無料ブログはココログ

本の紹介

« 雑木の床板~資源不足と未利用資源 | トップページ | 私が森林ジャーナリストになった理由 »

2011/05/24

木質ペレットと猫砂

高知県の日高村に日本最大の猫砂工場ができた、というニュース。

なんでも、年間1400トンの生産能力があるそうだ。猫砂は需要が伸びているらしく、有望な商品になるかも。材料はヒノキ粉と茶葉だという。茶葉は臭い消しの意味があるのかな。おそらく現地で調達可能なのだろう。

ところで、この猫砂の形状は、直径4ミリの粒タイプ。これって、木質ペレットと作り方は同じと言ってもよい。

一方で、この3月に宮崎県小林市に日本最大の木質ペレット工場が完成したというニュースがあったばかり。こちらは発電用で、電源開発㈱も出資する大きな規模で、生産能力も、年間25000トンと一桁違う。おそらく火力発電所で引き取り手も決まっているのだろう。

ただ、ペレットストーブを備えた個人宅の悩みは、肝心の木質ペレットの供給だという。何より手に入らない。販売店が少ないからだ。配達を頼むと、郵送や宅配便になって価格が跳ね上がる。それに時間がかかるから、すぐに手に入らない。かといって、かさばるから一般家庭で大量に保管しておくのも難しい。

生産者側からすると、個人客は効率が悪くて、利益も薄い。木質ペレットは大型のボイラー向きなのだ。

実は日本の木質ペレットの消費は、燃料用より猫砂が支えていると言われている。小規模生産で個人のペレットストーブ・ユーザー向けに生産しているところは、安定した顧客がつかめず苦しんでいるが、こっそり猫砂用に木質ペレットを出荷しているんだと(笑)。

さらに油の吸着剤としての需要も馬鹿にならないらしく、それがペレット生産工場の経営を支えているのだと聞かされたことがある。

また、木質ペレットの品質規格が統一されていないという問題も指摘されている。
実は3月には、日本木質ペレット協会が「木質ペレット品質規格」を制定している。ストーブ・ボイラー用燃料としての独自の品質規格だという。

どうせなら猫砂と共通にしたらいいのに、思う(^o^)。そうしたら、猫砂用にホームセンターで販売しているものを個人の燃料用に回せる。すると、流通面の不備が助かるではないか。
猫砂用は燃料用より高いように思うから、価格はどうなるかわからないが、郵送料込みより安そうだし、少なくても身近にあることで気軽に買いに行けるのではないかな。

まあ、猫のおしっこを吸収しやすい形と、ストーブに投入しやすい形は違うのかも。それにEUの木質ペレット規格が国際規格になっているから、また日本独自の猫砂規格を作ってはマズい面もあるのだろう。

そもそも、私は木質ペレットを「日本三大バカ林政」の一つだと罵倒したこともあるので、ここで論じるのもオカシイけどね(~_~;)。

« 雑木の床板~資源不足と未利用資源 | トップページ | 私が森林ジャーナリストになった理由 »

木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

三大バカって、、、coldsweats01

あとの2バカは何ざんしょ?

ヒノキが使われている猫砂はよく見かけますが、
工場が建っちゃうほどだったとは。
茶葉は抗菌作用かな。

三大のあと2つ、ワタシも知りたいな。
もしや、三大に限定するの難儀とか。。


いやあ、また物議をかもすかも……。

もう一つは伐り捨て間伐。あと一つは、皆さんで考えてみたら面白いじゃないですか(笑)。

「三大」というのはゴロがいいですからね。

ただ、物議になる前に指摘しておくと、木質ペレットや伐り捨て間伐自体をケシカランとするのではなく、そこに補助金を注ぎ込むことを「バカ」と言っているのです。

 人によって違うとは思いますが、やはり多くの意見としてはあれでしょうか?
 その後の下刈りのときだと思いますが、ぼうら(お茶とかシイタケとかの収穫作業で運搬に使う竹の背負いかご)に突っ込まれて山にいったっけなあ。あれっ、シイタケの収穫のときだったかもしれませんが・・・。シイタケは儲かったようでした。
 
 私はいまだに三大美林と三大人工美林を混同してしまうばか者ですが。天竜しか行ったことがないんですよね。ホント、そこは美人ぞろいの林でした。きっと山の神さまも「林美子」さんとかの名前なのかもしれません。

 さて、熊さんのコメントにあった茶葉ですが、当町も燃料ペレットを検討していたときにアイデアの1つにありました。当町は頓挫しましたが、担当者はもし万が一できてしまったときのサポート案として腹案として資料を集めていました。地域柄もありますが。そのときも猫砂への燃料ペレットの流用でした。

 そろそろ、本題に。
 日本三大銘茶産地はどこでしょうか?
 1つは、宇治
 1つは、狭山
 さて、もう1つは・・・・・

 

三大美林と三大人工美林+d、区別あるのかなあ。
地域によって、3つが変わってくると思う。だって、一つは地元を入れるから(笑)。

三大銘茶産地も、一つは地元を入れるとして……奈良かな(^o^)。奈良は、お茶栽培発祥の地らしい。

奈良!
おしいです。

そういえば三大ヤマビル発生地という括りもあったような。
それとクロスしていたりしてます。
苦労しています(泣)。

おしい? 美味しいでは……。

やはり3大銘茶に奈良の大和茶は入れたいので、仕方ないから狭山茶を外して、川根茶入れますか。
でも、九州の知覧茶も入れたいし、四国なら四万十茶がある。
どれを入れてどれを外すか、お好みで。

小さい頃から大好きだった志村さんの名調子、
○○茶どころ情けが厚い、○村山三丁目~
というのがあるので、心情的にはずせないかなあ。

今は合併してなくなっちゃいましたけど、
中○根町の中川○音頭、お茶づくしの音頭でした。
ちなみに、ボーカルはあの三波春夫氏!昭和38年ぐらいの録音だったのではないでしょうか。
当時お茶は儲かったんですよね。

あくまで川根茶であって、静岡茶にならないところが意味深(笑)。

生産量で全国の1%にも満たない川根茶がなぜ日本三大銘茶といわれるのか。
茶(原葉)の栽培技術、荒茶や仕上げ茶の加工技術のクオリティが大原則ですが、そこには先人(今90歳ぐらいの方々)の行商の歴史があったのです。行商のノウハウを以前教えてもらったのですが、すごいものでした。
その頃は瞬間大量情報拡散の手段がなかったわけですので、ものすごい苦労(同時に楽しみ)が合ったわけですが、今でも個人農家が自園自製自販を展開している数が人口に比べて極めて多いこと、インターネットホームページを開設している茶農家が多いことからも伺えます。
この相対取引、信頼関係、ファン作りといった地道な行動が川根茶の銘茶を築き上げ、現在に至り、全国茶品評会に常時上位入賞をしている礎にもなっていると、個人的に思っています。

木材もこんな活動、ビジネス展開している人たちが全国にいます。ぜひとも、がんばって欲しいと思います。

しまった、この項のテーマは猫砂でした。

熱いですね(笑)。
でも、そんな地域の努力は、表に出づらいけど貴重です。加工技術は記録もしやすいでしょうが、行商の努力となると。
いっそ「川根記憶遺産」として登録してみてはどうでしょう。

それにしても、自産自販農家が多いというのは、期待できそうです。
猫砂や木質ペレットにも必要かな。

田中組長様


「そもそも、私は木質ペレットを「日本三大バカ林政」の一つだと罵倒したこともあるので、」とありますが、今や製材所から出てくるオガクズをペレットにしてストーブで燃やすのもいいかもです。

その理由は、ペレットしか使えないストーブではダメですが、釜石の石村工業が開発したペレットとマキの両方が燃やせるストーブ、CRAFTMANを使えばいいんです。

他のストーブに比べて、いい点が2つあります。

1)まず第一に,CRAFTMANストーブは安い!19万円です。
2)しかも、マキとペレットの両方が使える。

また、今や月?100万トンとオガクズを出す銘建が、キロ28円という安値でペレットを全国に向けて販売しています。

要するに、各地の製材所で大量に出てくるオガクズ等を、ワリカンのように略農家の敷き床にしてコンポストを生産するのも選択肢の一つですが,単にボイラーで燃やす(ほとんどの製材所でやっている)のに比べる、と熱容量が高いペレットにしてストーブで燃焼させるのがいいでしょう。

ペレットだけしか、あるいはマキしか燃やせないストーブがほとんどですが。この石村工業の開発した、CRAFTMANはすごいです。岩手県等では、震災に遭遇して、電気、ガスが止まり、このストーブがとても役立ったそうです。
丸太をそのまま燃やせる,ゴロン太まで開発しました!

ご存知かも知れませんが,一度サイトをごらんあれ!
http://www.rnac.ne.jp/~ishimura/

ちなみに、今回の東日本震災で大被害をうけた石村工業は、早くも工場を再開したようです。

また、古いエントリーに(笑)。

薪とペレット併用ストーブ、知っていますよ。岩手のバイオマスイベントに展示してあった。
また最近は、街で売れているそうです。薪ストーブがほしいけど、毎日着火するのが面倒は家庭が、平日はペレット、週末は薪と使い分けるため。

ペレット製造は、銘建工業が台風の目ですね。一気に価格を引き下げた。でも、製材時に出るおが屑や端材利用が、正しいバイオマスエネルギーの形です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36391/51755919

この記事へのトラックバック一覧です: 木質ペレットと猫砂:

« 雑木の床板~資源不足と未利用資源 | トップページ | 私が森林ジャーナリストになった理由 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

森と林業と田舎