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2010/06/07

日経エコロジーに森林セラピー

日経エコロジー7月号の連載「ウソホント!? 環境の科学」に、森林セラピーが取り上げられた。

ちょっぴり期待したが、内容はこれまでの森林セラピー実験に関する発表をなぞったもの。ただ、『森林のどの作用が効果につながっているかは未解明の部分が多い』として、医学的証拠を積み重ねていけば、医療として認められるようになる、としている。『近い将来、森林セラピーが真の意味での「森林療法」となるはずだ』と結んでいる。

いやはや。

根本的な点で違和感を持つのは、森林セラピーという言葉をいとも平気で使っていることだ。おそらく、取材の過程でわかっているはずなのだが、「森林セラピー」という言葉は、商標登録されている。そのことに対してダンマリを決め込んでいる。それなのにマルcマークも付けず平気で使うのだ。
もちろんNPO法人森林セラピーソサエティ(商標を管理する団体)を取材しているのだから、無断使用で訴えられることはあるまい(笑)が、言葉の使い方からしてオカシイのだ。

そもそも森林療法が提唱されて、その中の一部(森林セラピーソサエティが認定したもの)を森林セラピーと呼んでよい、というのが定義である。だから商標登録もされた。それなのに、まるで森林セラピーが先にあって、それを森林療法に進化させよう、としているかのように記している。

それにねえ。書き手はサイエンスライターの肩書を持つのだけど、記事に紹介している実験データを科学的と思っているのだろうか。

披験者数が13人、なんてのは統計的に意味があるのか……というツッコミは我慢するとしても、全国35カ所の森林で、季節も人物も全部バラバラで行った実験(1カ所約12人)結果を集めて「400人を対象にした実験」というのは、ちょっと理系的感性に欠けるのではないか。
また実験データそのものも、本当に科学的な数値なのか検証してほしかった。私がしたくてもできなかった点だから……。

私は「真の意味で森林療法になる」のではなく、「本来の森林療法にもどしてほしい」。

せっかくタイトルに「ウソホント!? 」とあるのだから、もっと突っ込んでよ。

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コメント

これって、内容はウソかホントか、わかりませんよ~という意味だったり・・・。

ところで、森林セラピーに興味のある知人に、田中さまの本をおすすめ・・・するだけじゃなんだと思い、つい「読め!」とあげてしまった。

熊(♀)、また買います・・・。

いやあ、素直に書いた記事と思いますよ(^o^)。

拙著を、それもカラー写真入りの比較的高い本を、簡単に他人に上げてしまうなんて、なんて心の広い熊……いや人なんだ。
その行いは、きっと報われます。神はそういう熊、いや人をほっときません。そのうち古本屋で安く見つかるでしょう。アーメン。

> 熊(♀)様

そしたら、明日9日、私のを職場にて贈呈しましょう。

おお。

神は間近におられた!

いましたね、神様(笑)。アーメン。

今朝ほど、
「予告の品・・・」
という神々しい声とともに
予告の品を授かりました。

神を見ました(笑)。

小羊たちに、神のご加護を。アーメン。

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