奈良時代のオフィス
遷都1300年祭に気をよくして、続編。
会場にある平城宮跡資料館は、このほどリニューアルされてオープンした。そこに展示されている一つに、奈良時代のオフィスがある。
これは、実際に発掘された奈良時代の役所の机。このような机で執務を行っていたらしい。
そこで、それを再現したのがこれ。
見よ。なんだか現在でも通用するデスクではないか。それも、結構デザイン的にもイケてると思うのだが。
机の上にあるのは、木簡。筆で文字を書いて書類とした。ナイフで削って文字を修正したりもしたらしい。
そこで、かつての役所のオフィス風景をば。
当時は、江戸時代のように足を折って床(畳)に座るのではなく、現代風だったのだ。ちゃんと隅には書棚もある。
たとえば、現代の小学校でも、こんなデザインの机を使ったらオシャレではないか。平城スタイルを再現してほしいね。
ついでに、貴族の家のリビング……というよりは、自宅の書斎はこんな風。
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オフィスが椅子と机は、最先端の海外ファッションを取り入れたのでは? 家に帰ったら「椅子は疲れるな−」とか言いながら、床に座ってくつろいでいたのではないでしょうか。
投稿: 沢畑 | 2010/04/27 19:42
そうか、自宅では寝そべっていたのか(笑)。
たしかに大極殿も真っ赤に塗られた柱といい、和風とは言い難い。あれは海外(中国)のファッションを取り入れたのでしょう。
でも、いつから机と椅子が廃れたんでしょうね。やはりいにしえの役所にも国家社会主義……もとい、ナショナリズムが巻き起こったんでしょうか。外国の真似ばかりするな! とか言って。
投稿: 田中淳夫 | 2010/04/27 23:35
最近お邪魔した新築の住宅、2軒スギの床の部屋がありました。
家主が寝そべってみろ、というので、寝そべってみたところ。
それが心地いいのです。香りもいいし。
すでに傷が付いていたので、キスは気にならないかと聞いたところ、スギだからという答え。かまわないらしい。スギの心地よさを優先したのだろう。
我が家(築何十年だろうか)の杉の縁側も見直そうと思います。日向ぼっこをしてみようか。ヒルからビールを飲もうか。
平城の時代にはそんな有余もなかったのでしょうけれど。思いを馳せてみたいです。
ウイスキーにしようか。私にとっては、これが海外の雰囲気なのです。
投稿: 鈴木浩之 | 2010/04/28 00:13
スギのフローリング、心地良いですね。
でも、お酒こぼすと染みがつくよ。
傷を嫌う人には向いていない。私は、車に傷付いても平気なもんだから資格はある(笑)。
投稿: 田中淳夫 | 2010/04/29 00:07
鈴木浩之さん、揚げ足取りでごめんなさい。
>すでに傷が付いていたので、キスは気にならないかと聞いたところ、スギだからという答え。
スギ床に寝そべって、顔を床に付けている姿を想像せずにはいられません。
なお、オフィスのインテリアに和風が強まるのは、やっぱり菅原道真あたりからなんでしょうか。
投稿: 沢畑 | 2010/04/29 23:24
スギがスキで、キズがついてもキスをする……。
ヒルからビール。
さらに、ウイ「スキ」ーだ。
なんと、掛け詞の連続だったのか! まいりましたm(__)m。
投稿: 田中淳夫 | 2010/04/30 00:17
ホント、すいません。
ウイスキーは、『「We」すきー』又は「Weスギー」の誤りでした。
訂正をして、深くお詫び申し上げます。
投稿: 鈴木浩之 | 2010/04/30 05:21
そういえば、1軒は「丘」にあったのです(うそ)。少し、高くなっていますけど。
投稿: 鈴木浩之 | 2010/04/30 05:25