日本一のチェンソーアートの街?
先日訪れたのは、長野県上田市。真田一族の土地(といっても、戦国時代までだけと)として知られる。
まあ、真田家の話は別の機会として、この街で目立ったのは、なんとチェンソーアートであった。
とにかく、街角にチェンソーアート作品が目立つのだ。クマが多いが、フクロウも。だいたいお店の看板になっているケースが多いが、一般住宅の玄関にもあったりする。
「日本一、(木の)クマが多い街です」と紹介を受けたが、あながち誇張でもないだろう。
とくに古い町並みが残る柳町通りには、ベンチと組み合わせた作品があり、お年寄りが座っているのがよく似合う。
なんでも、この地にはチェンソーアートを行うメンバーが何人かいて、彼らのつくった作品が各地に寄贈?されているらしい。正直言って、各作品の出来は???であり、本格的に学びたければ「○○チェンソーアートスクールへ」と言いたくなるのだが(笑)、それでもこれだけの数となると、街の景観にかなりの影響を与えているように思う。
折しも、上田市では、「景観木工」を唱えて木の街づくりに動き出したところ。真田の城に似合う通りにすることを目指している。
チェンソーアートをエクステリアや景観に利用することは、私も以前から提案してきたが、奇しくもここで一歩進んでいる事例に出会うことになった。
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こんばんは
「チェンソーアートで地域起し」ですが、例の根羽村も一昨年だったかな、商工会と森林組合で取り組んでいるのですが、端から見ると「何がしたいの?」状態で。
二枚目の敬礼してる爺ちゃん、良い味出してますね。「腰を降ろすのを躊躇う」アートよりも、気兼ね無く座れる「ふつー」のカービング作品の方が良いのかもしれませんよ。
投稿: 飛魔人 | 2010/02/03 01:41
木のベンチは、なんだか座りたくなる風情があります。
観光客というより、地元の人に溶け込むことが大切ですね。
投稿: 田中淳夫 | 2010/02/03 18:04