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2010/11/17

ロードサイド店の盛衰

山間地を車で走ると、道路の改修工事によく出くわすが、その多くはショートカットである。山襞に合わせて曲がりくねって延びていた道を、橋やトンネルでまっすぐにする。道幅も広くする。

すると、スピードアップが可能だ。同じ田舎町に行くのに、以前より時間が随分短縮されて驚くこともある。

Photo

で、この写真。

知っている人は知っている、岡山県西粟倉村の道の駅、「あわくらんど」だ。結構賑わっている。

実は店の中より、農産物直売所が人気。また露天の店もたくさん並ぶ。

西粟倉村では、もっとも賑わっている(^^;)。

中国自動車道から鳥取方面に向かう途中にあり、交通の要所であることが流行っている理由だろう。

だが、今後の道の駅がどうなるか、ちょっと心配だ。

実は、鳥取自動車道が建設中で、現在はこの「あわくらんど」から鳥取方面がかなり開通している。今のところ無料。「あわくらんど」には、これから高速走るぞ、という前に寄り道するとか、あるいは鳥取から帰り道、高速から下りて地道を走る前に一服、という気持ちになる。

でも、ここから南部の道路も建設される予定だ。その際は、中国自動車道と連結するはずだ。すると、高速を下りずに鳥取まで行けるようになる。かなりのスピードアップだ。

しかし、「あわくらんど」の客は激減するのではなかろうか。

さて、どんな対策を考えているのか。高速を下りたくなる仕掛けが必要だろう。いっそのこと、高速のサービスエリアになるという手もあるが、すると地道の客が入りづらい。地元客もそこそこいるようだ。

実は、曲がりくねった道のショートカットは、点と点を結ぶことをめざしており、ロードサイドの経済もカットすることになる。地域経済への影響はどんなものだろう。これまでのロードサイドにあったものが新道路沿いに移転するのが一番なのだが、そうもいかないケースも多いだろうし。

以前、田舎道でガソリンスタンドを探しても探しても見つからず焦ったことがあるが、なんのことはない、ショートカットされた道沿いにあったのだった。地元の人は知っているのだろうけど、遠来の客は見つけられないよ。

実は、限界集落も同じ現象に見舞われている。かつての物資の流通ルートから外れたためにさびれてしまうのだ。やっぱり移転かな。それとも知る人ぞ知る、集落をめざすか。

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地域・田舎暮らし」カテゴリの記事

コメント

  

こんばんは
記事の趣旨とは異なりますが

>なんのことはない、ショートカットされた道沿いにあったのだった。>地元の人は知っているのだろうけど、遠来の客は見つけられないよ。

私の趣味である「旧道巡り」に於ては、「新トンネル・新橋梁の影に、旧道有り」というセオリーが有ります。
これを頭に入れておくだけで、初めて訪れる土地でも、あまり慌てる事はないし、意外な発見があって楽しいものです。

林業とは関係ありませんが、私が現在のフィールドとしている、長野県南信地区、国道153号線沿いは正にショートカットによる、物流からの隔絶の見本みたいな集落があります。
長野県阿智村浪合地区(旧浪合村)は、街道時代には宿場として栄えていましたが、昭和40年頃に完成した急峻な尾根に穿たれた一本のトンネルによって、本流から取り残されてしまった顕著な例でしょう。
対して峠を隔てた南側の平谷村では、道の駅の開設によって来村者が増えると、同じ過疎に悩む山村でありながら、対照的な光景を生んでいます。

道路の整備は、救急搬送等の面で貢献する反面、山村の経済スルーを産み出す諸刃の刃なんだなと、考えずにはいられません。

私も「旧道巡り」、好きですよ。
ショートカットされた道には、まるでタイムスリップしたかのような景色が広がっていますね。

とはいえ、経済的には大変なのではないか。公共交通機関も通らなくなることもあるし。新道に移転する元気もなさそう。
こうした地域の集落をどうするか。地味ながら重要な気がします。

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