自然の中の人工、人工の中の自然
兵庫県の但馬まで日帰り往復。カニが食えなかった……。
という話は、改めて。
昨日の駆け足3件の中で印象に残った景観を紹介しよう。
これは、生駒山の一角にある豪華なホテル&セミナーハウス。(写真はセミナーホール)
外界の里山の景観をそのまま取り入れている。宿泊の部屋も同じコンセプトで、窓の外の景色が里山の森になっており、最大限に活かした空間だ。自然を人工空間に取り入れた。
次に、大坂・梅田の地下街。
完全な地下の通路である。そこに、結構大規模な花壇?が作られている。数十メートル延びているうえ、草花だけでなく樹木もある。もちろん、光はすべて人工の照明だ。よく育っている。夜は照明がほとんど消える。
まさに人工の中の自然。
どちらがよい悪い、あるいは好き嫌いというのではない。
どちらも、せいいっぱい自然と人工物の折り合いを考えた結果だろう。
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今日は、豊岡市日高町の講演会でお話聞かせていただき
有難うございました。
後でご挨拶させていただいた炭焼きの者です。
先生のHP拝見させていただく限り
里山を活かす話が多く、僕の目指す方向と同じだと思いました。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: すみや | 2011/03/08 01:12
どせ、眠い講演ですみません(笑)。楽しい、成功事例ばかり並べるより、林業関係者にはもっと大きな目をもってもらいたい……というのが名目で、今度出版する本の内容に力が入ってしまいました(⌒ー⌒)。
投稿: 田中淳夫 | 2011/03/08 10:38