無料ブログはココログ

本の紹介

« 「日本の森林を考える」の廃刊 | トップページ | シンポジウムの舞台から »

2009/11/14

素敵な小さな町コンクール2

先に提案した「素敵な小さな町コンクール」、まさに思いつきで書いたので、じっくり考察していなかったが、その後少しずつ考えている。

コメントにあるよう、たしかに基準が難しい。そもそも「小さな町」の基準、そして「素敵」と思う基準。それも「旅先の素敵」と、「住んだら素敵」の違いもある。

このところ日本海づいているが、今秋訪れた福井と富山は、常に「住みよいまち」の上位にある。ところが、住人は、あまり納得していないよう(^^;)。

とくに福井で会った女性は、県庁所在地の福井市の中心街に住んでいるにもかかわらず、「何もない町」とのたまい、「買い物は金沢まで行く」とか。やはり人それぞれ求めるものが違うので、基準もさまざまなのだ。

また鳥取は「順調に人口は減っています」という有り様だが、コンパクトで、限界集落のようなところが、町の中心部から車で10分圏内だったりする。そこに悲壮感はない。

そこで少し調べてみると、「東洋経済社」が、「住みよさランキング」を発表していた。引用すると、

「住みよさランキング」は、安心度、利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度の5つの観点から16の社会経済指標――安心度:①病床数*、②介護老人福祉・保健施設定員(対65歳以上人口)、③出生数(出産年齢女性人口当たり)、利便度:④小売業販売額*、⑤大型店店舗面積*、⑥金融機関数*、快適度:⑦公共下水道等普及率、⑧都市公園面積*、⑨転入・転出人口比率、⑩新設住宅着工戸数(世帯当たり)、富裕度:⑪財政力指数、⑫地方税収入*、⑬課税対象所得額(納税義務者1人当たり)、住居水準充実度:⑭住宅の平均延べ床面積、⑮持ち家世帯比率、⑯住宅地平均地価――を採り上げ(*は1人当たり)、各指標について全国平均値を50とする偏差値を算出。各都市の単純平均を指標化したものである。」

だが、私の考えるのは、あくまで「小さな町」である。だから都会を求める人は外して、小さな町=田舎に近い町だ。そして旅先ではなく、住むことが前提。それも、「静かな田舎で定年後は悠々自適に過ごしたい、自然に包まれて暮らしたい、人づきあいは少なく」……なんてことを望むのではなく、活力ある地域であるべきだ。

たとえば自然を利用した産業が盛んか、なんて基準もありえる。農業、林業、漁業のほか、自然観光、食品製造などのベンチャーがあるとか。

もちろんカフェがあることも欠かせない(^o^)。

もう少し、考えないといけないなあ。

でも、コメントでも記したが、「ウッドマイルズ」という木材の輸送距離とエネルギーに着目した指標は、現在かなりの広がりを得ている。京都府などは、これを木材認証制度に取り入れた。このウッドマイルズをリードしているのは、卒論からスタートしたNPO「ウッドマイルズ研究会」である。
http://www.woodmiles.net/

ほかにも「日本で最も美しい村連合」なんてのもある。こちらはNPO法人になっている。

誰か、挑戦しないか?

« 「日本の森林を考える」の廃刊 | トップページ | シンポジウムの舞台から »

地域・田舎暮らし」カテゴリの記事

コメント

加えてほしいのは、地域住民がどこまで行政に参加しているのか、形だけの各種条例やビジョンではなく、それをどこまで地域住民と共同して実行していっているのかということも基準に入れていただきたい。
いろんな委員会に参加させてもらっていますが、どうも文章にするだけ?と思ってしまいます。

私の住んでいるのは福島県なんですが、見渡してみて、活力のある地域は「住みよさランキング」で見ると確かに下のほうだと思います。(住宅水準充実度は高いと思いますが。)
不便なところだから、なんだか底力があって活力があるのかも。っても思いますが。

このコンクールの基準はなかなか難しいですね。

でも、こういうコンクールあったら素敵です。
活力のある素敵なところって、周りはそう思っているけど、住んでいる人たちは一部だけしか気づいてなかったりするので。

東洋経済のような統計数字だけでは面白くないので、もう少し主観的なものも入れたいです。ミシュランのように覆面調査員が回って評価すればいいのかな。

「自然を利用した産業」は必須項目として入れたいです。それをツーリズムのネタにしているかどうかも。

その結果の田畑のきれいさ(耕作をきちんとしているかどうか)とか人工林のきれいさ(立木密度や下層植生が十分か)とか、その辺もぜひ。

こういうのって、自分に有利な制度を作って評価をする側に回りたいです。(などと考えている私は人間が小さいです。)

田中さんへ

これこそ、今の時代は新しいブログ「素敵な小さな町のコンクール」とかを立ち上げて、皆がそれに書き込んで行けばいいのではないでしょうか?

見た人が点数を入れて、相互評価する方式でやればある程度の評価ができませんか?
尺度は、参加者が適当に決めるといいでしょう。
あまり、最初から杓子定規なのもどうかと思いますから、ドンドン参加者が面白い尺度を導入するのも面白いかもしれません。

例えば、
コンビニがない不自由度:+5、とか
限界集落度:+3、とか
住民の親切度:+1、とか
のんびり度?:+1、とか
定年退職者受け入れ度:+1、とか
外国人受け入れ度:+3、とか
美味しいものあり度:+5、とか
自然度(森や川):+5、とか

各自がいいと思える尺度をドンドン提案して、他の人がそれに同意すればドンドン使うようにして、あまり人気がない尺度は使われなくなりますから、半年もすれば皆が納得できる尺度が出そろいませんか?

面白い企画になリませんか?
これからは、新聞、雑誌よりもブログが主流になりそうですよ! 
何しろ、どこからでもアクセスできる事と、無料ですから!! 面白い情報をドンドン集めましょう!


近くにお店がない

活発な意見をありがとうございます。

気がついたのだけど、基準とは別に調査方法も決めなくてはならない。単に指標数字を観るのではなく、やはり現地を訪れて調べるべきだろう。

たとえば自薦他薦で上がってきた候補の町に、調査員が訪れる。覆面でなくてもいいと思うが、基準となる指標を確認するとともに、やはり調査員自らが住民と触れ合い町を歩くことで、その特質を読み取り、採点に加味する……。とくに移住者の声を聞くのはいいかもしれませんね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/46757510

この記事へのトラックバック一覧です: 素敵な小さな町コンクール2:

« 「日本の森林を考える」の廃刊 | トップページ | シンポジウムの舞台から »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

森と林業と田舎