3泊4日の旅で見た男と女の風景
ちょっと意味深なタイトル(^^;)
東京の「木づかい祭」などで3泊4日の旅をしてきたわけだが(本日の仕事を含めれば5日)、その様子を知りたがる声もあるようだ。まあ、せっつかれると隠したくなるのだが(^^;)、せっかくだから私がかいま見た3つの男と女の風景を紹介しよう。
その1
木づかい祭の初日のシンポでは、私は以前から知っているパネラーが揃っていた。(「木づかい祭の出演者」参照)
そこでも触れたが、生活アートクラブでは、国産材グッズを扱っているが、それが元で夫婦喧嘩が絶えなかったという話題を、会場で暴露した。そして、儲からないのに、夫婦仲が悪くなるのに、それでも国産材グッズを扱い続けたのはなぜか、を問うた。それが判明した。
まず奥さんが、気に入った木製品を発見する。「これ、扱う!」と決める。そして、それを夫の社長に任すのである。夫は、それを必死に売る。それだけのことであった。これの繰り返しで今や1500アイテムを扱うようになったという。
社長の答は「妻が強いからです」。
いや、「妻を愛しているからでしょう!」と返しておいた。
その2
木づかい祭の担当者は、実質女性である。彼女が細々としたところを仕切っている。
「使えねえ上司!」と毒づきながら、走り回っているのである。打ち合わせでパネラーが馬鹿話ばかりして盛り上がり、何も決めなくても、ちゃんと仕切るのは彼女だ。
それでいて、イベント終了後、「これから事務所に帰って残業する」という上司に、「遅くまで残っちゃダメですよ。さっさと帰りなさい!」と、どやしつけるのも彼女なのである。
その3
長野で訪ねたNPO。もともと大学の指導教官と学生の間柄なのだが、副理事長でもある元学生は、理事長を「ボス、ボス」と呼びつつ、怒る。どやす。くさす。ぽんぽん言い負かす。ボスは、静かに耐えている(^^;)。
車の運転もボスが行うが、「ああ、アブナイ。ちゃんと前向いて運転してる?代わります!車止めて!」
「ボス、話聞いてる? 今いいところなのよ!」
「ボス、ここで待ってて。どっか行ったらダメよ!」
ボスは、なんと言われようと静かなのであった。
いいなあ。横で見ていて、なんだかほのぼのとした気分になる。
ああ、私もこんな姐御肌の女性にどやされたい……と思う私は、ちょっとMっ気入っているか?
« 無事、3泊4日のロードより生還 | トップページ | 木づかい祭より~割り箸最新情報 »
「森林学・モノローグ」カテゴリの記事
- 仁徳天皇陵墳丘の植生(2025.03.09)
- 街路樹の寄せ植え(2025.02.27)
- 自然尊厳法人~自然に法的な人格を(2025.03.03)
- 再造林すればいい、のか(2025.02.24)
- 橿原神宮外苑の森(2025.02.23)
長野で訪ねたNPO。>
ぶふっwww!!
投稿: B3かすたむ | 2010/11/07 22:27
お疲れ様でした!
お世話になりましたー
きゃー、言ってない言ってない!
使えねえなんて言ってない。きゃーっ
むふ。
投稿: ただっち | 2010/11/07 23:17
お互いにある一定以上の信頼があるから、垣間見ることのできた風景ですねー。
それがうらやましいということなのかな。
そ、それとも、単にMっ気が?
ひゃあ。
投稿: 熊(♀) | 2010/11/08 00:05
上記二人のコメントは、素性が読めますな(⌒ー⌒)。
まっ、いつもコメントをいただく熊(♀)さんには、私もMっ気があるみたい……。
投稿: 田中淳夫 | 2010/11/08 00:18
おお。Mっ気が・・・。
わ、わかりました。
では、今度からコメントの仕方を
変えてみます。
なんつって。
投稿: 熊(♀) | 2010/11/08 00:28
よ、よろしくお願いします、女王様……。
投稿: 田中淳夫 | 2010/11/08 00:39
林業と女性はいい組み合わせですね。
女性は農業、林業等の自然系、いのちを育む職業にはもともと相性がいいのでしょう!
21世紀は、いのちを育む業種が伸びますね!
田中さんは、女性が進出する森林ジャーナリストといういい職業を選びましたね!
感謝、感謝の毎日でしょう!
Mだ、なんて贅沢を言わないで下さいな!!
投稿: しゃべりスギ爺 | 2010/11/08 08:47
いやあ、女子大のセンセイほどには周りに女子はいません(笑)。
ま、Mもいいですよ……て、危険な言葉だ。
投稿: 田中淳夫 | 2010/11/08 09:16