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2009/12/28

中学生の来訪

今日、千葉県から中学2年生が訪ねてきた。

授業で森林問題のレポートを書くので、取材したい、教えてほしいというのである。

最初メールが来たときは、遠いしメール交換しましょう、と提案したのだが、年末年始に大阪の祖父母の家に行く、というので本日面会したのである。

いやあ、私も中学生に取材されるような身分になったか。
しかし、メールの文面はしっかりしていて、中学生とは思えないほど。以前の大学生とは大違いである。私は、基本的に相手の年齢に関わりなく対応するつもりである。失礼なメールには、徹底的にたたきのめす返事を書くし、真摯な様子がうかがえれば、こちらも真剣につきあう。

で、駅前であうと、ちょっと意外。まさに中学生がいた(笑)。

いや、大人びいたメールから想像していたのに反して、いかにも中学生。体も小さいし、自信なさ気な様子。かなり緊張しているらしく、最初は声が震えていた。

それでいいのだよ。

まったく緊張せずに、なれなれしく?話されても困るし、あまりに大人びいていても、私の方が引いてしまう。

喫茶店で「取材」を受ける。森林に対する基礎知識は足りないから、それなりに言葉と説明方法を考えて応える。日本の森林問題と世界の森林問題の違い、歴史的な森林の変遷。自然界と経済のつながりと循環。林業を通しての人間社会と森の関係。
私の話は、なかなか小難しいから理解してもらえたかどうかはわからないが、私なりに最善を尽くしたつもりだ。

彼は、とくに森林が好きだとか、山登りやキャンプなど森林・自然に触れ合う経験があるわけではないらしい。それではわかりにくいだろう。

そこで、即席に森林体験をしてもらうことにした。幸い、生駒は駅前から徒歩5分で森の中なのだよ。滝だってある。

人工林、照葉樹林、落葉樹林の差。生態系の世界。森林療法まで含めた、簡単な森林環境教育になった(笑)。口数は少なかったが、何か感じてもらえただろうか。

考えてみれば、授業で出されたレポートのために、本を読んだだけの人を訪ねてみようと考えたのは、非常に勇気のいることだろう。自分の中学時代を振り返っても、そんなことをする自信はない。

森林のことだけでなく、この経験、今後に役に立つかな?

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コメント

田中様

そうですか!
中学生が取材でくるとは!
熱心なファンが出来てよろしいですがな。

森林環境教育は、やはり実物を見ながらしないとあきませんね。

すばらしい体験をした中学生のレポート?
楽しみですね。

ファンというより、レポートのために見知らぬ人に会おうとする姿勢に感心しました。

また、そうした授業を行う学校側も立派です。
なんでも、文書の引写し的レポートには、ちゃんとチェックが入るのだそうです(^o^)。大学でもやってほしいね。

田中様

「ーーー、文書の引写し的レポートには、ちゃんとチェックが入るのだそうです(^o^)。大学でもやってほしいね。」

大学生のレポートは、このところcut & paste で提出されるものが多いようです。先生方も困っています。

◯◯について調べなさい、式のレポートは時代遅れです。
逆に、キーワードをいくつか与えてそれで文章を書かせると理解しているかどうかが、はっきりと出ます。

それどころか、文章を自分で書けない学生も増えているようです。どこでも、大学生の学力低下に悩まされているようです。

そんなご時世に、田中さんの本を読んで著者に体当たりしてくる中学生はすごいです。少しでも、大学生にも見習って欲しいものですね。

最近の大学生は、引っ込み思案ですから。


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