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2010/08/20

森林に「贅沢」を演出できるか

このところ、どうしたことかゴルフ場関係の仕事が立て続け。

おかげで掲載誌が届くのだが、内容はゴルフクラブの支配人向き雑誌だったりして、マジ経営論が並ぶ硬いもの。いかに集客するか、人件費などコストの削減の仕方、さらに芝生の維持管理なんて項目が並ぶ。

その中に「2010レジャー白書」の解説があった。それによると、ゴルフ人口は前年より約10万人増(960万人)。ところがゴルフ場市場そのものは2年連続のマイナス。550億円も減少し゛実質プレー代も1回当たり1000円以上下がっている(7049円)。

面白いのは、不景気の中、「巣ごもり疲れ」が見られ、家を出る傾向は強まっているそうだ。外出するが、いかに安上がりにするかを苦心しているのである。

そして注目すべきは、人口減少・少子高齢化の進む10年後の余暇構造を分析・対応を示したところで、余暇の目的は、

①社会や人の役に立つこと。
②健康や体力の向上をめざすこと。
③贅沢な気分に浸ること。
④実益に結びつくこと。

の4つが伸びるとしているのだ。ゴルフ場業界も、それに合わせた対応を模索しなければならないというわけだが、これって、森林業界、森林観光にも相通じることだろう。

見たところ、①や②は大丈夫だ。④も、内容によっては結びつけられる。山菜とか花とか、木材をお土産にできる。

問題は、③ではないか。贅沢気分を味わえるか。

何も森林の中に豪華リゾートを設けろというのではない。ありのままの森林の中で、贅沢気分、豪華なイメージをいかに演出するかが欠けているような気がする。

これが海辺なら、宿が貧弱でも魚介類たっぷりの食事でカバーすることもできるが、山の場合、そうした素材がなかなか思いつかぬ。

せいぜい温泉かなあ。森の中の温泉独り占め! などを演出する。

いや、100ヘクタールの森の中で、あなた一人(1グループ)だけの滞在ですよ、という手もあるかもしれない。しかし、これでは人数が増えない……。

ただ、ゴルフ場は、こうした専門誌もあって、真剣に経営を考えている。森林観光に従事している人々も、そうしたことを考え試行する場を持たねば置いて行かれるだろう。人口減少時代には、観光客も取り合いになるのだよ。

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地域・田舎暮らし」カテゴリの記事

コメント

人にほとんど出会わないことは、人によってはすごい贅沢らしいです。
都会の人を平日に何気ない森林に連れていったら、人がいないことに感動して喜んでました。
湖や川でも、風景が素敵なのにほとんど人がいない。いいところだ。
と言ってました。


私も、人に出会わないで自然を満喫できる田舎がいいですね。

静かに一人で自然を楽しむというのは、最高の贅沢です。
渓流釣りでも、一人で楽しみたいものです!

贅沢な時間の過ごし方が、高齢化と少子化で変化すると思いますよ。日本人の行動が少しは変わる事を期待して。

ただし、皆でワイワイと楽しむのがレジャーと思っている人も多いでしょうが。

私も、山登りや森歩きは、一人で行いたい。途中で他人と会うだけで気分が削がれるもの。

日本人のレジャー観を変えていく突破口の一つになればいいんですが。
でも、こうした気分を「贅沢」として演出する方法がいるでしょうね。そして幾ばくかのお金を落ちるシステムも……。

またまた良いヒントをありがとうございます。よく考えて見ます。

私の友人のやっていることも、フィールドは違えど贅沢の演出の参考にはなりそうです。
http://yamaniwa.exblog.jp/

すみません、ヒントをいただくだけではいかんですね。私のやっている贅沢は、照葉樹の自然林に音を立てずに5分間寝転ぶ、同じ森に夜行って、オオマドボタルの幼虫の光と、落ち葉についた腐朽菌?のかすかな光を観るというやつです。川で泳ぐのもぜいたくかな。

森の中に寝ころぶ贅沢。これ、やった人にはわかる魅力ですね。
でも、いきなりだと虫がいるとか汚れるとか、逃げ出す人もいるかもしれない。たとえばカプセルに入るように寝転ぶ設備をつくるととっつきやすい。

旭山動物園の「猛獣の檻の中に顔を出せる」のような仕掛けをつくってもいいな。

森に寝転ぶの、気持ちいいですよね。
昔、落葉がたくさん積もった林で、
気持ちいいよ~って転がって
人様におすすめしたところ、
そんなことしてもいいの?
と言われました。
・・・していいはず。

確かに抵抗ある人には何か設備が必要ですね。
デッキとか?
ん?すのこ・・・←贅沢感足りないな。

すのこは、ちょっと……(笑)。

私のイメージは、落葉の中に埋もれた繭みたいな透明なカプセル。そこに身体を入れて、顔だけが地表すれすれに出せるようにする。砂浜で首まで砂に埋められる感覚を落葉できれいにできないかと。

どこかの写真で見た「顔だけ出して落ち葉の中に埋まってみる」というのをやりたかったのですが、照葉樹林の落ち葉はそれほどの量がないので、森に寝転ぶだけになったのでした。

最近、小学生を連れて山へ行って寝転んだら「土がついたら汚いからいやー」というのがいて、そいつにはしっかりと教育をする元気もなく「じゃあしゃがんでいなさい」とあきらめてしましました。。。透明カプセルがあれば良かったです。

実際には、薄い布でも敷いて寝転ばせましょうか。

汚れてもいい服を着せるとか。

どうせなら、森の民コスチュームとか、
山の民コスチュームで。
案外なりきって転げまわってくれるかも。
服を汚す罪悪感をなくせば・・・。

カプセルは、じっくり入り込みたいです。
うとうとできたりしたら、気持ちよさそう~。

森の中にいること、落ち葉の上に寝転んだりすることを贅沢と感じる…ごく普通にそう思えたらよいのでしょうが、雑菌・バイ菌に弱い私たち現代人(?)には、なかなか抵抗があるのかも?

昔、知り合いが経営する北海道の大きな牧場(競走馬の生産牧場でしたが)に遊びに行ったとき、馬の寝藁用に天日干ししていた藁の山の上に寝転んだことがあります。

「ハイジみた〜い」と大はしゃぎでしたが、決して清潔ではありませんでした。
でも、お日様と草の匂いが充満していて、「私も動物!生きてる!」と実感し、とても幸せでした。

森の中ではありませんでしたが、贅沢な時間でした。

いっそ、「森の小人さんごっこ」でも繰り広げて、落葉の中の住人を演じてもらわないといけませんね。

本題にもどると、森を贅沢に感じさせるツーリズムをいかに演出するかということを考えねばなりません。そこには、「清潔」や「オシャレ」の要素も欠かせないでしょう。
たとえば夜の森に「神戸のルミナリエ」のような光の演出を行うとか、多少は俗悪的?な趣向も必要かも。

こんばんは

昔、夜桜見物で酔いつぶれて、落ち葉埋めされた経験有ります。暖かくて気持ち良かったぁ~(笑)
「汚い(汚れる)から、嫌ぁ~」って子供も、こちらが寝っ転んで「おぢちゃんに、落ち葉の毛布掛けてぇ~」って言うと、喜んで掛けてくれまますし、そのうち「私も~」って乗って来ますね。特に就学前の幼児は。
そん時には私の作業用ジャンパーを着せて、後で親御さんに叱られないようにはしてあげますけど。
でもね、後が続かないんですよねぇ、「落ち葉の毛布」を体験して、そ気持ち良さを経験したはずなのに。何故なら親御さんからこっぴどく叱られちゃうんですよね。

で、本題の「贅沢感」ですが、森林に限って言えば私自身は「積極的介入(草刈り等)」が出来れば、贅沢感を感じています。それも「ここを刈って」ではなくて、「ここらを好きに刈って良い」だと”萌え”ますよ。んで、夜は星明かりのみの真っ暗な中で焚き火を眺めながらび~るを飲む。もうちょい寒くなったらバーボンをちびちびと。
あ、地元に落とすカネは、酒代だけだ。(笑)

酔いつぶれて埋められると、そのまま朝を迎えそうですね(^^;)。

贅沢感には、所有欲を満たす面がありますね。
「森林空間を、あなただけに与えます」という演出をするのもアリでしょう。「あなただけに草刈り、伐採をさせて上げます」とか「たき火する許可を与えます」とか。
次に異世界感覚を与えるものアリかな。
ほかでは見られない景色を見せる。単に森林美ではなく、ファンタジックな世界とか、ワンダーな世界を。

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