「日本の森林を考える」の廃刊
会員寄稿誌「日本の森林を考える」の廃刊を知らせる案内が届いた。
この雑誌、以前紹介したことがあったと記憶するが、ようするに林業関係のオピニオン誌である。主に林業関係者、とくに林野庁や林業研究者などに購読者が多かったらしい。それが発行元の財政難と発行人の病気により廃刊することになったという。
年4回で現在で39号。もともと10年間の予定で始めたと聞くから、あと1号、40号になれば満願であったはず。その一歩手前の挫折だけに残念である。
私にとっては、また一つ、執筆舞台を失ったことになる。
これは会員誌であり、別に原稿料を稼いでいた雑誌ではない(それどころか会員費年1万5000円を支払っていた)のだから、これで収入に響くというわけではないのだが、とにかくディープな林業について書ける媒体だっただけに、残念でならない。
今春には「農林経済」が休刊して、大きな執筆舞台を失った。この雑誌も、一般向きではなく、主に官公庁の農林漁業部門や農協、漁協、森組などが講読していたのだが、それだけにダイレクトに関係者に届く媒体だった。それが失われたのだ。
加えて、「日本の森林を考える」がなくなるとなると……。このブログにも書けない堅くて微細な(^^;)、林業論や情報を扱えるところがなくなった。
今や私が、林業について書くところは極めて限られている。たまに依頼があっても、それは初心者向きだったりする。
まあ、私は林業ジャーナリストではなく、森林ジャーナリストなんだから、林業ばかりに傾斜するわけではないが、世の中がいよいよ林業に冷たくなっていくような気がする。
一方で、環境関係では「林業」に注目を集めているのだが、環境のために林業やる、なんて発想は邪道だ。産業なくして林業でなし、である。
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