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森と林業と田舎の本

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2009/09/06

石田三成の末裔

NHK「天地人」を見ていて、青森県で見知ったことを思い出した。

石田三成と言えば、関が原の合戦を仕掛けた戦国時代の最後を飾る武将。テレビドラマの方でも、まさに関が原へと向かおうとしているが、いうまでもなく彼が組織した西軍は破れる。そして光成も捕えられ、首をさらされるのだが…。

その子孫はどうなったのか。一族郎党討ち取られたのか、と思っていたら、なんと津軽の地に逃げていたらしい。

もともと光成の娘・辰姫は、津軽家に嫁入りしている(側室)のだが、次男も合戦が負け戦になったことがわかると、いち早く津軽に渡っているのだ。そして津軽藩の歴代藩主は辰姫の子の系譜だというから、まさに石田家の命脈は、津軽の地に残されたことになる。

また次男・石田重成は、杉山源吾と名を変えて、その後杉山家は、家老職として藩を支えたという。シャクシャインの乱の鎮圧にも活躍したらしい。

また杉山家は、ヒバの山の売り買いで財を築いたとも伝えられる。現在、青森で木と言えば青森ヒバだが、その基礎を使ったのかもしれない。

折角だからインターネットで青森県の杉山家を検索してみたら、「杉山木材」という会社が引っかかって、青森ヒバを中心に扱っていた。木材からエッセンシャルオイルまで。
果たして、この杉山家が石田光成の系譜と重なるのかどうかはわからないが。

こんなところに歴史ドラマを見るとは思わなかった。

実は青森では、何かと津軽の歴史を聞かされてきた。たとえば白神山地も、2代目藩主は植林をして、3代目はニシン漁を広げ、4代目は木材を大規模に伐って、白神の山を荒らしたのだという。(ここは記憶で書いているので、本当かどうか確認していないよ。)

やはり地の人は思い入れがあるからなあ。

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