのですが、ストリーを作り上げる手法は頂けませんね。いまだにその程度のジャーナリズムが存在することに唖然としました。

ゴルフがブルジョアジーの遊びだったことが
攻撃の的になった歴史がわかりましたが、今や国民的なレジャーの一つになったという点では反対派もその論拠の一つを失った感があります。

ただ、ゴルフ場は水田と同じで人間が作り出した景観で、里山環境にもなっている、という視点は面白いと感じました。
いわれてみれば、近世は里山が禿山であり草地だったことは明らかな事実なので、そういう視点からすると、放置されて去れ果てていた里山をゴルフ場にすることで、広大な草地を造成した結果となり、田中さんが指摘するように生物多様性が高い環境が作り出されている、というのはわかります。

しかし、農地は生産の場であり、ゴルフ場は遊びの場です。同じような人間の攪乱で作り出された景観といいながら、農薬の使用がかってはその農薬を撒いていた農民自身の健康を害した歴史があります。
また、ゴルフ場で使用された農薬がどの程度下流の水源を汚染していたのかもはっきりしませんが、神経系や免疫系に悪影響を及ぼす化学物質は含まれていなかったんでしょうか?
ゴルフ場反対派の切っ掛けが、奈良県山添村
から始まったことはこの著書で知りました。
農薬は農民が自殺するのにも当時は使われていましたね。

現在では、指摘されているように減農薬で水田も耕作されており、ゴルフ場でも同様かと思います。それは、農薬を多用しない方向に来ているのは、費用がかかりすぎることもあるかと思います。

ゴルフ場が、うち捨てられた里山の経済的な利用形態であったことは否めませんが、こんなに沢山造成されたゴルフ場は日本の気候には適していない環境であり、今後も維持管理していけるのでしょうか?

現在、全国各地の里山の保全活動が進められていますが、ゴルフ場の維持管理は地域と結びついていけるのでしょうか?

奈良県北山村のゴルフ場の例は素晴らしいと思いますが、ほとんどのゴルフ場はやはり特定の方々の利用になります。もっと広く、ゴルフをしない市民にも開放して頂けると良いかも知れません、イギリスのフットパスのように、ゴルフをしない日には散策をするとかのやり方で。

と、ここまで書いてきて、田舎の自然を喜んで利用する人々も全体からみると一部であり、すべての市民がアウトドア活動を楽しんでいるわけではないことに気づきました。

生物多様性とか、いうような概念だけでなく
里山の有効な活用法の一つとして、ゴルフ場があると考えたらいいですね。

まあ、今後50年かけて山村と農村から人口が都市に移動した訳ですが、今後50年かけて人口が農村と山村にも広がる政策が求められていますね。
政府も政権が交代しましたので、少しづつ山村、農村も元気を取り戻す政策を切望しています。
事実、すこしづつですが大学生の中からも会社を辞めて農村に就職する若者が次第に増えているようです。

ゴルフプレーも一種の森林療法かもしれないと思った次第です(笑)

それにしても、田中さんの著書は今までにない視点を示す刺激的な内容が多いですね。

評価:5点です(笑)

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