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2010/02/17

林業・建設業の協同組合

林業側の人手不足・後継者不足が言われ、また先端の機械化林業に従来の林業従事者が着いていけないと言われる昨今、建設業の新規参入が何かと話題になる。

それは建設業にとっても、公共事業の激減の中、新たな仕事を求め、雇用を維持しようとする試みではあるのだが……。

なかなかうまく行かないのは知ってのとうり。この件では、以前も本ブログで論争?になったこともあったかのように思う。

そこに、こんな地域も現れた。

「たかやま林業・建設業協同組合」の結成だ。詳しくは、こちら

岐阜県の高山地域で、林業と建設業が、一緒に協同組合を結成して、森林整備や作業道の整備、さらに施業の集約化にも取り組み、そのための協同受注を計画しているのだ。

ある意味、まともに林建協働に動き出した希有な例、いや初めての例かもしれない。

私は、こうした動きに基本的には賛成だが、前からコメントしているように、建設業にとっての林業参入は、単なる少なくなった仕事の穴埋め気分では無理だろう、ということだ。似て非なる仕事だから、町の建設の仕事がないときに山に入って……という覚悟では、赤字になりかねないし、作業員を危険にさらすし、山も痛むのではないか。
どこまで本気に参入するつもりで、山仕事の特異性を勉強して身につけるか。従来の公共事業と比べると極めて安い金額だろうが、腰を落ち着けて取り組むか、が重要となる。

同時に、林業側も排他的であってはならない。重機の扱い方では、建設業者の方がうまい可能性も想像できるが、仕事を奪い合う関係になっては、良い結果を生まないだろう。

そうした点でも、今回の協同組合結成は、試金石。今後の進展を注視したい。

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林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

そうですね。確かに高性能林業機械は要するにユンボですから、建設業の経験者のほうが上手でしょうね。
私は、スイングヤーダを担当していましたが(今は保安林、つまり切り捨て間伐担当)、機体の基本的な操作よりもウィンチの操作ばかりやってました。
作業道の開設や荷重の見極めなどは、建設業の経験者に学びたいですね。

中村さんのような、前向きの方々が多ければいいんですが(~_~;)。概して建設業の参入を嫌がる林業関係者が多い気がします。
しかし、山のこと、木のことは圧倒的に林業者の方が詳しいのだから、教え合う関係になってほしいですね。

4年前に木材を特殊加工する宮崎ミロク協同組合を木材業の仲間と立ち上げました。その仲に建設業が入っているのは、ちょっと異質のようにも思いました。小さい売り上げではありますが、着実に伸びてきています。まだまだ本格的に行うには、時間がかかりそうです。

13年前から作業道開設事業も他の建設業が嫌がる中、独自の技術で進めています。最近は、建設業の新しい仕事として注目しているようですが、危険な仕事には代わりありません。毎朝礼は、事故のないようにと祈るような講話しかできない自分です。

公共工事の夏枯れ(こんな言葉も死語ですが…)の時期に作業道をと考えてほそぼそと取り組んでいましたが、まさかこんなに全国的に急展開するとは???

行政の人に言いたいのは、安直に業種転換ではなく安全面の技術などが確立するようにはじめの「地ならし」に予算をもっとかけるべきではないでしょうか?

そんなことにならないことを信じています。林業作業者の労務災害が増加しないような対策が一番大切なような気がします。

安全の問題も、あまり論じられていませんね。

でも林業界は、安全に関して意識が低い気がする。慣習でやっているだけのところが散見する。

もっとシステマティックに安全管理しないと。土木建設業界を見習う点があります。

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