年の瀬の展望
いよいよ年の瀬も押し迫って、何か今年を振り返るとか、来年以降を展望することを書こうと思ったのだけど、新パソコンへの移設に追われて何も考えられなかった(^^;)。
思いつくまま書けば、今年は2冊出版したから、来年は出版できるかな? という、そこはかとない不安(笑)。
ただ3月には、生駒山の本が出る。これは私の著作というわけではないが、共著にはなるだろうか。
林業界に関しては、政権交代後もあまり新たな動きは見えない。自民党時代の焼き直しのような政策で、やたらドイツの臭いがするくらいだ(笑)。
民主党も、林業を産業と思っていないのか、山ばかりに目を向けて資金投入を行いそうだが、もっとも必要なのは出口開拓だろう。そもそも木材の需要そのものが大きな曲がり角に立っていることに気づいているのだろうか。
今年の住宅着工件数は、とうとう80万戸レベルに落ち込んだ。ここ数十年、どんなに下がっても100万戸の線は切れなかったのに、とてつもない落ち込みだ。しかも木造住宅も減少傾向にある。そして、イマイチ精彩のない国産材の流通事情。
「森林問題は林業問題で、林業問題は山村問題」と私は常々言ってきたが、実は「山村問題は都市問題」でもある。林業でいえば、消費を無視して立ち直るはずがない。
こうした中で、林業をどう支えるのか。私は、少し距離をおいて眺めてみようと思う。
もちろんウォッチングは続けていく。
ただ、私はどこまで深入りするべきか迷いを感じる。このまま林業・木材産業に足を踏み入れ続けると、業界ライターになりかねない。
私は、常に世間に逆張りすることで生きてきた(^o^)。世間が、私に林業界ウォッチャーと位置づけるのなら、それから離れようかな、と考えてしまうのである。オイオイ
それから、「土倉庄三郎」をなんとかまとめなければいけない。こちらはプレッシャーのようなものを感じるが、肝心のパソコンのワープロがちゃんと動かないので、年末年始にできることは、どっさりたまった文献を読み返すことだろうか。
土倉を通して明治期の日本の林業を見つめることで、新たな何かをつかみたい。
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