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森と林業の本

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2009/12/23

東京学芸大生の感想

年末の祭日ともなると、皆さん忙しいのかどうか、ブログのアクセス数も減り、私としては無理に更新する必要はないと思いつつ、何やら無言のプレッシャーを感じるなあ。

で、11月に行った東京学芸大学の講義に関する学生からの感想が届いた。東京学芸大学の客員教授になった私としては、やはりシッカリ目を通さなければなりません(笑)。

内容は、次の三つ。

①今日の講義の感想  
②今日の講義を聞いて、環境に対する考えに変化があったか?
③今日の講義の内容でさらに詳しく聞きたいと思った点

受講生は、環境学専攻もいれば、全然関係ない学科の生徒もいるのだが、概して「森林の常識が覆った」と記している。現在の日本の森林は量的には豊か……江戸時代の方が禿山だらけだったことに関しては、ショックを受けた模様。

ほか、林業に興味を持ったという人も少なくないが、みんな一様に触れるのは「割り箸」と「ゴルフ場」である。どちらもサワリ程度であるが、結構インパクトがあったらしい。だったら、両方のテーマを扱ったちくま新書は、もっと売れてもらわんと困るなあ(笑)。

いずれにしても、割り箸が悪だという見方に変化が出たとしたら、私の思いが通じたことになる。個別の情報よりも、まず考え方をさまざまな角度から見ることが大切だろう。

と、なかには講義のあとに、私が出たテレビを見た人がいて、「割り箸反対論を唱えている人もいた」と報告している学生もいる(^^;)。

ちょうど、来年1月2月には、また東京で講座を開く機会があるから、今回の感想を糧として次のネタを仕込んでおこう。

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