文春の書評
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「書評・番組評・反響」カテゴリの記事
- イオンモールの喜久屋書店(2025.02.20)
- 『日本の森林』に書かれていること(2025.02.19)
- 盗伐問題の記事に思う(2025.02.03)
- 『看取られる神社』考(2025.02.02)
- 『敵』と『モリのいる場所』から描く晩年(2025.01.25)
門脇仁: 広葉樹の国フランス: 「適地適木」から自然林業へ
知られざる森林大国、忘れられた林業先進国、フランス。広葉樹を主体とした特異な林業こそ、現代的である。日仏比較も行いつつ、その実像を追う。
田中 淳夫: 山林王
稀代の山林王・土倉庄三郎の一代記。自由民権運動を支え、全国のはげ山の緑化を進めた。また同志社や日本女子大学設立に尽力するなど近代日本の礎をつくった知られざる偉人を描く。
田中 淳夫: 盗伐 林業現場からの警鐘
21世紀になって盗伐が激増している。日本でも大規模で組織的に行われているのだ。そして司法は、まったく機能していない。地球的な環境破壊の実態を暴く。
田中 淳夫: 虚構の森
世にあふれる森林を巡る環境問題。そこで常識と思っていることは本当に信じていい? 地球上の森は減っているのか、緑のダムは存在するのか。る? 地球温暖化に生物多様性、SDGsに則しているのか? 異論から考えると別世界が見えてくる。
田中 淳夫: 獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち (イースト新書)
シカ、イノシシ、クマ、サル……獣害は、もはや抜き差しならない状態まで増加している。その被害額は1000億円以上?しかも大都市まで野生動物が出没するようになった。その原因と対策、そして今後を見据えていく。
田中 淳夫: 絶望の林業
補助金漬け、死傷者続出の林業現場、山を知らない山主と相次ぐ盗伐、不信感渦巻く業界間……日本の林業界で何が起きているのか?きれいごとでない林業の真実を暴く。
保持林業―木を伐りながら生き物を守る
保持林業とは新しい言葉だが、欧米を中心に世界で1億5000万ヘクタールの森で実践されている施業法だという。伐採後の生態系回復を早めるために行われるこの手法、もっと日本に知られてもよいのではないか。
田中 淳夫: 鹿と日本人―野生との共生1000年の知恵
奈良のシカは赤信号に止まる? 鹿せんべいをもらうとお辞儀する?カラスがシカの血を吸っている? 彼らを観察したら、獣害問題の解決の糸口も見えてくるはず。
山川 徹: カルピスをつくった男 三島海雲
カルピス創業者三島海雲の評伝。彼は内モンゴルで何を見たのか。何を感じたのか。その夢を乳酸菌飲料に結実させた足跡を追う。土倉家の面々も登場する。
田中 淳夫: 森は怪しいワンダーランド
森には、精霊に怪獣に謎の民族、古代の巨石文化が眠っている!そう信じて分け入れば遭難したり、似非科学に遭遇したり。超レアな体験から森を語ればこんなに面白い? 読めば、きっと森に行きたくなる!
村尾 行一: 森林業: ドイツの森と日本林業
林学の碩学とも言える村尾行一の林業論の集大成か?
ドイツ林業を歴史的に追いつつ比べることで浮かび上がる日本林業の大問題と抜本的な処方箋
田中 淳夫: 樹木葬という選択: 緑の埋葬で森になる
広がりつつある樹木葬。今や世界的な潮流となる「緑の埋葬」となる、森をつくり、森を守る樹木葬について全国ルポを行った。
田中 淳夫: 森と日本人の1500年 (平凡社新書)
日本の森の景観は、いかに造られたのか。今ある緑は、どんな経緯を経て生まれたのか。日本人は、どのように関わってきたか…。今ある景観は、ほとんどが戦後生まれだったのだ。今後必要なのは「美しさ」である!
田中 淳夫: 森林異変-日本の林業に未来はあるか (平凡社新書)
21世紀に入り、激動の変化を見せ始めた日本の林業。この変化を知らずして、日本林業を語るなかれ。果たして森にとって吉か凶か。そして「大林業」構想を提案する。
阿部 菜穂子: チェリー・イングラム――日本の桜を救ったイギリス人
もはや桜の故郷はイギリスだ! と感じさせる衝撃の書。ソメイヨシノ一色ではない多様な桜を守っているのは日本ではないのだ。そして日英交流史としても第一級のノンフィクションだろう。
田中 淳夫: ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実
ゴルフ場は自然破壊? それとも現代の里山? このテーマに再び取り組んで『ゴルフ場は自然がいっぱい』を大幅改訂して出版する電子書籍。
田中 淳夫: 森と近代日本を動かした男 ~山林王・土倉庄三郎の生涯
三井財閥に比肩する大富豪として、明治時代を動かし、森林の力によって近代国家を作り上げようと尽力した山林王・土倉庄三郎の生涯を追う。そこから明治時代の森林事情が浮かび上がるだろう。
田中 淳夫: 日本人が知っておきたい森林の新常識
森林ジャーナリズムの原点。森林や林業に関わる一般的な「常識」は本当に正しいのか、改めて問い直すと、新しい姿が広がるだろう。そして森と人の在り方が見えてくる。
日本の森を歩く会: カラー版 元気になる! 日本の森を歩こう (COLOR新書y)
森林散策ガイド本だが、第2部で7つの森を紹介。全体の4分の1くらいか。私が記すとルートガイドではなく、森の歴史と生態系をひもといた。
田中 淳夫: いま里山が必要な理由
名著『里山再生』(^o^)の内容を一新した改定増補版。単行本スタイルに変更し、美しくなった。里山を知るには、まずここから。
田中 淳夫: 森を歩く―森林セラピーへのいざない (角川SSC新書カラー版)
森林療法の成り立ちから始まり、森が人の心身を癒す仕組みを考察する。森の新たな可能性を紹介した決定版。 全国11カ所の森林セラピー基地のルポ付き。
田中 淳夫: 割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題 (ちくま新書)
割り箸を通して見えてくる日本と世界の森林。割り箸こそ、日本の林業の象徴だ!
田中 淳夫: 森林からのニッポン再生 (平凡社新書)
森林・林業・山村は一体だ! その真の姿を探り、新たな世界を描く
田中 淳夫: 日本の森はなぜ危機なのか―環境と経済の新林業レポート (平凡社新書)
かつての林業は木を売らなかった? 真実の日本林業の姿を紹介し、現状と未来を俯瞰した目からウロコの衝撃の書。
田中 淳夫: だれが日本の「森」を殺すのか
誰も知らなかった?日本の林業と林産業の世界を描いた渾身の1冊。
田中 淳夫: 田舎で起業! (平凡社新書)
田舎は起業ネタの宝庫だ! その成功と失敗の法則を探る、地域づくりのバイブル
田中 淳夫: 田舎で暮らす! (平凡社新書)
田舎暮らしは田舎づくり! そしてIターンを受け入れる側の極意を本音で語る
田中 淳夫: チモール―知られざる虐殺の島
知られなかった東チモールと日本の関わりと独立戦争
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「ゴルフ場は自然がいっぱい」を読み終えました。
私は、ゴルフのクラブやボールに触れたことすらないくらい(さすがに見たことはありますが)ゴルフに縁遠いので、ゴルフ場には足を踏み入れたこともなく、ゴルフ場について特に賛成でも反対でもありません。
反対派の声は普通に耳に入っていますので、反対する人の存在は知っていました。
だから、この本の動機となった田中さんの「ゴルフ場って本当に自然破壊なのか?」というのは、素朴な疑問なんだなあと分かります。
で、読んだ後ですが、賛成反対に関しての自分の位置は特に変わっていません。
特に何かを擁護しているようには思いませんし。
ゴルフ場の実態と、それに対してご自分の視点からの提言をされています。
「ゴルフ場に反対!」という人はいるだろうけれど、
「反対!」だけではなく、「私はこうしたらいいと思う。」とか「こうすべきだ。」とかを実現可能な範囲で考えてそこまで言うべきだと思う。
もちろん賛成の人だって、「もっとこうしたらいい。」「いやいや、こっちの方法がいい。」まで考えて言うべきだと思う。
どっちでもない人も、ゴルフ場に解決すべき問題があると思ったら、解決方法を考えるべきだと思う。
ただの「賛成」「反対」とかだけじゃ、ご自分の考えを述べている人に失礼でしょ? と思いました。
ところで、明日は渋谷ですね。
インフルエンザ予防のうがい、手洗い忘れずに。です。
もし、女子高生と握手するようなことがあっても・・・・手はちゃんと洗うんですよ!
投稿: 熊(♀) | 2009/09/18 14:54
ありがとうございますm(__)m
そうか、インフルエンザ対策しないと。東京は人ごみだろうし。
と言っても、マスクしてしゃべれません(笑)。
女子高生と握手……
手、洗うかなあ。
投稿: 田中淳夫 | 2009/09/18 16:25
こんばんは
ネタバレになってはと思って、拙ブログで記事の公開を控えていましたが、週刊誌に書評が掲載されたと聞いて、先程公開&トラックバックさせて頂きました。
理性では田中さんの主張が、「ストンと腑に落ちる」のですが、いかんせん感情は又別だなぁっと。
少なくとも、ゴルフ場がゴルファー以外にも、積極的に呼び込み営業を始めない限りは、私の中の「ゴルフ場不要」の火は消えないみたいです。(笑)
投稿: 飛魔人 | 2009/09/18 23:37
ありがとうございます。(貴ブログのアドレスは……?)まだトラックバックは反映されていないようですね。
ゴルフ場に対する感情は、皆それぞれでよいかと思います。事実関係を真正面から捉える姿勢があれば。
私も、いくら取材でゴルフ場を訪れても、ゴルフをやろうという気にはならなかった(笑)。
投稿: 田中淳夫 | 2009/09/19 00:31
飛魔人さん
>理性では田中さんの主張が、「ストンと腑に落ちる」のですが、いかんせん感情は又別だなぁっと。
理性でも感性でも違和感しか残らないオレですが、たとえば月齢21歳で狂牛病が出ているのに、月齢20歳以下は安全って言われて、納得するのが理性的ではありますまい。情報力さえあれば、これが“政治的に決められた安全”だとすぐ分かる。農薬の安全もその力学が常に働いている。資本主義社会ではその種の事はある意味常識です。感覚的にそれが分かっていれば、感性の反対の方が、科学的には正しい判断をしていることになる。分かりもしない、ちゃんと調べもしないで安全と言い張るのは科学ではない。そうしないと農薬メーカーが食えないだけです。企業は安全性の研究結果を長い間待てない。よって私たちが企業のためにみんなで人体実験に参加しているのでしょう。
投稿: 森林作業員A | 2009/09/19 08:12