September 2019
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

森と林業と田舎の本

« 土倉庄三郎の末裔 | トップページ | 東京学芸大生の感想 »

2009/12/22

ロシア製割り箸輸入

読売新聞ほかのニュースによると、鳥取にロシア製割り箸の輸入が始まったようである。 

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20091218-OYT8T01354.htm

鳥取県倉吉市の割りばし製造卸「丸十」が、ロシア・ウラジオストクのリサイクル業「プリムブトルトツェべットメット」から輸入したという。この会社は、ロシアで森林伐採権を持ち、2007年から木材加工工場でシラカバなどを使って割り箸を製造していて、製品の70%を日本に輸出している。

これまでは韓国釜山経由だったものが、この度ロシアと韓国と鳥取を結ぶフェリーが就航したのに合わせて、割り箸を扱うようになったもの。この利用で輸送コストは約2割安くできるという。

中国が割り箸生産縮小の動きを見せたことから、日本の割り箸を扱う商社が生産拠点をベトナムやロシアに移す動きは以前から広がっていた。近年はロシア産が増加しているのは聞いていた。
今回は、直接ルートで輸入できることになったということだろう。コストが安くなったということは、価格も安くなるのかもしれない。

これまでなら、国産割り箸の売行きに響くことを心配しなくてはならなくなったが、今や樹脂箸の増加で中国製も含めて割り箸が追いやられつつある状態。とりあえず輸入品であろうと、割り箸の供給が増えることは朗報と言えるだろう。

ただ、こうして輸入した割り箸も、本当に売れるのかが心配。
今の不景気は、人件費を圧縮するから、外食産業は樹脂箸を洗浄する手間を気にしなくなっている。(ありていに言えば、従業員をこき使える)。もし、景気が回復基調に入れば、扱いの簡単な割り箸が復権すると思うのだが……。

一方で、石油製品である割り箸をエコだということに疑問を持つ人も少なからず現れている。この意識を育てることが、国産割り箸の復権につながると思うのだが。

« 土倉庄三郎の末裔 | トップページ | 東京学芸大生の感想 »

割り箸」カテゴリの記事

コメント

突然のコメント失礼致します。
鳥取のサイトを運営している者なのですが、失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
もしよろしければ、相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://ken.link-z.net/tottori/link/register

ご迷惑でしたら申し訳ございません。よろしくお願いします。
ppP

田中様


私としては、安いロシア産の割り箸が輸入されのは好ましくないと考えます。
中国産もそうですが、ウッドマイレージが高く、かつロシアの白樺を伐採した後は森林はどうなってゆくのでしょうか。
このロシア産白樺割り箸は、以前は中国経由で輸入されていたものが、直接輸入されてくるのではありませんか?

それよりも、国内の切り捨てられている間伐材から割り箸を生産する仕組みを作り出して、国内林業の活性化と日本の森林の再生を促進する道が正しい取組みと考えます。

また、以下のような表現がありますが、石油製品である樹脂箸の間違いですか?

「一方で、石油製品である割り箸をエコだということに疑問を持つ人も少なからず現れている。」

「割り箸1膳の革命ー使って減らそう二酸化炭素」を進めている者より

もちろん国産割り箸が増える状況がもっとも好ましいと言えます。
が、樹脂箸の増加は想像以上で、「割り箸」という存在を忘れさせるほどです。その中で、とりあえず中国産であろうとロシア産であろうと、割り箸文化(もっと言えば、木の箸の文化)を存続させるものとしての役割があろうかと思います。現実に国産割り箸では需要を賄い切れないのですから。

ちょうど中国産木炭が、日本の木炭利用を支えた事実と重なっているように。中国産木炭が茶の湯や炭火焼き料理などを支えたおかげで、その後国産木炭の復活(微々たるものだけど)までつないだように。

ちなみに「石油製品である割り箸」は「樹脂箸」の間違いです。

田中様

「樹脂箸の増加は想像以上で、「割り箸」という存在を忘れさせるほどです。」
という点は、同感ですし、危機感を抱いております。

授業では「森林からのニッポン再生」をテキストにして、模擬試験を2回行い、本試験でも出題させて頂きますが、学生達は割り箸が中国産であることすら知りません。
かくいう私も、田中さんが書かれた「割り箸はもったいない?」を読んで、目から鱗でした。そこで、2年前から吉野杉でらんちゅうの割り箸を作らせたり、授業で割り箸のことを調べさせて、大津市で開かれた「環境フォーラム」や京都市で開催された「環境フェステバル2009」で発表させたりしております。

また、私のクラスやゼミ生の署名を集めて、学長宛に学食の割り箸を国産の間伐材で出来た割り箸に変えてくれるようにお願いを出す予定です。
中国産よりも安い値段で、国産の間伐材でできた割り箸を供給するシステムを大阪のライフ・ワークスという会社が考案しました。食卓エンターという広告付きの割り箸です。

その仕組みは、広告主に広告の書かれた国産の割り箸と割り箸袋をセットで10円で購入して頂きます。次に、それを外食産業に0.5円程度で購入して使ってもらいます。
ポイントは、中国産よりも安い価格で国産の間伐材で出来た杉箸を使ってもらうことで、外食産業は今までよりも安く仕入れが出来て助かりますし、広告主は年齢層、性別を考えてターゲットを絞り、テレビや新聞よりも宣伝効果が良い広告媒体として、この箸立ての付いた食卓エンター箸を利用できます。

もちろん、使用する消費者は安全な割り箸を使えると同時に、箸袋に印刷された広告から情報を得ることが出来ます。

26日の土曜日には、その食卓エンター割り箸を生産して頂ける、金沢市にある年間1千万本生産できる中本製箸株式会社に学生を引率して出かけます。百聞は一見にしかずです。

林野庁の外郭団体? NPO活き活きネットワーク、の作成したポスターは、ナチュラルメイクの女性が割り箸で梅干し?あるいは日の丸をつかんでいる写真に、
「これって国産の割り箸かな?→その「木づかい」がとってもエコです 温暖化防止へ。木づかいニッポン。」
と、まるで田中さんの考えたキャッチコピーのようなものが書かれています!

このポスターをあちこちに配布しようと考えています。

割り箸文化の大切さに目覚めた一人の男より。

ご努力、業界に成り代わりまして感謝します(^^;)。

マイ箸が、伝統的な木の塗り箸なら、あまり声を上げて異議申し立てをする気はないのですが、よりによって樹脂箸であることに発想の貧しさを感じます。
東京学芸大の学生の感想にも、単純に割り箸は木だから悪、だからプラスチックの箸がよい……と考えていたことを記しているものがありました。
この手の短絡思考を、教育現場で正してください(^^;)

田中様

本当に残念な事に、世の中にはプラスチックにペンキを塗っただけの樹脂箸の方が、エコだと考えている方が多いようです(?|?)

木の割り箸は山から伐り出すので大変だ?とか、いくら樹脂箸は洗浄や殺菌、乾燥にエネルギーを使用しているし、衛生的でないと説明してもまるでわかっていない方(一応、環境教育を担当している方ですが(汗))がいて驚きます。
樹脂箸は4、5年は使えるだろうから経済的だとか、いわれますが、本当にそんなに長く使えるのでしょうか?大変疑問だと思いますが、データーがないので反論できません。何かデーターはありませんか?
樹脂箸は、いまやマルシェとかホテル等あちこちで使われていますね。

日本の食文化でもある割り箸を止めて、樹脂箸がいいと短絡的に?考える学生や先生が多いように思います。

データーを取った訳ではありませんが。と、書いてから思いました、一度、割り箸に関する日本人の意識調査をやりませんか? 大々的に。

突然失礼致します。割り箸について調べておりましたら、偶然こちらのブログを拝見いたしました。国産割り箸と袋のセットはどこで購入できるのでしょうか。小規模ですが、飲食店を経営しております。ご教示いただけると幸甚です。

鳥居さくら様

ブログを読んで頂きありがとうございます。

実用新案の箸立て付きのワリバシセット(食卓エンター)のご使用については、以下の会社にお問い合わせ下さい。
その際に、メールで山本忍社長に私から聞いたとおっしゃれば、話が早いと思います。
よろしくお願い致します。

ライフ・ワークス(株)のHPです。
http://www.life-w.com/html/kaisya-annai.html

 今思いついたのですが、割り箸って、災害炊き出し用には必需品ではないでしょうか。大規模地震の時など、水は出ないコトが多いでしょうから・・・・。
 使用後は、燃料にもなりますしね。使用後に炊き出し用の燃料や暖の一部になる。そんなこと思いつきました。

誰がブログ主がわからない(^^ゞ

鳥居さくら様。
国産割り箸は、最近では100均ショップでも扱っていますが、飲食業をなされているのなら、やはり問屋を通した方がよいですね。
具体的に紹介するのは難しいですか、高桑さんの取り組んでおられる事業のほか、ネットで検索すると割り箸問屋が何軒か出てくると思います。

割り箸文化を守ることにご協力ください。それこそ、災害用にもなる割り箸を絶やしてはなりません(^o^)。

ご返答ありがとうございました。私には割り箸は欠かせません。お任せ下さい!というには余りに弱小ですが、使い続けます。余談ですが、国産材料を使った軽量、防水のテーブルも探しています。軽量というのは、本当に難しいようです。高桑様の事業にご連絡をさせていただきます。とても楽しみです。ワクワクしてきました。

国産材料・軽量・防水ですか。防水は塗料で決まるとしても、なかなか難しい条件ですね。

桐材でテーブルを作っている工房がありますが、そうした家具でもよいでしょうか。よろしければメールください。

田中様

思わず田中様のブログをハイジャックした内容になり、大変申し訳ありませんでした。m(^|^)m

鳥居さくら様、
国産間伐材の割箸を使って頂ける事業に参画して頂けたら望外の喜びです。じつは、京都のとある銀行やとある行政機関でも、この食卓エンター箸を使いたいと申し出があります。
ぜひ、広告主なり使用者なりとなって頂けたら嬉しいです。

おはようございます。ハイジャックの一味となりそうな鳥居です。ライフ・ワークス(株)様よりご連絡を頂きました。早速サンプルをお送りいただけるとの事で、喜んでいます。私のような零細企業にとっては、経費と自分の主義主張との折り合いをどこでつけるかが、難しいところです。ただの冷やかしとなってしまったらどうしようと、悩んでいます。その時は、どうかお許し下さい。

田中様
はじめまして。ロシアから割箸を輸入している丸十です。最近までこのブログの存在を知らなくて失礼しました。これからも色々と御指導お願いします。
ところで、割箸の消費量ですが、日本で、250億膳、中国では、1000億膳、合計1250億膳と
推定されています。これだけの割箸を作るのにどれぐらいの木材を使用するのか、またその量は中国で
伐採・輸入される木材の何%ぐらいになるのかの話
が、無いように思います。この数字を押さえておくことが、大変重要なことのように思います。
0.022%(計算式は当社ホームページをご覧下さい)が、割箸用として使われています。40年前
当社も国内で製造していましたが、そのときの比率が0.02%。比率は昔と変わらないようです。
単純に一本の木を見てみても、当然ですが根元太く
上は細くなっています。建築用材になる部分と紙パルプにしか利用できない部分があります。建築用には少し細いし、紙にするにはもったいない。そんな
太さの木を、割箸製造に使っていました。
割箸を議論するには、0.022%と言う共通認識が、前提になればと思っています。

岡野様 記事の引用失礼しました。

割り箸の消費量は、私の情報では昨年で200億膳を切っています。中国が1000億膳使っているというのは初耳です。何か資料ございますか?
私が執筆時に得た情報によると、生産量が400億膳程度で、そこから日本に6割、250億膳近く輸出しているから中国内消費量は160億膳くらい……というものでした。その後、増えている可能性もありますが、中国政府は割り箸を締め出そうとしていますね。
また現在は竹割り箸も増えていますから、木の割り箸は全体の6,7割ではないかと思います。

いずれにしても割り箸に使われる木材は微少です。

田中 様
中国のことはなかなか調べづらいですね!
中国国内の消費量の件ですが、これは、日本国内の
中国と取引がある問屋さんからの情報です。
いろいろありまして、300億・500億・1000億と、いろいろな話があります。どれも確たる
資料があるわけではなくて、そう聞いている程度の
ものです。しかし、どの問屋さんも、日本の倍以上
は、使っているのではとの話です。当社が1000
億膳、また国内250億膳を使用しているのは、
一番多く製造したとして、どれだけの木材を消費しているのかを、見ていただくために使っています。
今、中国の工場何社かに聞いていますので、何か
判れば、お知らせします。

財務省の輸入統計による、21年の割箸数量は、
木材の箸 
3,725,783ケース(186億3000万本)20年比15%ダウン
竹箸
1,151,759ケース(34億5500万本)20年比11%ダウン
です。
(木・1ケース 5,000入  竹・1ケース 3,000入)

こちらの数字を使うと比率がもっと下がりますね!

日本に輸入されている割箸のうち竹箸は15.6%に
なります。ご参考までに。


 この前、ばあさんとそば屋に行ったときに、国産の(たぶん)テンスゲ割り箸をえらく気に入って持って帰りたがった。使ってから持って帰ればよい、といったらもったいなくてという。
 仕方がないので、1膳余分にもらった。
 使った方も持って帰るのかと思いきやそれはいらなくなったらしい。

 ばあさん、テンスゲの割り箸の美しさと食べやすさにすごく期限が良かった。割り箸で食べるそばはおいしい。家族でそんな気を強くもった1日でした。また、行こうと思っています。少し高いけど。

 あまり関係のないコメントになってしましました。すいません。

岡野様
詳しい数字をありがとうございました。これによると、昨年の輸入量は221億膳くらいになりますね。竹箸を引くと、190億膳くらい。そこに国産の数億膳を加えると200億膳に少し欠ける程度か。

ただシラカバなどの割り箸と、スギやヒノキの箸は全然世界が違うように感じます。

ロシアから割りばしを輸出したいと言われてます。何も知らない世界ですのでネットで検索中にここ着きました。

日本の割り箸事情は分かりませんがロシア側の事情は現地の工場を見学して多少なりに理解してます。

建築材料には向かないアスペン材を使って二つの工場で作ってますがとてもシンプルな工程です。ロシアでは捨てるだけのアスペン材がエコに関係するかどうかは私には理解できません。
でも、箸を作ることで労働者が生きる糧にしてるのも事実です。

随分古いエントリーにコメントを付けてくださいました。
 
日本の割り箸消費量は現象の一途をたどっているようです。一方でロシア製割り箸事情も、すっかり変化したことでしょう。

どのような事情かわかりませんが、割り箸を日本に輸入したいのなら、それなりの卸し業者を通さないと難しいでしょう。日本割箸輸入協会というのがありますから、そこの加盟社を当たってみるのはいかがですか。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロシア製割り箸輸入:

« 土倉庄三郎の末裔 | トップページ | 東京学芸大生の感想 »

無料ブログはココログ

森と林業と田舎