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2010/04/17

韓国から見た日本林業

韓国の中央日報が日本の林業についての記事を書いている。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=128241&servcode=300&sectcode=300

驚いたのは、非常に日本の林業を前向きに捉えていること。

まず「日本の木材資源活用ブームは相当なもの」として、その理由に
京都議定書に基づく温室効果ガス削減義務量(6%)の相当部分(3.8%)を山林資源化で減らす計画だからだとしている。そして

▽経済性の高い木を選んで植える
▽これを管理して大きく育てる
▽一度切れば原木から枝・根まで残らず活用する

と紹介する。とくに最後の項目では、福島県の遠野興産を取り上げ、枝や葉、根まで製紙・パーティクルボード用チップ、そして肥料、燃料用ペレットに利用していることを取り上げた。

こうした多角利用は、欧米の方がはるかに進んでいるし、日本は出遅れているのだが、韓国からすると非常に先進的と見えるようだ。

というのは、韓国の木材自給率は、11.9%で、日本の半分だからだろう。そして現政権が「10年以内に自給率50%を達成するという目標」を掲げたことも大きいようだ。林野庁の予算7300億円は、 韓国の山林庁の予算の5倍を超えるともいう。これも経済規模や物価、森林面積を考えると?だが。   

それでも「日本の木材の価格は供給の安定に支えられ、輸入原木価格の騰勢にもかかわらず10年間大きな変化はない」という指摘にはびっくり。なるほど、大きな変動はないけど、それは安値安定だからね……。供給量は少ない方で安定してるかも。

ともあれ、見る目が変われば日本の林業も先進的なのだ。そして日本には、外国人の目から「今や林業ブームが起きている」と感じさせたことは重要だろう。

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林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

面白い視点ですよね~外からのものは(^^)
やはり様々な視点や視野を広げるのは重要かと。

 そういえば、以前「とんでも本」としてこちら
で話題になった「奪われる日本の森」が中日新聞
の書評の「ブックナビ」(ノンフィクション)で
表紙の画像つきで紹介されていました。
(選んだのは佐藤幹夫というジャーナリストの人
ですね。)
・・・そろそろ突っ込みいれないと、意外に社会
っておかしな「ありえない」事が起りますから~
(「ゆとり教育」時代の歴史の教科書には
「縄文時代」が無かったそうで、最近復活する
ようです)
 そういえば、日本熊森協会が「学会」設立し
「日本奥山保全・復元学会」と「見かけ」と看板
架け替えして、行動するようですね~
会員数24000人とは凄いですな・・
(^^;)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100410/biz1004102104011-n1.htm

中日の書評は読んでいませんが、ざっと検索してみると、「奪われる日本の森」は褒めちぎった記事が多いですねえ。真っ向から反論しているのは、ほんのわずか。
ぜひ、この著者らには「韓国の日本林業観」を元にした本を書いてほしいものです。

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