四手井綱英氏、死去
京都大学名誉教授の四手井綱英氏が亡くなられた。
彼は、造林学を森林生態学に変え、里山という言葉を造語するなど、日本の森林学に多大な影響を与えた。実は、私が大学の林学科に進んだのは、四手井氏の「農学部」を紹介する本を読んだからである。ある意味、私の将来を決めた人であった。
その人を、私は一度“殺して”しまったことがある。なんと、記事で四手井の名前の前に、故を付けてしまったのだ。なぜ、付けたのかわからない。
もちろん、すぐに陳謝し、直接謝りにも行った。幸い笑って許してくれたが、まあ、気持ちよくはなかっただろう。あの時で80歳を越えていたと思う。それから十数年近くたつことを思うと、本当に長生きしたんだなあ。
最近は、ゴルフ場や森林製作がらみで里山の話をすることも増えているのだが、すると「里山」という言葉の創始者として四手井氏の名前も出てくる。長く闘病生活を送っているのは知っていたが、寝た切りなのに「探偵ナイトスクープ」に登場するなど、ヒョウキンな人であった。
ともあれ、巨星落つ、の感が強い。合掌(-人-)
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