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2009/10/06

使い捨て薪ストーブ

急に冷え込んできた今日この頃、またたき火がしたくなってきた。

おりしも長野県大町市で、薪ストーブの普及を目指す「ウッドストーブサミットinおおまち」が開かれたというニュースが流れた。薪ストーブの構造や、薪の調達方法について報告があったそうだ。

以前、このブログで木質ペレット批判?をしたので、私はバイオマスエネルギーに否定的と捉える人もいるだろうが、そうではない。木質バイオマス自体には期待している。あくまで木質ペレット、それも林地残材を元にペレットを作って、林業振興の足しにしようというのはムリだと論じたのである。

そこで、改めてどんな形なら木質バイオマスのエネルギーが使えるか、考えてみると、

まずは木材発電所のような規模の発電設備を備えた施設を建設すること。そうなれば、使えるのは製材屑やチップなどがそのまま使える。

あるいは温水供給のためのボイラー。だがチップボイラーも、それなりの規模の施設でなければ設置できない。が、それでは市民に縁遠い。

そこで考えられるのが薪ストーブだ。一般庶民がバイオマスを楽しむにはペレットストーブよりも薪ストーブ(^o^)。

とはいえ、薪ストーブは、マニアックな愛好家のものとされ、なかなか増えていない。ストーブが何十万円と高く、火付きが大変で、また煙突煤などの掃除も面倒、何より薪の調達に困る……。木質ペレットストーブがのさばってきた(^^;)のも、その間隙を突いてきたようなものだ。

そうした「大変さ」を乗り越え、また薪を手に入れるために山に通うのが楽しい、とまでいう人はいい。だが、一般市民はそこまでして薪ストーブにこだわらない。あくまで趣味として、薪を燃やしてみたいだけ。普段はファンヒーターで、お客さんが来たら薪ストーブで喜ぶ。

では、いかに普及させるか。

考えてみると、たき火が好きだ、やりたいと言っている私でさえ、ひと冬の間に、たき火を行えるのは何十回もない。いや10回越すのも難しい。
同じく、薪ストーブを楽しみたいと口にはするが、本格的な薪ストーブを購入し、薪の調達に走り回るほど本気でない人ならたくさんいるだろう。噂の薪ストーブを、試してみたい、という根性なしの人向けの商品がほしい。

ならば、全部まとめた「使い捨て薪ストーブ・セット」を売り出せないか。

ストーブは、ひと冬保てればよい。その間に火を入れるのは、10回程度を目安にする。だからダルマストーブ的なブリキ製で十分。ただし趣味だから、見かけだけは立派にしたい。そして春が来たら、破棄する。だから掃除もいらない。それに10回分の薪をセットにして販売する。着火材も付けよう。

価格は、できれば1万円~3万円に抑えたい。その程度なら、惜しくないし、一度の薪ストーブを楽しむのに1000円、2000円なら無理しないですむ。ダルマストーブは、4000円くらいからあるから、それに薪を付けてそのくらいの価格にできないか。

これでひと冬薪ストーブの楽しさを感じた人は、いよいよ本格的な薪ストーブを買えばよいのである。10回では足りない人は、追加の薪購入サービスもある(^o^)。

部屋に設置するのも、窓を利用して簡単に煙突を外に出すとか、小さな庭で行えるようにしてほしい。薪は、燃やす時間を考えればスギやヒノキの間伐材や枝で十分だが、一応香りとかも考えて広葉樹材も混ぜる。そして、一本一本能書きを付ける。

……どうだろうなあ。需要ないかなあ。

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コメント

こんばんは

>ならば、全部まとめた「使い捨て薪ストーブ・セット」を売り出せないか。

「使い捨て」とまえはいきませんが、新潟のホンマ製作所が、キャンプ用としてブリキの薪ストーブを販売していますね。
うちの山小屋では、六年にわたって主力暖房器具の大役を務めてくれていますが、そろそろ引退の時期かなぁ。
ただ、”焚き火”の魅力は「揺らぐ炎」にあると思うので、ホンマのブリキストーブはこの点で辛いですね。「炎を楽しむ」という意味では、以前に田中さんが紹介されていた、「焚き火の缶詰」の方が良いかもです。

話しはかわりますが、所謂「団塊の世代」って年代の人でも、焚き火が出来ない人が意外にいますね。こういう人の中で”焚き火”に憧れを持ってる人に訴えかけるという意味では、「樵のロウソク」が良いんじゃないでしょうか。一個\1000ほどなら、お父さんの小遣いで買えるし、加工の手間も無いに等しいし。

うちでは暖炉が10年稼動しています。
冬は毎日使っています。
毎日使っているので問題は薪。
そこで祖父が大活躍
あこがれていた?のか懐かしい?のか、薪集めから薪割り(チェーンソー使ったり斧使ったり)が日課になりました。
毎日ゴロゴロして愚痴しか言わなかったし、意外な効果も(笑


うちでは薪を家の建築現場から廃材や、製材所などからタダでもらってるみたいです。
廃棄にお金かかるから?タダでくれます。
暖炉自体が高いので、薪さえタダになれば灯油代でちょっとペイになるので気分は悪くないです。


うちにくるお客は、誰しも「いいなぁ。いいなぁ。」といっていきます。
ほとんどの人が暖炉とかに憧れているのかも?

つまり、暖炉の80~200万とかいう値段をどうにかできれば・・・。
製材所でレンガの暖炉10万で作ります!
とか
うちのストーブレンタルした場合木材ダタでくれる。
とかあればうまくいくかもしれませんね。
灯油代稼げれば、経済的ですし。
それで少しでも山林に収益が入れば、少なくとも仕事にはならないでしょうか?


長くなってすいません・・・。

薪ストーブのトンデモ価格をなんとかしないと普及しないとほんまに思います。
まさにホンマ製のストーブを、もう少しオシャレなデザインにして、薪ストーブだぞ、と主張してくれれば……(笑)。
そして、薪の供給と組み合わせたシステムをつくらないと、せっかく購入しても飾り棚になっているケースが少なくない。おじいさんの活性化とセットにしてもよい(笑)。

「樵のロウソク」は、私も以前から推奨しているんですが、なかなか広まりませんね。簡単なのに、いや簡単すぎるのかなあ。

薪の供給に関しては、長野県伊那市の
薪ストーブ屋、DLDが面白いことをやっ
ています。
もうご存知かもしれませんが。

目の前にある組合施設には椪積みがあ
まり無いのに、DLDには大量の椪積みと
薪がつんであります。

どっちが組合かわからないほどに。

集合住宅住まいの一般庶民にも導入できるタイプのが欲しいです。

DLDの薪ストーブはステキですが、高いんじゃないですかねえ。とても使い捨てにはできない(^^;)。あくまでコンセプトは安く簡単に、です。
とくに集合住宅でも使えるような薪ストーブ(もどき?)を開発したら普及するんじゃないか、と思うのです。
いっそ「無煙薪」を開発するとか。

若い世代や女性にはすごい人気なんですが、色々な匂い付きの線香のようにはならないでしょうか?

お灸の要領で燃えて、芳香剤をしみこませて燃やすと匂いがでるみたいな。

おがくずなんて有り余ってると思いますし、線香のように先から徐々に燃えるように木材カットするとか。

もうやってるとこあるかもしれませんけど・・・。

薪をアロマ線香のようにしますか(^o^)。
面白いですね。
普通の木でも、種類によっていろいろな香りがありますから、それを宣伝するのもよいですね。

でも、室内でやったら凄く匂いがこもりそう。

こんばんは

「安く、簡単、使い捨て」ってコンセプト、以前に田中さんが紹介されていた、加子母森林組合の「焚き火の缶詰」が、近いのではないですか?

焚き火の缶詰→http://www.mokkouyasan.com/takibi.htm

薪ストーブの運用では、薪の調達も大きな問題ですが、集合住宅での使用を考えると、排気処理と防火対策も悩みどころですね。分譲物件ならともかく、賃貸物件では煙突の工事に制限があるから。

「樵のロウソク」ですが、実際に見る機会が無いと普及し辛いでしょうね。まさに「簡単過ぎて」二の足を踏む様です。

ええ、後で気づいたけど、よく似てますね(^^;)。
ただ焚火は野外が原則だけど、薪ストーブは室内を視野に置いています。それに薪を売ることが目的かな。

樵ロウソクも、焚火系ですね。もっとキャンプ場で売れないかと思っていたのだけど、そもそも焚火させないキャンプ場が多いからね。

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