無料ブログはココログ

本の紹介

« 獣害と伐採 | トップページ | 生駒山のナラ枯れ防止策 »

2011/02/22

トヨタの林業車開発?

先日訪れたのは、愛知県豊田市。

ここでは環境関係の講座としての講演として、森林・林業について話したわけだが、参加者の中にはやはりというか、トヨタ自動車出身の方がいらした。

で、ティータイムで出た話によると、「トヨタで林業用の車を開発しようと提案したことがあるが、売れないと却下された」ことがあるらしい。

たしかに日本製の林業作業車というのはほとんどなくて、この前にIHI(石川島播磨)のフォワーダが出たこと自体が話題になったほどだ。

ところで、思い出した。実は私の友人にトヨタ自動車で開発部局に勤める者がいるのだが、以前トヨタで企画した林業用自動車の資料を送ってもらったことがあるのだ。そこで探してみた。なんと、物持ちの良い私は、ちゃんと残していた。(断捨離はムリだ。)

001 002









これですよ、これ、名付けてフォレストワーカー!  モーグル。

なんとカッコいい自動車なんだ。凹凸の多い悪路を「力強く自然に優しく」走れるという……。しかもタイヤを4輪独立クローラーにすることも可能だそうだ。超小型キャタピラって、面白い!

よく見ると、1995年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出品されたのだ。この年度は、阪神大震災にオーム真理教事件で賑わったから注目集めるのは無理だったろうな。

が、よく考えると、この車、なんのためになるのだ?

木を伐ることも木を運ぶこともできないではないか。よく読むと、山地走行実験車となっている。ようするに悪路を走ることが可能な車なのだ。しかし、役割としては林業従事者の現地までの通勤くらいしか使えないな。でも、乗員は1~2人だし、林道・作業道程度ならランクルを筆頭とするアウトドア四駆でも走れるような……。

車が傾かないよう、アクティブ姿勢制御システムを採用し、車高調整は50センチまで。小回り性能は抜群だし、急坂道も強いし、運転席が中央にあって不整地走行に工夫されているし、非常に面白いのだけど、林業用というよりアウトドア用であった。趣味で走りたい人はいるのではないか。

なんでも、これを作ると、価格は1億円をくだらないそうだ……。

« 獣害と伐採 | トップページ | 生駒山のナラ枯れ防止策 »

林業・林産業」カテゴリの記事

コメント

同車の諸元からすると、これはむしろ軍用車に適していますね。悪路走破性と姿勢制御機能は、最近の軍用車には必須です。現在配備されている軍用車の多くは、悪路を走りながら砲身を水平ないしは、標的に対して真っ直ぐに保ちつつ、射撃出来るようになっています。
往時のヒトラーは、農業用トラクターと偽ってベルサイユ条約をすり抜けて、結局は戦車を開発しました。
まさかトヨタが、防衛産業進出を考えていることは無いと思いますが・・。

軍用車に詳しいですね(~_~;)。たしかに姿勢制御は戦車の重要な条件だわ。林業用車両の研究から、自走砲製造したりして。

残念ながらトヨタは、林業界のニーズを読み違えたのかもしれませんね。どうせなら、道なき林地内を土壌を傷つけずに走れる車をコンセプトにすればよかったのに。
それとも、超小型自動造林車とか。

雑誌でしか見たことがありませんが懐かしい車両ですね。
自衛隊に採用された高機動車(市販版はメガクルーザー)と関係があるのでしょうか。

こんばんは

なんというか、林業の現場をサファリパークかなんかと、勘違いしてんじゃないかい?な意味で、「これが痛車だ!」な内容。
四駆にしても、乗用車四駆が突破できる雪道でスタックする情けない、オフローダーモドキしか作れないんだから、余計なものに色目使ってどうすんの?

意外と知られていないんだけど、日本の大手自動車メーカーで、航空宇宙産業へ進出出来ていないのは、盗用多だけ。日産は航空宇宙部門はIHIに売却しちゃったけど、「はやぶさ」を打ち上げた「M-Vロケット」は日産で作ってた。本田技研は独自開発したビジネスジェットが、型式認定取得に向けて試験飛行を開始している。
何が言いたいかと言うと、世間が信じている程には盗用多の開発力は、高く無いと言うこと。

>まさかトヨタが、防衛産業進出を考えていることは無いと思いますが・・。
「メガクルーザー」が自衛隊装備として、採用されていますから「防衛産業への進出」は果たしたと言えるかと。
→http://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・メガクルーザー


皆さん、食いつきいいですね(笑)。
やっぱりトヨタには、本気で林業機械を開発してもらわねば。多くの山持っているんだし。
山を走破できる車両ではなく、山を傷めず運搬できる車両を。

愛知万博で発表された 搭乗歩行型ロボット「i-foot」 は、私は
山仕事への活用を妄想したものです(^^;)階段も登れる
搭乗型のロボットに乗って、現場へ行き、仕事して帰ってくる
・・・高齢作業者の延命ですかね~(^^;)
でも、一番期待しているのは筑波大学が開発したパワード
スーツですかね~(^^)

やっぱり究極は、パワードスーツでしょ! あれが実用化すれば、昔の身体感覚を取り戻した林業になるんじゃないかなあ。重機使わず、チェンソー、いや斧だって(笑)。搬出も、木馬を採用する。

フォレストゲリオン?

フォレストガンダム?

私のイメージは、「未来少年コナン」に出てきた作業用マシンなんだけど(笑)。

ああ、映画「エーリアン」1にもあったな。あんな、いかにも労働ぽいのがいい。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/50940568

この記事へのトラックバック一覧です: トヨタの林業車開発?:

« 獣害と伐採 | トップページ | 生駒山のナラ枯れ防止策 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

森と林業と田舎