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2010/05/29

うどん屋の割り箸とエコ箸

昨日、京都へ行くために京阪電車に乗った。

その駅の中で昼飯がわりのウドンをすする。

で、いざ食べようと思って目についたのがお箸。

ああ、エコ箸という名の樹脂箸が置かれているではないか。しまった、鞄に割り箸が入っていない……。

が、よく見ると手元に割り箸も置かれていた。

Photo



樹脂箸入れには、「ご協力お願いします」とある。

しかし、私は、割り箸を使う(笑)。





周りを見回すと、お客さんはみんな割り箸を使っていた。樹脂箸を使っている人は、この時間帯には誰もいないようだ。選べと言われれば割り箸の方がいいに決まっている。

まあ、そうだろうな。この樹脂箸、一応チェックしてみたが、箸先に滑り止め加工もされていず、とてもウドンやソバをつかめる代物ではない。

でも、この店は良心的だ。両方揃えて、客に選択の自由を与えているのだから。もちろん樹脂箸がいいと思っている人にとっても選択できるのだ。

なお、お店にとっても割り箸を使ってくれた方がよいのではないかと思う。その後の洗浄の手間がいらなくなるのだから。

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割り箸」カテゴリの記事

コメント

□ ハンカチ
□ ティッシュ
□ お財布
□ 携帯
□ 免許証
□ 割り箸
□ その他必要物 


お出かけの際はお忘れになりませぬよう、ご確認くださいませ。

昔行っていた大学の食堂には樹脂箸しかなく,「割り箸はないんですか?」と調理のおばちゃんに詰め寄っている学生がいました.

おばちゃんとしては「そんなこと私に言われても・・・」という感じのようでしたが,当の学生にとっては本当に真剣なことで,衛生面・環境負荷面・そして田中さんが指摘されている実用面において割り箸は樹脂箸よりはるかに優れているのだと,昼休みで大混雑の学生食堂において大声で演説を行っていました.もしかしたらあの学生,田中さんの回し者だったのでしょうか?(笑)

今や割り箸は、ハンカチとともに持ち歩くべき必需品ですね。学校教育で教えるべきだ、なんて。

しかし、東京大学の学食で演説していた学生はエライ。返って嫌われて割り箸嫌忌派が増えなければいいけれど(^^;)。私の回し者ではなく、もしかして、「環境三四郎」の人かな?

うどん屋でつるつるのプラ箸とは信じられません。吉野屋や熊大生協などは滑り止め付きです。ということは、洗う時になかなか油が落ちないということですから、洗剤や手間も余計にかかるのではないかな。

大学生協での演説はえらいけど、混雑時はちょっとなあ。一言カードをいっぱい書けば、白石さんのような人が少しは考えるのでしょう。

つるつるプラ箸でうどんを食べる競技。

競技者は、
つるつるプラ箸使用の飲食店の方です。

ああっ。私って意地悪だ。

某S大学の生協は、樹脂箸と樹恩の割り箸を両方おいてあります。割り箸の宣伝文句に「森林を伐採した木材ではなく,間伐材でできています。だから環境にやさしい」というご愛敬もありますが、選べるところと,割り箸の方がいいですよと誘導しているところがよいところです。たぶん農工大もそうでしょう。

全然関係ないですが,間伐材の割り箸は,赤身より白太の方が性能がよかったりします。赤身側が未成熟材だったり,欠点を含んでいたりすることが多いため,変な割れ方をするんです。学生達は「生協の割り箸って使えね~」と文句をいっています。この辺はちょっと気をつけるべきだろうと思います。間伐材はだめって宣伝するようなものですからね。

つるつる箸競争……熊(♀)さんの、そこはかとないいぢわるさが滲んでいますね(^^;)。

割り箸は、もともと辺材(背板)でつくるものです。その方が年輪が詰まっていて強度がありますからね。間伐材の場合は、年輪も荒い上に節も多くて割り箸には向いていない。樹恩割り箸も、最近は背板でつくっているようですよ。

>割り箸は、もともと辺材(背板)でつくるものです。

それって辺材をねらって使っているということでしょうか? 背板がそもそも辺材部分に相当するので,結果的に辺材が多いのかと思っていました。

どちらが先かはともかく、割り箸製造業者は、背板じゃないとよい割り箸はつくれないといいますね。心材を使うと歩留りも悪くなるので嫌います。
だから「間伐材割り箸」というのは、実は言語矛盾なのです(^^;)。

ただし樹齢100年を超えたような間伐材ならいいですよ。心材も赤身部分を使って特別なお箸(赤柾)をつくります。

なるほど。よくわかりました。

さらに関係ない話で恐縮ですけど,使い捨ての食器って,東南アジアとか南方の方にはたくさんありますけど,割り箸を使う日本あたりは北限かななんて思うんですけどどうなんでしょうか。ちまきとかもそうでしょうけど,割り箸だけじゃなく竹の皮とか朴葉とか,高温多湿で菌の繁殖が進む地域だからこその習慣の一つかななんて想像したりします。でもちょっと飛躍しすぎですね。

ありがとうございました。

南の国では、バナナの葉が食器ですね(^o^)。

でも、たとえはシベリアの少数民族社会には、もしかしたら葉っぱや枝を使った食器があるかもしれない。

東大五月祭(学祭)に、行ってきました。
農学部近辺で仕事だったのですが、昼に屋台で米粉焼きというのを買いました。(さすが農学部)
添えてくれた割り箸は、どう見ても国産材の杉割り箸。
赤味が強かったです。
久々にそういうのを使うと、口当たり、香り、見た目割れ具合、重さというか軽さ、全て素晴らしい…。

多分、どこかにご提供いただいたんでしょうけれど、もっとアピールすれば良いのに、と思いました。

もしくは演説か。

私も先日、東京駅八重洲地下街の某うどんチェーンにて、つるつる箸うどん食べ競技・・・・
をさせられてしまいました。
さすがに麺類にプラ箸は食べ難さランキング・
ワースト1位ですね。
ちなみに現時点で2位は寿司です。

そして、そんな店の壁には
“我々はお客様の為に・・・”
というような文言が貼ってあり、
大抵が『箸箱はホコリがいっぱい』な状態ですね。

五月祭なら、やっぱり演説でしょう。学生の主張コーナーを設けてほしい。

ちなみに内原さん。唯々諾々とつるプラ箸使っちゃダメです! 商売道具の割り箸を持ち歩かないと。
プラ箸が出たら、まず割り箸はないかと問い、ないと言われたら、おもむろに自分の割り箸を取り出す……あああ、わたしもいぢわるな考えが。

こんばんは。遅コメントですが

>プラ箸が出たら、まず割り箸はないかと問い、
>ないと言われたら、おもむろに自分の割り箸を取り出す

実践してますけど?
さらに追加で、「ない」と言われた直後に”ご意見カード”を書込んでいます。
スタッフのビクビクした視線が、突き刺さってきます、特に「割り箸は無い」と対応したスタッフから。
君たちに罪は無いからねぇ~

実践していますか(^o^)。

コツコツ皆さんがやることが、割り箸復権につながるのです。読んでますか? 内原さん、吉野の製箸の皆さん。

いつもお世話になってます^^

先日「平城遷都1300年会場」で杉箸と桧箸
をセットにして、3日間PR活動をしました。

サイトにYouTube動画を掲載しています。

今後もコツコツ頑張ります(^0^)/

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