庭木の伐採
庭木を伐採した。
我が家の家の前の道を拡幅することになった。そこで我が家の庭も削られるのだ。
最初の話だと、ほんの数十センチだったのだが、いつのまにやら最大3メートル近くになってしまっている。これも迎えの家がごねたことと、拡幅分以上に擁壁を築くために基礎を掘り下げるためである。
そのため庭木の大半を伐採して、庭そのものも3分1ほど失うことになった。ほとんどを私が苗木や種子(ドングリ)から育てたものである。伐採することは了解したのだが、木にかかる、いや気にかかる木が一本ある。
その木は、今の家に引っ越す前の家から持ってきたものだ。
当時はマンション住まいだったが、ベランダが広く、そこにプランターを置いていた。するとそこに、我が娘が生まれた年に勝手に生えてきた芽なのである。
草ならともかく、樹木の種子が飛んできたのか、あるいはプランターに入れた土に埋没していたのかわからないが、とにかく縁起がええわい、とそのまま育てている。
そして引っ越してた時に庭に植え直した。それが今や高さ5、6メートルになっている。実は樹種がよくわからない。ヒサカキに似た葉なのだが、どうも少し違う。調べないままで今にいたっている。
で、どうするかと悩んだが、娘が伐るな、というから植え替えを企てた。しかし、運ぶところもないから庭内移動するつもりだ。
そして昨日掘り出したのだが、広がる根をいくら伐っても動かない。どうやら太い直根が伸びているらしい。それも幹なみのが……。切るに切れず、深さは何メートルにもなりそう。
必死で掘り返したが、とうとうギブアップ。切り倒す決意をした。
久しぶりのチェンソーを使うと、あっさり10秒とかからず倒れた。そして隣の家に転がり込んだ(~_~;)。焦って、回収に行く。
それにしても、重くなった。娘以上だ。
せっかくだから切り株を薄く輪切りにした。
こんな状態。直径は、約14センチ。年輪は薄く見えるが、数えていない。娘と同じ年のはずだけど。
記念のコースターになるだろうか。これで、娘に納得してもらわないと。
一応、伐った梢など元気そうで生長点のありそうな部分を挿し木しておいた。つくだろうか……。
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それは、それは悲しい作業でしたね。
どんな葉っぱか写真に掲載して頂ければ、樹の種類を判定してみますが。
投稿: 高桑進 | 2010/02/20 17:36