志賀島の金印
福岡では、帰る前に志賀島にわたって(といっても道路でつながっているが)、v古ぼけた資料館で「漢委奴國王」の印を見てきた。もちろんレプリカだけど。
漢の光武帝が日本からの使者に下賜したとされるものだ。
が、実はこの金印にはかなり疑問があり、偽物説も根強い。だいたい、江戸時代とはいえ、どこから掘り出されたかもはっきりせず、発見過程も、その後の鑑定も、非常に怪しげなのだ。
とはいえ、今や国宝である。誰も訂正できない(^^ゞ。
実は、樹木の世界にもよく似た話はいっぱいあって、奈良県の名勝・又兵衛桜(後藤又兵衛にちなむとされる桜の大樹)も、真っ赤な偽伝説だそうだし(植えた人は、今も生きている)、縄文杉の年代といい、たいていでっちあげ。
それでもいいのだ。
楽しめたら(^^;)。
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