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2010/10/30

奈良時代の屋根裏

以前、本ブログでも紹介したが、現在、奈良の元興寺の屋根裏が公開されている。

元興寺とは、元は飛鳥時代に立てられた日本最初の寺(法興寺=飛鳥寺)に起源を持つ古い寺である。平城遷都の際に移築されて元興寺となったのだが、その禅室の屋根裏調査が行われて、一般公開となったのだ。

時代時代に修理されてきたので、さまざまな年代の木材が混ざっているのが見どころ。もっとも古いのは西暦588年以降に伐採された飛鳥時代の木。それから奈良時代、平安時代、鎌倉……と続き、最後の修理は昭和18年に行われたので、その木もちゃんとある。

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手前が禅室。奥が本堂。この屋根瓦も、奈良時代のものから平成のものまで混ざっているそうだ。

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これは、白鳳時代の梁。飛鳥から藤原京、平城京へと続く時代である。

女性は、ガイド。



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奈良時代の梁を支えている柱は、昭和の木。





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そして、最大の名物は、この梁に見つかった落書き。
水上戦闘機のようである。下には富士山のような山も描かれている。おそらく昭和18年の修理の際に大工が彫ったのだろう。

ほかにも壁に空飛ぶ鶴らしき絵もある。

木材は、みんなヒノキだそうだ。チョウナやヤリガンナで削った跡も残り、千数百年前と現代の木の違いを目にすることができた。

こういうのを見ると、奈良って凄いだろ! と誇りたくなる(笑)。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

ああっ。
ちゃんと見に行かれたのですね。

何を思いながら彫ったのかは
分からないけど、
将来見るであろう人を
絶対意識してますよねー。

発見されてよかった。と
彫り人に成り代わり思う次第です。

ええ、熊(♀)さんに命じられては、行かないわけには行くまいと……(笑)。

この落書きは、実は屋根裏の通路の裏側にあり、直接見えないのです。写真撮影も、手を伸ばして手さぐり。こっそり、彫った人の見つからないよう、でもいつか発見してほしい……という気持ちが伝わるような場所でした(^o^)。

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