奈良県庁の食堂で割り箸を
奈良県版のニュースかと思っていたら、ネットには掲載されたみたい。
http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201012100112.html
そう、奈良県庁の食堂に、吉野産の割り箸が使われるようになったのだ。
以前から腹立たしかったのは、奈良県庁の食堂では、樹脂箸が使われていたこと。割り箸を地場産業として抱える奈良県のお膝元でそれはないだろう、と幾度も指摘していた。
それが先月から吉野のヒノキ割り箸に変わったという。
記事によると、さいたま市の「マイ箸運動」による「割り箸一掃」作戦に対して、吉野町製箸工業共同組合が抗議文を送ったことを県の幹部が知って、採用を決めたという。
使用後は製紙会社まで送ってリサイクルまでするらしい。
ということは、本ブログでさいたま市の運動の問題を指摘して、それに呼応して埼玉大学のあさださんが動き、そして吉野の組合も抗議して……という一連の流れが多少とも影響を与えていることになる。
めでたい(^o^)。
まあ、それまで県の幹部は食堂で樹脂箸を目にしても気にしなかったのか、とツッコミを入れたいところだが、イジワルは止めよう。
ただ気になるのは、県が割り箸の使用を決めて、組合に発注したとあることだ。とすると、食堂の経営している事業体はどうなるの? 国産割り箸が割高な分、負担は負わないのか。使用量は年間で約10万膳程度だが、箸代を1膳2円として20万円を県が支出したことになるのかなあ。
ともあれ、割り箸産地を抱える県としての、最低限の面目は保てたはず。
次は、本丸、霞が関の林野庁……。
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田中様
奈良県が、皆さんの講義活動に反応したことは大いに評価しましょう!
今後は、さらに「割り箸一膳の革命」を推進しましょう!
割り箸はもったいないくない!という正論をあちこちで上げることが大切です。
いまだに,マイ箸運動を展開して割り箸を悪者扱い知る団体が多い中、環境に悪い中国産の割り箸ではなくて国産の安全安心の割り箸を普及させることが大切です。
わたしも、マイ割り箸づくりをここ3年間学生達にやらせますが,みんな吉野杉のいいかおりが大変気に入ります。
今の若者は,日本の食器である箸についてはどこでも学ぶ機会がなかったと言えます。
かくいうわたしも田中さんの「割り箸はもったいない?」で目覚めた団塊の世代ですが(笑)
全国の割り箸ファンのみなさん!
頑張りましょう!
投稿: 高桑進 | 2010/12/13 09:44
そうですね!本丸に!行きましょう〜!!
投稿: ただっち | 2010/12/13 17:21
奈良県庁の方はいいですね~。
うらやましい限りです。
特に、そばやラーメン、きっとおいしさも増すと思います。
フライ系もきっとそうだと思います。
これで、客数が増えたとか、県庁以外からのお客さんが増えたとか、そういう効果データが出てくると面白いですね。
それにしても県庁でご飯食べられる皆さん、うらやましいです。
投稿: 鈴木浩之 | 2010/12/13 18:44
前にも書きましたが、熊本県庁の地下食堂はだいぶ前から県産のスギ割り箸を使っています。県民としてとりあえず自慢させて下さい。
我が愛林館はもちろんですが、市内でもスギ割り箸を使う店が出て来ました。どこかのURLに、国産割り箸を発見したら書き込めるようになればいいですが、誰か作ってくれないでしょうか。私には技術的にできません。(泣)
投稿: 沢畑@熊本県民 | 2010/12/13 22:11
地元の自治体が国産割り箸(できれば地場産割り箸)を使っていたら、褒められるムードをつくりたいですね。
もっとも身近な木材である割り箸は、目に見えないところで人々の意識に語りかけているに違いありません。
投稿: 田中淳夫 | 2010/12/13 22:42