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2010/03/03

100万円の使い方

兵庫県・但馬で私が行ってきた、森林林業活性化プランナー養成講座。

昨日、無事終了した。その最終回に行ったのは、「100万円の使い方」であった。

この講座、簡単に言えば、林業関係者にプレゼンテーション能力を身につけてもらうことが目的。林業界も次々と新しいテーマが登場していて、仕事内容も変わりつつある。そこでは頭を柔軟にして、外向きに訴えなくてはならない。とくに提案型施業などは、森林所有者にその意義を説明したり説得する必要がある。その能力を身につけてもらおう、というのだ。

そこで、これまで「企画会議の開き方」「コピーライティングと広告方法」「人前で話すプレゼンテーションのやり方」と進めてきたので、最後に実際にそれぞれがプレゼンをしてもらおう、という実践偏である。

そして課題が、「私は、100万円をこのように使いたい!」だ。周りを納得させる100万円の使い方を訴えよう、というもの。もちろん仕事ではなく、自分の好きなことでよい。

これまで受け身だった受講者も、いざ自分が人前で話すとなると、みんな欠席するのではないか……と予想していたのだが、案の定? 出席者はこれまでより目減りした。
が、逆に、これまで受講していなかった人が「参加させてくれ」と飛び入りしたり、参加できないが企画書だけでも……と持ち込む例があった。これだけでも進歩かもれない。

さて、実際にどんなプレゼンがあったのか。

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もちろん仕事に結びつけて、「木育がしたい」という人もいれば、「奨学金を一括返済したい」という人もいる。これも単に自分の借金を減らすというだけでは失格だが、一括返済することで、現在の進学に困っている大学生を救える、また1割の報奨金?がある……とメリットを訴えると説得力が出てくる。

ほかにも北近畿タンゴ鉄道の但馬三江駅にひっかけた鉄道娘「ミス但馬みえ」コンテスト開催や、ペットボトルのキャップを集めるという趣味の魅力をとうとうと伝えたオタク、モテ度アップのために料理を学び、メガネ男子になり、優しい人になる……という人間改造テーマ、森の秘密基地を作る案。

なかなか頭を絞ったプレゼンが展開された。その中で私が最優秀賞を授与したのは、「1杯100万円のコーヒーを飲む!」である。

実は、私はコーヒーが嫌いなのである。しかし、ここでしめされたコーヒーは、アフリカのキリマンジャロ山まで行って、自分で収穫したコーヒー豆を自分で焙煎して一杯のコーヒーに仕上げるというものであった。そのために必要な旅費や装備まで調べて予算が組まれている。おバカな願い事も、十分に練り上げれば説得力を持つ。

こうした経験がどれほど林業の現場で役に立つか。

それは私にもわからない(^^;)。ただ林業もガテン系だけでは務まらないのだから、発想を変えて時代と切り結ぶ一助になれば幸いである。

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コメント

 面白いプレゼンですね。
 最近の提案型集約化施業は木材の生産性の向上とコストダウンに集中しています。
 これでは森が工場になっているだけじゃない!と思ってしまいます。
 森林所有者さんに提案するならもっと多角的に行わなければ!と思っています。
 ○○さんの山はウドが多いので株分けして数を更に増やし近くの直販店に持ち込んで年間2万円の収益をあげます。これを積み立てて間伐の経費にしますなんていうのもありじゃない?と思ったりしますが、そんな発想を聞いたことがありません。
 山菜を例にあげましたが他にも調べれば様々なビジネスチャンスが眠っているように思います。
 林業とは林の生業であって木材だけ商品とみるのは面白くないと思っています。
 まぁ木材が最も価値のあるものにする努力ことが最も重要だと思いますが色々あってもいいんじゃないかと最近思っています。

まさに、そんなプレゼン能力を身につけてもらいたいと考えた講座でした。
単に集約化のために協力してくれ、というだけの説得ではなく、さまざまなアイデアを出し、所有者の心を引きつける提案を行うこと。
だからアイデアの出し方と、相手の立場に沿って魅力を発見してもらいたいのです。

田中様

1年間ありがとうございました。
本当に前向きで楽しいイベントでした。

今回の研修がすぐに仕事に役立つかどうかは分かりません。
でも、参加者の「やる気スイッチ」は、確実にONになったと思います。

地域のために頑張りたいと思います。
本当にお世話になり、ありがとうございました。

ペットボトルキャップのコレクションも頑張ります!
珍しいのがあったら、よろしくお願いします。

キャップはいいです(笑)。
食玩も……。

こちらこそ、短期間でしたが、楽しみながら講座を構成してきました。じんわりと効果が出て、いつか「そういえば、あんな講座があった」と思い出してもらえたら嬉しいですね。

田中様

短期間でしたが、ありがとうございました。

人前で話すことが苦手な僕が、話してみたいと思えた講習は初めてだと思います。
とても楽しくて有意義な講習でした。
今回学んだことを今後の仕事の中で活かして行きたいと思います。

しかし最後に賞をいただけるとは・・・Σ(゚д゚;)
車のローンにしなくて良かった(笑)

シンプルでもしっかり伝わればいいんだ! という代表例でした(笑)。口八丁手八丁なのがプレゼン巧者ではありません。

車のローン返済なら、賞はなしですよ(^o^)。

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