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森と林業の本

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2010/01/04

朝日新聞一面に「四万十式林道」

全国版ではどうか知らないが、今日の朝日新聞朝刊〔関西版〕のトップ記事は、「四万十式林道」だった。

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見よ、一面のトップ記事だよ。

よほど、話題がないとしか思えない(笑)。

四万十式と呼ばれるのは、正確には作業道であって林道ではないが、それはともかく、こんな専門的な、業界用語的なことを一面とは。

内容的には、専門家からするといまさらではあるが、それを一般向きに書いたことはよい。多少物足りないというか、欠けている部分もあるが、まあ、いいだろう。記事はべたぼめだ。エコだ低コストだと、よい部分ばかり並べている。

しかし四万十式作業道には、林道の大御所から猛烈な反発があることを知っているのだろうか。これ読んだら、また怒り狂う人が出るんじゃないかなあ(笑)。

今頃、編集局には抗議が寄せられているんじゃないだろうか。

それにしても、トップ記事だよ。

それほどニュースバリューがあることなのか。正月明け一面にふさわしい「明るい話題」だと考えたのだとしたら、整理部の見識が…。謎が謎を呼ぶ、記事である(爆笑)。                        

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コメント

久しぶりにコメントさせていただきます。

お察しのとおり、この記事掲載の件で1時間あまり、雪隠詰めを食らった人がおられました。

そしてその影響は、ほとんどの林業関係者にも及ぶこととなりそうです。

本日、雪隠詰めを食らった当のご本人からお聞きしました。

あとは察してください。( ̄ー ̄)ニヤリ

森林・林業再生プランでは「低コストで崩れにくい路網のの普及」がただちに取組みを開始する項目のトップに上がっていますし、一応農水省関連では最重要政策のひとつとしての扱いなんでしょうね。

一般紙のトップ記事にするまでのネタかと問われれば、確かにご指摘の通り(笑)

作業道作りの技術は、現場に合わせて各手法のいいとこ取りをすればそれで良いのではと思うのですが、何故対立になっちゃうんでしょう。

いやあ、私の「予言」が当たったか(^o^)。て、喜んではいけないけど、新聞記者は知らぬ存ぜぬで逃げるだろうな。

いまや作業道の作り方は流派のようなものが生み出されてしまったのかなあ。いっそ、各流派が集まって会議でも開けばいいのに。
でも、この方法が絶対、という考え方は危険です。それぞれのやり方を尊重してほしいものです。

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