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2009/10/18

森林環境税は今……

森林環境税が増殖している。

ご存じだろうか、都道府県の独自課税で、実質的に目的税(徴収は、ほぼ県民税上乗せ)で、森林関係の整備に使うことが義務づけられている。
6年前の高知県に始まり、今年の愛知県でなんと30県。だいたい平成17年以降に制定されたところが多く、5年で見直すことから、昨年今年は見直し前の総括を行うところが多い。私も、そこに招かれているのだが、そのため、この税金の意味を考察している。でも、わかんない……(笑)。

北海道や東京都、大阪府、京都府は実施していないので、全部県である。ただ京都府は検討を始めたようだ。また西高東低で、まだ導入されていないのは東日本に多い。

やはり森林環境税を制定した県は、森林面積が割合として多い自治体である。人口が少ないと、集まる税金も少ない。だいたい2~3億円程度が目立つのである。
こうした林業県では、そもそも林業関係の補助金が数十億円ある中で、1割以下にすぎない。焼け石に水というべきかも。

神奈川県、兵庫県、愛知県。ほか福岡県、広島県も100万都市は抱えている。こうしたところは、お金が集まりすぎて、使い道に困っている(^^;)らしい。神奈川県など、川の上流だからと山梨県でも使えるか調査中という太っ腹! 

だが、納税者は、この税金の使い道にどの程度気にかけているのだろうか。そもそも制定時に反対意見が続出した、なんて例は耳に届かない。たいていすんなり課税されているのである。

「森林を守るために」は魔法の呪文のようだ(笑)。

皆さん、この課税をどのように感じていますか? 何かヒントありません? (~人~)\(-_-メ;)

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コメント

田中さんがほしいのは、この税金を払う立場での意見ですよね? 使う方の立場としてはいろいろあるのですが。

熊本県でも導入時にさほど強力な反対はありませんでした。私も県民として500円を払っている立場としては、健全な森を育てた人にお金が行かないのがかわいそうです。最悪の森を引き上げるのには多少役立っているようですが。

使う立場でもいいですよ。
たとえば分散させずに、長期的な目でドンと大きな使い方をするのがよいのか、いやいや、従来の助成制度では手が届かない隙間の弱小に分散させて使う方が価値があるのか……。

たしかに自力で森づくりをしている人には届かず、放置林に使われるというのは、妙な気がします。民主党が行おうとしている農家戸別補償、それも米農家だけ、というのと近い違和感だな。

{民主党が行おうとしている農家戸別補償、それも米農家だけ、というのと近い違和感だな。」私もそう思います。

いざというとき、いいなりにならないと困るのが農林なので、こういう手法で骨抜きにするのでしょう。(言い過ぎ?(笑))

森林環境税は我が県でも施行されていますが、一部が一般財政にも使われている、みたいな話もあり、不透明さが気になります。(先回の審議会で是正案が出ました)
が、もっと気になるのは、根本的な解決策に使う意向が見られない。ということなんです。

大懸案の間伐材有効利用の受け皿ぐらい、どかんと作ったらいいのに。

環境学習や看板たてなんか、そんなものは自主努力で何とかしたら、というところに使われているのが残念。

でも、こういうこと審議会で言うと、まずい空気になるんです。

私も同じことを制定前のシンポで言ったんですよ。当時は小泉政権発足時の熱気があったので、「米百俵の精神で!」とか(笑)。
が、山村代表のパネラーに否定されました(>_<)。

結局、税金として集めた金の分捕り合戦になるんですね。看板とか鎌や鋸の費用に欲しがる。

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