しおれた月下美人を見て考えた
我が家の月下美人が、チョロチョロと咲いている。
以前は狂い咲き?かのように、一晩で10以上も花を開かせたことがあるが、今秋はポツポツと。ここ数日続いている。 強く濃厚な香りが玄関先、あるいは庭先に満ちている。
それにしても、その名のとおり月下に咲いている。十三夜の月の下に。(ちなみに、十三夜とは、満月一歩手前の月のことかな? と思っていたら、満月だった。十五夜が旧暦8月15日の満月のことで、旧暦9月13日の満月が十三夜。)
夜の花は見る機会が少ない。翌朝、しおれた状態で気がつくこともままある。
ところで、月下美人は花を咲かせて、何をしようとしているのか。受粉して種子をつくる?
夜の受粉昆虫はいるだろうが、残念ながら種子は作らない。実は、日本中の月下美人は種子をつくらない。月下美人の種子なんて、見たことある人は極めて少ないだろう。
なぜか。
実は、日本で育てられている月下美人は、ほとんど挿し木で増やされている。つまり同一クローンなのである。そして月下美人(クジャクサボテン科)は、自家不和合性といって、自分の花粉では受粉しないのだ。
このことは、意外と最近までわかっていなかった。しかし海外から持ち込まれたクジャクサボテンと受粉させると、見事果実が実ったという。だから近年になって、わずかに果実をつけている月下美人も登場しているという。
日本の山も、同一クローンの樹木が多いよね……。スギとかヒノキとか。
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月下美人の花が咲くときって、
耳をすますと
花びらがこすれあう音が聞こえる。
というのは本当ですかね?
投稿: 熊(♀) | 2010/10/25 23:45
花びらの開き方はゆっくりでした。月の光を吸収するように、ゆっくりと。(詩人風)
でも、その香りは強くクラクラするほど。以前、「花酒」をつくろうと焼酎に月下美人の花をつけ込んだことがあるけど、匂いがきつすぎて、生では飲めなかった。
投稿: 田中淳夫 | 2010/10/26 00:44