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2010/06/20

ゴルフ場で林業講座

近頃、ゴルフ場の拡張工事で国の史跡指定の古墳を削ってしまうという事件があった。

これはオーナーが変わって申し送り事項がちゃんと伝わらなかったことから起きた事件らしいが、情けない話であることに間違いない。もっとも、かつてのゴルフ場開発ブームの際は、開発中に古墳などの遺跡が見つかっても、報告せずに壊してしまうケースまであったそうだ。こんなことが続けば、ゴルフ場のイメージが悪くなっても仕方ないね。

何も『ゴルフ場は自然がいっぱい』を出版したから擁護するわけではないが、できれば地域のため環境のために役立つゴルフ場のニュースはないかと思っていたら、一つ見つけた。

埼玉県の飯能くすの樹カントリー倶楽部では、今年からゴルフ場内の森林を利用して高校の林業講座が開講されたそうだ。

高校とは、自由の森学園高校。この高校では9年前から林業講座を開いていたそうで、手入れのされていない人工林の間伐や下刈りを生徒たちでやっていた。
それを今年はゴルフ場の残置森林行うことになったのだ。コースからは離れているため打球事故の心配はない。まず雑木の伐採を行い、今後は間伐作業、そしてナメコやシイタケ栽培の実習もあるという。ちなみに今年の参加者は17人。

ゴルフ場側は、今回は場所の提供だけのようだが、もっと積極的に関われば、「未来のゴルファー」を育てることにもつながるはず。それは、同時にゴルフ場側が林業に対して理解を深めるきっかけにもなるはずだ。
高校生に限らず、地域の人を招き入れたらどうなのだろう。残置森林の整備が助かるという面もあるし、地域にゴルフ場という環境を理解してもらう効果もある。

埼玉県の飯能は、西川林業として知られた地域である。地域的にも林業と縁が深いのだから、取り組む価値はあるはずだ。

ただ、校長の発言には「現在は低価格の木材が海外から輸入され、家業として成立しなくなっています」というコメントが出ている。
困るなあ。定番の「安い外材」という言葉を使われたら。もっとも、これは校長の勉強不足というより、飯能地域の林業関係者が吹き込んだのだろう。だまされてはダメだよ。

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