『森林異変』書評 「朝日奈良版」と「東洋経済」
北海道に行っている間に、『森林異変』の書評など記事が2本。
一つは、「週刊東洋経済」5月14日号。
これは平凡社からのFAX。
無難にまとめていただいた。経済誌なんだから、もっと産業としての林業を記していることに触れてほしかったな……。
そして、もう一編は、朝日新聞奈良県版。書評というより、奈良県在住の著者を紹介しつつ、本に触れる、といった記事だ。
5月11日紙面
「奈良を通じて」奈良から発信……とあるのは、隣の記事のタイトル。私の本に関するものではない。
実は、『森ヘン』では、吉野林業地のかつての大儲けの話や、その後の技術革新からの遅れ具合を間接的に記している。まあ、読んで耳が痛い人も多いのではないかな。
なお文中に、私が業界紙記者だったようなことが書かれているが、これは誤解である。林業界の記者をしたこともないし、総会屋の手先だったこともない……と思う。いや、そういうことにしている。
ちなみに親からは、赤いシャツが不人気だった。違うって。長袖Tシャツだって。写真撮られると思わなかったからね。まあ、撮られると知っていたらオシャレしたということは、限りなく低い確率だけど。
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東洋経済の書評はひどいですね。
中身ゼロ。ちゃんと読んで書評買いちょるんやろか?
まさかホントに1分で読んだんじゃ、、、。
投稿: 島崎三歩 | 2011/05/16 22:43
なあに、書評はどんな内容にかかわらず、素晴らしいのです。激賞されても、批判されても、トンチンカンに褒められても感謝。書いていただいただけただけで感謝。東洋経済様様です。
投稿: 田中淳夫 | 2011/05/17 00:07
>写真撮られると思わなかったからね。
いんや、赤は悪くありませんぜ。
目を引いてよろしいかと。
でも、顔がちょっと無防備かなあ。
まあ、熊(♀)的には無防備のほうが
美味しそうでよいです。
投稿: 熊(♀) | 2011/05/17 07:42
おっしゃるとおりですね。失礼しましたm(_ _)m
投稿: 島崎三歩 | 2011/05/17 09:16
無防備な顔……(~_~;)。
熊(♀)さんに食べられるなら本望ですけど、無防備はイカンなあ。次から鉄兜かぶらにゃあ。
ちなみに「けなす書評も有り難い」と指摘したのは、大昔の筒井康隆だったかと。ようは露出するほど、売れ行きが伸びる。
投稿: 田中淳夫 | 2011/05/17 11:22