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2011/06/04

『森林異変』書評・ソトコト

ソトコト7月号の特集が「森林愛」。

で、私もちょっと関わっている(執筆はしていない)が、その際にお勧め(~_~;)したのが『森林異変』。そこで書評も載せてくださった。

Photo


締め切り的には無理だったのを、無理やり載せていただいた。

感謝。

ちなみに、ソトコト今号は、西粟倉村・森の学校の大きな記事かあるほか、「森を伝える10人」という記事の半分は知り合い。さらに巨木カタログの高橋さんも取材した人だし(^o^)。

ソトコトは、以前はカタログかファッション誌のノリだったのだが、少なくても今号は読める記事が多い(って、まだあんまり読んでいないけど)。

ほかにもサライも森林特集記事をやっていたし、やはり今年が国際森林年であることが大きいのだろう。

なお出版元の話では、5月22日以降に大きく動き出したとか。日経新聞に載った威力だろう。この手の業界ものは、やはり日経が強い。

> 田中さんのご尽力もあり、着実に伸びています(すぐの重版はともあれ)。・・・by編集者

カッコ内は余計だな(笑)。

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書評・番組評・反響」カテゴリの記事

コメント

そうか~難しい専門用語が無かったので読むのに没頭して電車を乗り過ごすところだったんだ。
いや、それだけじゃあないです。
昨日「国産材は~」を一年半かけて読み終えて解かりました。これまでのこの手のは登場人物に「エンドユーザー」が出てきてないのでは?登場するのは「バイヤー」と「消費者」。その点、田中さんの「森林異変」はエンドユーザーの視点で物言いしてるから頗る趣もしろいんです。
まあ兎に角、「間違った常識」を少しずつ正して行って頂くよう、ご活躍期待しています。

『森林異変』執筆の際にもっとも悩んだのは、どうしても専門的というか、業界的で、一般読者には興味がわかない、わかりにくい内容になるという心配でした。(拙著の中でも、業界度NO.1ですな)

だから、徹底的に言葉から洗い出して業界用語を使わないようにしつつ、一般人の興味を引きそうなテーマ・事例を選び出したのですが……まだまだですわ(^o^)。
いつかジュニア版にも挑戦したい。

 ジュニア版・・・・
 ものすごく難しい執筆になるのでしょう。

 今までチャレンジした方々はいるのでしょうか。
 完成したらすごいことになる?

 期待をしてしまいます。
(自分が出来るならば、自分も挑戦したいくらいです)

 子供たちが、山に森に木に興味を持ってくれれば、本当にありがたい。励みになります。
 お嬢さんたちも山に関心を持ってくれているヒトが少し増えたと聞きます。その話をすると、おじいたちも喜んでいました。

 子供たちが幅広くある程度体系的に理解をしてくれるとするなら・・・・。本当にありがたいことです。

子ども向けの森の科学の本などはありますね。
やさしく森の仕組みや人が森をどのようにりようしているかなとを教えようという意図で書かれているようです。

でも、私の描くイメージとは少し違うかな。教科書の副読本ではなく、もっとリアルに子供の森に対する知識とか常識をたたき潰したい(ё_ё)。
どこかチャレンジさせてくれないかなあ。


素敵。
こういう子供本。
実現するといいなあ。

たたき潰して、立ち直れなかったら……責任はとらない(~_~;)。

もっとも、常識否定されて立ち直れないのは、大人に多いけど。

「森ヘン」先月後半に買いました.もしかしたら数字に貢献したのかも?

感謝。

「森ヘン」,先週末に東京~山口往復間したときに「いま里」(実質的に再読ですが)と併せて読むつもりでしたが痛恨の置き忘れ(家に).「いま里」を行きに読み,帰りの「のぞみ」中では下関山岳会80周年記念誌という現地でいただいた超マニアックな代物を楽しんでました.

というわけで昨日朝から「森ヘン」.「街」というタームの使い方が独特ですね.「消費側の社会」を総体的に意味するぴったりした日本語単語がなかなかないので,「街」を当てたのかもしれませんが,ここはどんな言葉を使えばいいか迷ったことでしょう.

今日中には読み終わります.

「街」は、まさに「消費地」のシンボリックなタームですね。

どんなに森林・林業を語っても、町の人には異世界の話になってしまっている現状から、いかに森と街をつなぐか、つながった存在だとわからせるか、が隠れテーマでしょうか。

 繋ぐのは、自分がチョー木にいって(基い 気に入って)買った木で作ったモノとかもその1つになるのでしょう。

 また、どうしても必要で買い求めた木でできたモノをかも。

 言葉や文章では表せないつながりがあるように思えます。それをフォローできるのは、言葉や文章だと思うわけですが。

 田中さんの本や文章、色々な人の話や文章を元に自分なりに考え行動していくと、時々混乱する事や訳のわからないことをしてしまったりすることもありますが、一助になれているような木も(基い 気も)いたします。ホント、ほんのちょっとだけですけど。

 明日、木工屋さんが当町の森を訪れます。チョー石がしいけれど終日ご案内をします。山主も一肌脱いでもらいます。だって、新しいスギヒノキの商品群を開発するチームの決起集会だというのですから!最初に原材料となる木の生えてるところを見るのだというわけですから!
 入れ込まないようにテキトーな部分も交えて、真剣にご案内いたします(アレっ、矛盾?)。

私は学者にはなりたくないと思っている(笑)ので、最後の一線では「感覚」に頼るんです。理詰めには隙間が生まれるから。

その隙間を埋めるファジーな感覚が、私のジャーナリズムの基本かな。

と、いきなり小難しいことを書きましたが、ファジーな部分に言葉を紡ぐ余地がある。ただしファジーに書いているから、時々意味が読み手によって混乱する(~_~;)。
でも混乱してもいいんじゃないですか。その方が理詰めよりフレキシブルに動けますよ。

おそらく森と街を結ぶというのは、鈴木さんのような現場一線の方の努力で成り立っているんですよ。木工屋さんの案内、頑張ってください。もしかして、大きく花開く日が来るかも。


現在、案内の真っ最中です。
木工屋さんといっても会社組織のところ。

本気っぽいです。

FSC認証林で集材、造材のデモンストレーションを交えて、林家との面談。異常なほど盛り上がっています。

今、昼休みに入ったところです。
山での時間、1時間を大幅に上回り、2時間かかりました。
こんなにも山そのものに惹かれるものなのか、林家トークに、集材造材のデモンストレーションに興味を持つのか。

お街の方々の欲望は果てしないです(笑)。

今からは、FSC認証ベンチと訪問された方の苗字と同じ名称の沢をご案内いたします(こちらはちょっとしたサービス)。そして、日本三大銘茶「川根茶」を味わっていただきながらの、「(仮称)そこまで言って委員会」へなだれ込み。
そんな1日になります。

案内ご苦労さまです。

今頃「言って委員会」に突入ですか?
しかし、川根茶は欠かせませんねえ(^o^)。

そういえば今週末の12日、掛川に行くんだった。新茶飲んでこようっと。

 このあたりのノウハウは、海杉さんの伝授、スギダラケクラブの事務局さんの手法をこそっとパクッ(失礼 応用)らせて戴いています。
 スギダラケクラブの皆様、いつも手法とか考え方とか勉強をさせていただいています。ありがとうございます。

 ・・・・・
 しまった。地域名の入った特産品を出してしまった。
 日本三大銘茶「○根茶」又は「川○茶」とするべきでした。
 失礼しました。

 委員会、予想以上に盛り上がりました。職業上、言ってもいい範囲というのがありますが、裁量の範囲で限界まで情報提供させていただきました。編集でカットというわけにはいかないので、難しいところもありましたが、撮影も録音もなかったので・・・。
 みんなメモも取らずに、ブレストできました。コレも、「木ごころ知れた女心」会議の応用。田中さん手法を若干パク(失礼 応用)らせて戴きました。

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