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2009/10/14

木ロウソク・ボイラー

木ロウソク。あるいは木こり(樵)のロウソク、ときには切り株コンロなどと呼ばれるものを知っている人は多いだろう。

ようするに短い丸太にチェンソーで切れ目を十字に入れただけのものなのだが、この切れ目に着火材、あるいは火のついた炭を落とし込むると、この丸太は奥から燃えだす。

Photo                                                 

こんな感じ。

これが、なかなか火力が強くて、しかも炎は外に広がらないから安全だ。上にはそのまま鍋やヤカンを置いて調理することもできる。焚火にもなる。

これほど火付けが簡単で、安全に取り扱える、しかも作るのも簡単! なんだから、大いに普及させたいと思ってきた。

ところが、意外と広がらない。キャンプ場なんかで売ればいいのに、と思うのだが、あまり誰もやらない。何がマズいのか。簡単すぎる? でも、木質ペレットストーブは、薪より簡単なのが売り物じゃないか。それとも、今やキャンプ場も焚火禁止の流れの中で、これも使わせてもらえないのか。

さて、先般の福井県では、山の中に取材に行った。訪れた施設は、なかなか面白い試みをしていたのだが、そこで意外な計画を聞いた。

この木ロウソクを利用したボイラーを作るというのだ。

木ロウソクをボイラー室に放り込み、勝手に燃やしつつその熱を給湯や調理に使えるようにするものだという。

おお、これは盲点だった。どうしても木を燃やすから、嗜好品扱いをしがちだったが、これほど扱いが簡単なのだから、実用品としてボイラー燃料にするのは面白くないか?

薪ストーブや焚火そのものは、火付けが大変だったり、その後の火を保つ管理に人を張り付けないといけなかった。しかし、木ロウソクなら、一つ放り込むだけで、あとは6時間くらい燃え続けるそうだ。これなら山の家とかキャンプ場でも扱えるし、給湯などで役立つ。シャワー設備の隣に、木ロウソク・ボイラーなんて、面白い。

せっかくのアイデアを奪ってはいけないが、これを広めれば、山に捨ててある丸太が活かせるだろう。薪ストーブは、広葉樹材を求められたり薪割りの手間があるが、こちらは、スギでもヒノキでも、よく乾燥させればすぐ使える。

このためのボイラーづくりをできないか。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

 ATOウッドボイラーという商品をネットで見たことがあります。

木ロウソクは、生木でないと燃えすぎるのでは? 私のところでも何回かやりましたが、伐採して間もない木を使ってきれいに燃えました。ボイラーで使うのは問題ないですが。

ATOウッドボイラーは、基本的に薪が燃料ですね。もちろん、これでも木ロウソクが入ればOKです。ようは、薪以上に簡単に燃焼させられれば。

生木で燃えましたか? 私の経験では、見た目は乾燥しているスギ丸太が、なかなか着火せずに、ジュウジュウと樹液がしみ出てきたことがありました。

こんばんは

私が試した時は、三月末伐採の六月実験でしたので、着火には余り苦労しませんでした。
ただ、風が強かったので、ボウボウと炎が上がりましたよ。
普及しない理由を私なりに考えたのですが、「焚き火派」な人って、焚き火を熾す事自体が目的だからじゃないでしょか。私自身、実験をしてから「樵のロウソク」はやっていませんから。(笑)

そうなんですよ。焚火派の人は、火を点けるのが楽しくて、薪をくべるのが楽しいんです。
樵ロウソクが普及していのは、趣味的にしようとしたからではないか。もっと実用性で考えたらいいのではないか、と思って、ボイラーなのです。

たとえば超小型にして、カートリッジボンベのような感覚で樵ロウソクをセットして、上で調理や湯を沸かす装置はどうだろう。

私の教わったのは、切れ目を十字に入れるだけでなくて、丸太の中心にもチェーンソーを縦に入れて空気の流通をよくしていました。なので、私の技術ではちょっと無理。。。

生木だと、周囲はきっちり燃え残って、上に乗せたやかんや鍋が安定して置けて便利でした。

たき火の楽しさとは異質なものという感じはありますね。

 私の町の一部地域は、通夜のときの暖を取るのによく使いますね。今でも。
 近所のキャンプ場で活用しないかと、持ちかけたのですが、お客様の反応がどうだったか。
 また、聞いてみますね。

私も、最初に知ったものは、丸太を縦に切れ込みを入れるのではなく、チェンソーで突っ込み切りしていました。これは面倒なので、単に十字に切れ込みを入れるようになりました。
やはり、この熱源を何に利用するか考えないと、単に面白がってでは利用者が少ないのかもしれません。

面白そうですね。経験がないので、教えていただければ。切れ込みはどれぐらいの深さまで入れるのですか?かなり深くまで入れるのでしょうか?それともごく浅く?
忙しいところすいません。

基本的には、切り込みの底で火種が燃えますから、深い方がいいですね。浅いと、その下が燃えないことがあります。
いろいろ自分で試してください(^o^)。

ありがとうございます。機会があれば、試してみます。

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