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2011/06/17

廃墟撤去条例?

和歌山県は、人が住まずに廃墟となった建物を行政判断で撤去できる条例案を県議会に提出した模様だ。

一瞬、???だったのだが、「景観支障防止条例」と言って、概観に著しい破損や腐食などがある建物が対象とか。

順序としては、周辺住民の多くが撤去を求める、市町村長らの意見を聞いて所有者に勧告する、韓国に従わない場合は撤去命令を出す、命令に従わない場合は行政代執行の対象とする……ということらしい。

なんでも和歌山県は空き家率が日本一で、県内に四万2500戸あり、住宅全体の9,1%に達するそうだ。

わかったようなわからないような……なのだが、この空き家率の高さというのは、何も都市部だけのことではないだろう。おそらく過疎地・過疎集落を含むのではないか。

景観に悪いという見方があるのはわかるが、もしかして限界集落の片づけに使えるのかも、と思わぬでもない。崩壊したままの家を、これで片づけて整地できる。でも強制代執行というのは、その費用は持ち主に請求されるんだよな。

この条例が通るかどうか、そもそも法律に合致するかどうかはわからない。

ただ、連想したのは、所有者不明の森林の場合、行政が林道・作業道を入れられるとした、森林法改正を思い出した。

また「外資が森を買う」ケースから、放棄林を国に買い上げさせる法案づくりをしている議員もいるらしい。

なんか、私権にどんどん公が入り込んでくるような気がする……。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

ゴミ屋敷問題と似ているんでしょうけど、
この条例は違憲の疑いが強いのでは…

周辺住民の生命身体に危険を及ぼすことが明らか、
なら別でしょうけど^^

私の近くの山村で、山から下りた方が住まなくなった家の柱の込栓を外したり 床や窓を外したりと 数年に一度 うまく朽ち自然に還るようにと 作業をされていました。 大昔から、そうだったのでしょう。

その家を見た時に、目から鱗が落ちました。

作る時から、自然に還る もしくは 環境に負荷のない素材を使う事の大切さを知りました。日本には、廃棄できる場所も少なくなりますからね。

山間の限界集落だからこそ、可能なのかもしれませんが 見方をかえると とても美しい姿だと思いました。
役目を終えたら、土に還り 次世代の栄養になる。
生き物としての あるべき姿でしょう。

結局、絵描きさんがもったいないと借りて 少し斜め向きかけた家を まっすぐにひっぱり直して使っておられますが 昔のつくりは えらいもんですよね。

建築は、省エネに向かっていくのでしょうが それを進める為に処分に困る資材や循環利用できない、持続的に利用できない原料を使うのは、根本的に原発を容認してきた事と根っこが同じだと思っています。

現行の建築基準法では、そんな建物を建てる事はできませんが、概ね、限界集落と言われる山村は 都市計画区域外で確認申請が不要です(笑) もし 今までの価値観と違う生き方を望まれる方は、ぜひ 限界集落へ(笑)

コンクリートも石膏ボードも 山を削って得られる資源です。  

昨日と同じようなコメントですが・・・

こちら↓の人は複雑な思いかもしれませんね.
「廃墟伝説」
http://kuromax.web.fc2.com/

樹子さま、全く同意見です。けどが悲しいことに現状はイニシャルコストから依頼される仕事の殆どはベニヤ板で出来た扉です。お米は食べれてもおかずが買えないので、せっせと作って納めています。
将来、使われている接着剤や表面のオレフィン系シートが廃棄物として困る可能性はゼロでは無いことは確かです。どこかの発電所とは目クソ鼻クソでしょうね・・・。
3・11から皆さんの考えが変わることを期待しています。

ところで、すべてが自然に還る素材で作られた住宅は街中に今でも沢山作られていますヨ(雨トイと瓦の釉薬は?かな)。
自分も数棟、お手伝いさせて頂きました。

田中さま、表題の話からかなり遺脱してしまいました。すみません。


廃墟には、美しい廃墟と、痛ましい廃墟があります。
前者は、ゆっくりと自然と溶け込んでいくようなもの。そして消えゆく人の痕跡に憂愁を感じるもの。
でも、後者は汚く飛散さが滲んでいますね。

いくら条例や法律で撤去を決めても、実際の運用は難しいですよ。手間がかかるし、もし持ち主が抵抗して裁判ざたにでもなったら、役所は嫌がるでしょうから。

字、間違ってますよー^^

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