脱力
相変わらず、世間は連休である。
こんな日の話題にふさわしい脱力モノの話題を。
一つは、某奈良県のお役人よりのメール。
「昨年開いたシンポジウムの謝金の支払いを忘れていました!」
そう、私が講師として講演したものである。その謝金を振り込むのを忘れていたのだそうである。おいおい、といわねばならない事態である。
が、それに気がついていなかった私(^^;)。アホやがな。言われてみれば、確定申告の際に、源泉徴収票がないなあ…とは思っていたのだが。
本来は、原稿料とか講演料は、ちゃんと振り込まれているか照らし合わせて確認しているのだが、昨年はすっぽかしていた。そうしたら、こんな事態になるのね。
プロはどんぶり勘定してはダメ、と他人には忠告しておきながら、この有り様である。この人を怒れない。
でも、こんな有り様では、いつまで経っても裕福にはなれないはずだ。そこで思い出した詩。
はたらけど
はたらけど猶わが生活
ぢつと手を見る
ちなみに石川啄木は、この詩のように働いても貧しかったワーキングプアではなく、働くのが嫌いで、しかも放蕩を繰り返した挙げ句の貧乏でした。
最後を、「じっと手のひらを返す」と書きたい気分ですね(笑)。
そして、昨日届いた「著作権利用に係わる書類」。
某中学の昨年度入試で私の著作の文章を使用されたものを、今度は二次使用するための許可と使用料の支払いの通知である。
正直言って、ここ数年、入試問題や問題集、参考書関係に私の著作が使われることが増えている。昨年度だけで50件くらいはあったのではないか。その度に許可する旨の書類を送り返している。実は、一昨日も2通送ったばかりだ。
だから今回も、機械的に印をつけて送り返そうとしたのだが。
使われた問題文をパラパラ見ると、「ミツバチ」の文字が目に入った。
私もミツバチに関することを何本も記事にしているから、ふ~ん、それを使ったのかと思いきや……、出だしを読むと。
「銀座でおいしい蜂蜜が本当に採れたら、面白そうだよね……」
使われた文章は、(田中淳夫『銀座ミツバチ物語』)であった。(^^;)(^^;)(^^;)
同姓同名って、怖い。いっそのこと、このまま送り返してやろうかな。そうしたら、著作権料が私のところに振り込まれるに違いない。千数百円だけど……。
でも、もしかして、私の著作分が、銀座の人のところへ行っている可能性はないのか?
« 割り箸反撃チラシ | トップページ | 大恐竜展 »
「取材・執筆・講演」カテゴリの記事
- Wedge12月号とクマスプレーの仰天案(2024.11.21)
- 手取りを増やせ!Wedge ONLINE記事の裏の意図(2024.11.13)
- 東京でクマ対策(2024.11.11)
- 「病理としての盗伐」医療系動画に出演(2024.10.31)
- Y!ニュース「森林健康経営~」を書いた裏事情(2024.10.21)
コメント
« 割り箸反撃チラシ | トップページ | 大恐竜展 »
キンドルとかipadだったかな~
電子出版で印税70%とか~
関係ないっすけどw
投稿: katrinatrxxs | 2010/05/03 22:00