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2010/10/22

木づかい祭の出演者

11月4、5日の「木づかい祭だ! 全員集合!」、そろそろ準備をしなければ、と内容を確認していたのだが、4日の「木づかい会議」の出演者のことを考えていて気づいたことがある。

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これは、ようするにシンポジウムのパネリングなわけだが、私を含む4人が出演する。

そのうち、服部氏と富士村氏は、知り合いだ。藤井氏は名前を聞いたことがある程度。

服部氏は、ハートツリーという会社を率いているが、彼が取り組んでいるのが「吉野ハート・プロジェクト」である。そう、主に割り箸を中心に、吉野の産品を広く世間に売っていこうという会社だ。そのためのNPOも地元の有志と結成している。
ナチュラル・ローソンに吉野の割り箸をアドバシとして納品しているほか、吉野の山から出る間伐材などを混ぜた間伐材ペーパーも売り出している。
彼は、もともとマーケティングの専門家として数々の商品開発を手がけており、ヒット作もたくさんある。ところが、そうしたビジネスに飽きて? 割り箸プロジェクトに取り組んだ。

もう一人の、生活アートクラブの富士村氏は、富士村氏の奥さんに取材するときに知り合った。いわゆるエコ商品の卸を主とする商社。ほかにエコデパというネットショップも開いている。その中で、国産材グッズもかなり扱っている。とくに全国に眠っている隠れた国産材商品を発掘して、通販会社などに卸すことが多い。
すごいのは、ここが扱うと売れ行きが全然違うことだ。これまで地元で細々と売っていた商品があっという間に2倍3倍、ときに10倍と売れ行きを伸ばすのである。
富士村氏は、かつて某業界で売上ナンバーワンに輝いたこともある超辣腕の営業マンだった。それが、この業界に参入したのである。始めたのは奥さんだったらしいが。

面白いのは、どちらも別業界で成功を納めていたのに、あえて国産材の商品を売るビジネスに参入したことだ。絶対儲かりそうにないのに……(笑)。
案の定、服部氏は安定して割り箸を集めるのに苦労しているのに加えて、箸袋に入れる広告を取るのも大変らしい。

それどころか、富士村氏は、国産材グッズを扱いだして、奥さんと仲が悪くなったとのたまっていた(^^;)。どこの業者もいい加減で、契約を守らなかったり勝手な行動を取るなど、国産材商品をつくる現場のビジネス環境が拙劣すぎるのだ。奥さんがそれでも懲りずに取引を続けるから、つい喧嘩になるとか。

ぜひ、ここのところは私も当日突っ込んでみたいと思っているが(⌒ー⌒)、奇しくも、国産材業界の問題点を浮き彫りにする事例のオンパレードだ。それなのに、国産材、ひいては林業に肩入れしているのである。

これこそ、先日の本ブログで記した「林業は幸せな産業」の事例となっている。そもそも木づかいは、その担い手の多くが林業とは何の関わりもない人が多い。それなのに応援したくなるのはなぜか。

この点は、私自身が翌日のミニセミナーで扱う「林業女子プロジェクト」の肝の部分につながるような気がする。

ああ、こんなことを今記したら、本番にしゃべることがなくなるよ……。

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コメント

イベント、伺いたいのは山々なんですが・・・
ぜひ田中さんにお会いしたいなあと。
いずれ・・・必ず。

以前、ご紹介いただいた郡上わりばしプロジェクトも続いています。
イベント向け5万本納品し、二日間ブースで活動紹介をして、現在いろいろ引き合いがあります。
まず、地域の飲食店数店から購入依頼があり、実際に地元で地元産材の割箸が近々流通します。
スキー場からも見積依頼があり、うまくいけば大口の消費先となりそう。
ターゲットが絞りやすいので、広告も取りやすいのではないかと考えています(甘いかこのご時世)

いずかの機会を楽しみにしています。

郡上割り箸、好スタートをきりましたか。
広告も、箸袋というメディアを認知させれば、結構行けると思っているのですが。

おかげさまで、5日の田中さんのミニセミナーは、満員御礼ですhappy01shine
後は立見で。
4日はまだまだ大募集なので、お時間ある方は、東大弥生講堂へ、ぜひ。
4日にも、林業女子プロジェクトについては、水を向ければ話してくださいますよ、きっと。ね。
準備はてんてこまいですが、楽しみです。

ああ、今私は後悔しているのです。本番で話すべきことをここに書いてしまったことを……。

かくなるうえは、「少女時代」なみの美脚を披露した林業女子の写真をたくさん集めて披露することを考えています(^^;)\(-_-メ;)。

田中様
国産材の販売ネットワーク化は、大変、興味深い話です。是非、木製鳥居も扱って下さいと話のタネに使って下さい。(笑)
海杉も学ばなければ、と感じる、今日この頃です。

わかりました。林業女子の美脚と、木製鳥居の話をします(^o^)。コンクリートの鳥居と木製の鳥居は、どれほど御利益に差があるか。ここに木づかいの神髄がある!

田中様

以前、橋の開通イベントで割り箸に橋の名前を焼き印して1万本無料配布しました。

イベントには、焼き飯の振る舞いや牛乳の無料配布、杉屋台を並べて美味しいものを販売しました。

遊び心は、必要です。

海杉は、後輩には、「これで何かうまいものを食ってくれ!…」と割り箸を胸のポケットに入れてあげます。

これも遊び心です。

橋袋にお店で10%オフの広告を入れれば、十分広告になると思うのです。

焼き飯を割り箸で食べるんですか……(@_@)。
こちらも遊び心?

木製鳥居の資料ください。

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