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2010/05/15

日比谷公園のパワースポット?

連日、「森林の市」で見かけた商品をお見せするのも飽きるだろうから、お休みの日は、ちょっと別のものを。

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公園内を散策していると、こんな光景にぶつかった。

イチョウの巨木があったのだが……。

なんだか人だかりがしている。そして、一斉に……キャ~と悲鳴上げたくなった(笑)。

みんな手かざししているのだ。恐る恐る近づく。最初は、何かの団体かと思ったが、さほど親しくもなさそう。どうも、各々がこの木の周りに集まってきて、手かざししているように見える。

近頃パワースポットが人気だが、もしかして、この木もパワースポットとして認知されているの? 手かざしすると、何かご御利益でも? この木が何か放射してますか。

思わず私も手をかざそうと思ったが、病気が移る気がして止めとく(^^;)\(-_-メ;)。
代わりにカメラを出した。そういや、携帯かざして写真撮っている人も多い。

まあ、いいのよ。これで癒されれば。巨木信仰なんて、そういうものだし。

ちなみに日比谷公園は、日本で最初の洋風公園(明治36年開園)であり、設計したのは本多静六。日本の林学の父とも言われている人である。

日比谷は、元は陸軍操練場-日比谷練兵場だった。そこに若干36歳の本多が挑んだわけである。林学の専門家ではあるが、造園は門外漢。しかし、ヨーロッパの公園は見てきているということで、難航していた設計を任されたらしい。

また件のイチョウは、「首かけイチョウ」という名が付いている。というのも、元は公園敷地内にあったのではなく、今の日比谷交差点近くの朝日生命ビルの近くにあったらしい。それを伐採するととういので、本多は移植したいと申し出た。

しかし、植木職人が移植は無理といっていると反対されたものを、本多は「学問の力で移植する」と大見得を切り、もし失敗したら辞職すると言ってのけた。だから首をかけたイチョウなのである。

結局、450mのレールを敷いて、25日かけて運搬したという。そして見事活着させたのである。その後、昭和46年には沖縄返還協定の阻止闘争で焼き討ちにあい燃え上がったこともあるそうだが、今も樹勢衰えずにいる。ただ幹には空洞があり、樹木医によって樹脂や石膏で塞がれているとか。移植時にすでに巨木だったわけだが、それから100年以上経つのだから、樹齢も相当なものだ。

……こんなドラマがあることを知ると、ちょっと「パワー」を感じるかもね。それとも、人の手が加わっているから神秘性が落ちたと思う?

(そういや、奈良を旅行したいという後輩からのメールにも、「パワースポット巡りがしたい」とあったよな。でも奈良って、その気で見るとパワースポットだらけ、いや名所のほとんどがそうなんですけど。いずれも人が関わったところばかり。)

さて、今日は奈良最大のパワースポット・平城宮跡に再び行くか。

※ この記事、あえてカテゴリーは、「森林療法・森林セラピー」にしておいた。

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コメント

出しましたね、この写真。じつはあのとき言わなかったですけど、戸渡の森でもこれに近いことやってる人がいるんですよ。大勢で。居合わせたウチの息子がもの凄く恥ずかしかったって。

手かざし!

万歳三唱かと思ってしまいましたが。(これも変か。)

何かを放射しているのは、
木のほうではなく、
人のほうです。きっと。

白昼の光景でよかったですね・・・。

こんなに人気なら、人集めに使えますね、パワースポットって。(不純か)

人が放射しているなら、生気を吸い取るパワースポットもあるわけか。
吸い取ったパワーで木が元気になる、森が再生する、地域が活性化する……まで行けばよいけど。その代わり、人はへろへろになる? 

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