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2010/08/26

路網作設オペレーター養成事業

現代「現代林業」9月号のグラビアに、路網作設オペレーター養成事業の記事が載っている。

ようするに作業道をつくる技術を学ぶ研修なのだ。

菅総理の林業再生計画で、作業道入れるにしても、よほど長けた人材がいないと、山が荒れちゃうよ、と書いたが、その「長けた人材」を育成するものらしい。

事業そのものは、大賛成。しっかり技術を身につけないと、作業道づくりは難しい。というより山をズタズタにする。森林だげてなく、地質も傾斜も気候も、さまざまな条件を読んで、その地域にもっともよい路網をつくれたらいい。

だが、ちょっと驚くのは、全国で800人~1000人程度の炉網作設オペレーターを「今年度中」に育成する、という点だ。そして今回の記事にある事業は、今年6月にオペレーターを指導する人材の養成が主眼らしい。

参加者は、47人。この人々が、それぞれの地元に帰って、オペレーターを養成する? う~ん、荒技だ。一人当たり20人以上を「今年度中」に育てないといけない。

集まった47人は、それぞれがプロフェッショナルらしいが、それでも工法などでは激論を戦わせたというから人によって意見の差がある。

そして、こうした養成事業に参加しない路網開設者も必ずいるはず。

そういえば、森林施業プランナーの時もそうだった。

日吉町森林組合で12の組合の人が研修受けて、その12人がまた各地で研修を行い、140人以上の施業プランナーを育成するという計画……。あれ、どうなったのだろう。本当に森林施業プランナーは養成できたのか。

なんで、こんなに急ぐのだろう。いや、急ぐのはよいとして、突貫工事のように養成しようとするのだろう。

本当は、道を造るか、索道を通すか、ヘリコプター使うか、という点から見極める人材がいるし、高性能林業機械のオペレーターの養成も必要なのだろうな。

もっとも、私が思うに、もっとも急いで研修してほしいのは、森林組合のお偉方(笑)。組合長や理事や参事などの意識が変わらないと、まったくもってオーバースペックな人材ばかりになる。せっかく身につけたスキルを活かせる現場がなければ、いやになって辞めてしまうかもしれない。

彼らトップらを洗脳する研修会も開かれているのだろうか。

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コメント

洗脳研修会ですかあ。

強い主義主張がある人ほど洗脳は効くようです。
つまり、主義主張を持っていない人には
洗脳が効きづらい・・・。

効かない方々だと・・・どうすればいいんだあ?

いくら施工方法の研修を受けても、ルート選定ができなければ、道は崩壊します。
ルート選定は簡単に習得できない。いいかげんな基礎の上にいくらしっかりした家を建ててもだめなように。本末転倒のように見える。

名誉職的に組合長になっている人もいますからねえ……。洗脳する前に興味を持ってもらわないと。

森林施業プランナーも路網作設オペレーターも(なんだか難しい名前だ)も、そして経営トップも、その役だけでは立ち行かない。事業体の人材上げての取組に期待します。

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