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森と林業の本

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2011/01/10

里山で遭難

今日は一日家にこもって原稿書くぞ~と思ってたけど、午後疲れて散歩に出た。

軽く、生駒山の遊歩道を歩くつもりで出発。

ちょっと、無理して崖をよじ登って、遊歩道着。

遊歩道をゆっくり歩く。カップルとすれ違いムカつく。

山麓公園に着き、ため池の周回道を歩く。

なんだか上にスカイラインの道路が見えるので、よじ登って出る。

スカイラインを歩く。

車が何台も通るのに嫌気をさして、脇道にそれる。

モトクロスの練習風景を横目で見つつ、妙な神社に迷い込む。

近道をするつもりで山中の道を下る。

前をハイカー?らしき人が歩いていたので、踏み分け道にそれる。

踏み分け道の踏み分けが消える。

沢を渡る。崖をよじ登る。

獣道を進む。

獣道が消える。

急斜面に陥り、沢を無理して渡る。

道なき森をよじ登る。

また沢を渡る。細かな尾根-谷が繰り返される。

これは、遭難かな、という思いが頭をよぎる。

頭の中に生駒山のこの付近地図があるので、道はなくてもどちらに進めばどこに出るか見当は着く。が、細かな山襞までは想定外。低い山でも沢周辺は険しいし、落ちて大怪我でもしたら動けなくなるだろう。しかも周囲はイノシシの足跡だらけだ。山をなめてはイカンぜよ。恐るべし里山。恐るべし生駒山。

と、そこに携帯のメールが。

娘からだった。「帰りにキャベツ買ってきて」 

無視して山から脱出することに全力を。

またメールが。「タマネギと牛乳も買ってきて

キレかかる。

…………

その後、なんとか砂防ダムの上流部に出て、そこから道を発見。無事、市街地に下りられた。生駒山の周りは、ニュータウンばかりだ。仕方ないから駅前に出て、キャベツとタマネギと牛乳を買って帰ったよ……。

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生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

>遊歩道をゆっくり歩く。カップルとすれ違いムカつく。

ここで平常心を失ったところが遭難の始まりではなかったのでしょうか。無事生還し、キャベツも買えて何よりでした。

すみません、上の名無しは私です。私まで平常心を失っていたかも知れません。カップル恐るべし。

断じて、カップルを見たくらいで平常心を失いません。たとえ、二人が手をつないでいても……。


山歩きでは、他人に会いたくないんですね。人を見かけると、山を歩く楽しみが削がれる。で、人影があると、横にそれる癖があるのです。これが間違いの始まり……。

カップルは、手をつなぐために生駒山に
来たのですから、暖かく見守りましょう。

人目を避けて横にそれていくと、
コビトの住みかに着けそうですね。
キャベツメールがなかったら、
ひょっとして会えたかも♪

コビトに出会ったら、また横にそれてしまったりして。横道人生送るなあ。

無事に帰れてよかったですね(^.^)

昔、何かで読んだのですが、登山で道に迷った時に沢すじで事故を起こすことが多いようです。冷静さを失うので険しい沢でもつき進んでしまうのでしょうね。

安全面からお薦めはできないのですが、日の長い時期の昼過ぎ~夕方に山に登れば人が少ないですよ。よく知っている浅い山でたまにやります。

ええ、本当は道がない場合、沢に下りてはいけないんです。尾根筋を進むのが常道ですね。
でも、時刻は午後5時前、日暮れの中で尾根はブッシュで、しかも進むべき方向は谷でした。
ま、正直頭の中に地図があるからやったことです。よい子は真似しちゃダメ(笑)。

山の道を外れるとこわいですね。
昨年11月、大峯山で1週間遭難した方が「もうあかん」
と思った。と言っておられました。
無事帰れて何よりです。
お買い物も出来たし・・・。

そうですね。買い物も出来たし……。

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