山の学校
東京から福島へ足を延ばした……いや、福島へ行く途中で東京に寄っていたというべきか。
とにかく訪れたのは、いわき市の山間にある小さな集落。
実は、二度目である。前回は冬だった。こんな感じ。
それが、今回は、ガラリと変わった。上記2枚とほぼ同じところから撮った写真だ。
春! という感じ。
実は、いくら山間でも、今年は春が遅すぎたようだが、おかげで私は花見までできた。
山桜は散り始め、八重桜が満開だった。菜の花も咲き誇っていた。
各々前の写真は、「山の学校」だ。もちろん、現在は本当の学校ではない。かつての小学校分校は廃校になり、そこを拠点に新たな活動が行われている。
この集落のことは、雑誌の記事に書いたところだから、ここでは触れない。けれども、おそらく日本全国に同じような集落があり、同じように廃校になった学校がある。
この集落の歴史は330年あるそうだが、最初はニュータウンだったのだろう。森を切り開き、谷間を埋めて農地を造り、家を建てたのだろう。時の流れの中で変容するのもいたしかたないのかもしれない。
と、山を崩して切り開かれた現代のニュータウンを見ながら思った。そこにも、生徒数の減少で統合・廃校になった小学校がある。
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コメント
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おお。冬景色は3年前ですね。遠方までありがとうございました。
ちょうどこの時、本に書くことと同じことをブログに書くと(その逆か)著作権だかに抵触する、という話が山本一典さんから出たんですよね。
う=ん。記事が楽しみです。(^^)
投稿: yamanogakkou | 2010/05/19 23:58
自分の書いた記事が著作権がひっかかるなんて、イマイチ納得しませんなぁ。
あれは単なる朝日の投書欄担当者の考えすぎだと思いますよ。
投稿: 田中淳夫 | 2010/05/20 00:24
福島へようこそ
私も福島在住です。
いわき市の山間地とのことですが田人あたりでしょうか。
投稿: 虹の輪くぐり | 2010/05/20 23:06
いえ、川内村に近いところの峠近くの集落です。
「やまのがっこう」が有名みたい。
投稿: 田中淳夫 | 2010/05/20 23:49