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2009/11/26

ヒノキの簀の子

忙しいと、今晩のメニューを考えるのが唯一の楽しみになる……。

で、買い物先でちょっと寄ったのが、ホームセンター。実は、風呂場の簀の子が古くなったので買い換えようと思っているのだ。探しているのは、ヒノキの簀の子。これまでは難なくホームセンターで買っていた。

ところが、ここんところ、ミョウなことに気づく。ヒノキの簀の子が姿を消しているのだ。
代わりにあるのは、「杉製」と表示があるメイド イン チャイナ。あるいは桐製。

これはスギじゃないだろ! と一目で言いたくなる材質である。おそらく中国スギ、コウヨウザンではないか。以前から、この品質の木製品は見かけていたが、一方で国産のヒノキ製品もあった。だが、今ではヒノキ製が姿を消している。

それも、一つのホームセンターだけではない。アチコチで探しているのだが、手に入らない。ヒノキ製の木製品はないことはないが、簀の子ではなく、値段もやたら高くなっている。

不況下、どうやらホームセンターの仕入れはメイド イン チャイナに絞り出したのではないか。そして国産材が排除されているのだろうか。

私も意地になって国産ヒノキの簀の子を探しているが、未だ見つからず。こうなったら、メイド イン ベトナム(国産材をベトナムに輸出して、向こうで加工して輸入したもの)でもいいから、とにかく国産ヒノキ製簀の子がほしい。

もはや、単純な木製品は国内では作れない時代になるのかもしれない。それなりのアイデア商品、あるいは高度な技術を擁する(と言っても職人技ではなく、加工機械の段階ではないと普及しないが)木製品を生み出さないと国産木づくりの小物が消えてしまいかねない。

たとえば、こんなニュースがあった。三重県尾鷲で、「入浴木」として、直径18センチ、長さ1.5メートルのヒノキ丸太や直径9センチ、長さ22センチの小さな木片を売り出したところ、一年で一万本も売れたというのだ。家庭風呂はなく、入浴施設で人気とか。http://www.asahi.com/travel/news/NGY200911160008.html

なんの変哲もない丸太や木片を「世界遺産(熊野古道)の木で入浴を」という単純すぎるキャッチフレーズで売れ筋にする。

12月5日に京都で「木心知れた女心会議」が開かれる。こんなアイデアを持ち寄って、次回は精査して試作品づくりまで持ち込みたいね。

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コメント

国産材そのものの入手も困難になっているのでしょうか?
茶華道具類や和の室礼には木の需要はあると思うのですが。

なんとしても、中国産の割り箸を席巻するため、国産の間伐材で出来た杉の割り箸を広めたいと考えています。

新しい広告ビジネスで、安い中国産割り箸を国産割り箸にかえる方法を考えています。

12月5日の、木ごころ知れた女ごころ会議,楽しみです。

国産材そのものの需要は、むしろ伸びているんですよ。ただし、合板や集成材、そして無垢製材として。
また茶道具や伝統的な和室のための銘木も多少は残るでしょう。

問題は、細い間伐材や製材後の端材から作る簡単で大量に作られ消費される木工品です。これらが出回らないと、国産材の利益率は悪くなる。
それらが中国などの外材製品に置き換わるのが残念です。

そうした木工品を考えましょう。
高桑先生、女子大生および元女子大生・女子高生をしっかり参加させてくださいね!

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