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2011/01/21

最新の林業機械

日吉町森林組合を訪ねた。

ここで見せてもらったのが、最新式の林業機械だ。いまや続々と新しい林業機械が導入されていた。

まず紹介するのが、ハーベスタ

この組合では、プロセッサを使わずハーベスタを中心に作業を行っているが、昨年11月にフィンランドから最新のハーベスタを導入したそうだ。

ハーベスタは、立木を伐採して、枝払いと玉伐りまで、全部1台でこなせる万能機。これが日本に入ったのは、この1台が最初らしい。あとで長野にも導入されたという。

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見よ。KESLA671Hを。って、型番で言ってもわからんが。

特徴は、まずホイール式であること。だから作業道や林内を荒らさず走行できる。実際、道がなくてもかなりの斜面まで登れるそうだ。もっとも最小の形式らしいが、動きがスピーディに感じる。

馬力もあって、かなりスムースにアームが動かせるようだ。

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ハーベスタで伐採した切り口。つるん、としている。チェンソー(というより手動)で切るのと違って、受け口も追い口も、ツルもない。その分だけ木材を無駄にしないで済むとも言えるだろう。もっとも太い部分を伐るのだから、それが10センチほどでも受け口になると使えなくなる。

さて、次が話題の国産フォワーダ。玉伐りした丸太を運び出す林内走行車である。いわば現代の「木馬」というべきところだろう。IHIが開発したのだが、この開発には日吉町森林組合の現場も協力している。現場の意見を取り入れて、使いやすさを追求したものだ。

これまで高性能林業機械と呼ばれるもので、日本製は劣勢だった。土木作業機械の改良にすぎなかったからだ。このフォワーダは、初めて林業機械としてゼロから設計したのである。

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F801と型番が付けられているが、特徴は、操縦席が回転して、座ったまま、走行とアーム操作の両方ができる。これまでのように、アーム操作と車両走行を別の操縦台ですることはなくなった。車両の前方と後方にカメラが付いていて、走行の安全にも期する。

そしてホイールとクローラー(キャタピラ)両方を前後で採用して走行速度が15キロまで上がったという。これだけで往復回数が格段に上がって、生産効率のアップが期待されている。

どちらも、今後の日本の林業の方向を占うような機械である。が、価格もそれなりにするからなあ……。

でも、機械化は、単に生産効率を上げるためだけでなく、労働者の負担軽減と、安全確保にも大きな役割を持つことを実感した。

ちなみに案内してくれたのは、新卒で日吉町森林組合に勤めたという女性の森林施業プランナー。つまり林業女子だ。ほかにも女性はいるそうだ。経験は浅いが的確に質問に応え案内してくれる。こうした点でも、この組合の凄味を感じた。

 

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林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

田中組長、おはようございます。

日本もロボット技術は世界一ですから、やる気になれば外国製に負けない林業機械も作れると思いますが。

林業女子が活躍するとは、まさに「里山も花の賑わい(笑)」
そして、組長は花咲か○○さん、かな。

外国製にはないもっとすごい機械を作り、将来はそれを輸出するぐらいに成長してほしい良いものです。
ご存知のように、日本製の介護ロボットがデンマーク政府で採用しようとしていますから。


まるで「パトレイバー」の世界!!

手持ちのチェーソーでの伐採もモビルスーツを開発して欲しい。

オタクの林業男子も生まれるぞ!!

日本には、もちろんロボットのような林業機械を作る技術はあるでしょう。でも十分な需要がないと、コスト的に作れないでしょうねえ。

クラシックベンツ取り扱いの車屋です。
バイオディーゼルトラックが欲しいという方と出会いまして『森林整備』に関係するようになり、間伐活動の『はしご』をしています。

『ベンツ・ウニモグ』という四駆多目的車両があります。森林整備にも有能のようです。勿論、バイオディーゼル燃料対応可能ですので、化石燃料を使わなくてすみます。

ウニモグが話題になれば、嬉しいです。

これからは林業用パワードスーツを開発し、機械化林業作業員を生み出し、マンパワーの増加を図る日がくるに違いないww!!

うわっ。
ハーベスタの切り口って・・
触ってみたい。
つるんとして気持ちよさそう。

ウニモグ。
林業やってる知り合いのところにあるのを
ずーっと昔、(わ、20年くらい前だ)
見たことありますぜ。
確か、山で使っていたはず。

ウニモグにパワードスーツ、皆さんこの手の世界が好きそうですね。
今後、林業の機械化が進めば、すごい林業機械が登場する可能性があります。

でも、森好きの中には苦手な人もいるだろうな。

機械はもちろん、「働く・くるま」とか興味すらもったことがありませんが・・コレにはびっくり&感動です・・☆

フィンランド製のハーベスタは、デザインにも金をかけてこだわっているそうですよ。
その点が武骨な日本製と差を感じますね。

ウニモグを話題にして下すった皆さん、ありがとうー!!

ウニモグに『黒い塗装のスリムなクレーン』は、粋です。
アタッチメント装着式でのウッドチッパーもあるようですし、
アタッチメントの数は3000種類あるそうです。・・・林業関係者がギクッとする(欲しがる!?)物もあるのではないか?!。

スラリっとプロポーションの女性がウニモグを運転する映像を見ました。
・・・乗用車を乗り換えて、森へ仕事に出かけるというような設定の映像でした。欧州では当たり前のシーンなのでしょうか?

うーん、木馬道と筏下りの復活を目指していながら、実は機械好きの私は、どうコメントすべきなのでしょうか?(泣)
てか(笑)?

もちろん、機械じかけの木馬と、機械じかけの筏を開発するんですよ(^-^)

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