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2011/07/29

縄文杉への登山客を減らす方法

4年前の夏だったか、屋久島へ縄文杉を娘と見に行った。

そりゃあ、すごかった。本ブログでも報告したように記憶するが、なんたって数珠つなぎの登山客。そして縄文杉を眺めるデッキの順番待ち。迫力でした(~_~;)。

というわけで、屋久島では、縄文杉までの登山客(というより、観光客だろうな)の人数制限を打ち出している。3月~11月は1日420人までに規制するという内容だ。もっとも、この条例案は否決された。観光業者への打撃を恐れたわけである。

しかし、このままだと世界遺産取り消しの心配もあるということで、9月議会に再提案する予定らしい。

いっそのこと、ロープウェイで登れるようにして、縄文杉の周りは動く歩道にしたらどうだろう。「止まらないでください」と放送しながら。数を稼ぐにはいい。
(実は登山ルート以外に、縄文杉近くまで林道があることは、あまり知られていない。)

さすがに、それはいけないと思うのなら、秘策を思いついた。

 
縄文杉に人が殺到するは、やはり日本一のスギがあるという思いからだろう。それを打ち破るとよい。

「縄文杉より太い屋久杉が見つかった」と発表するのだ。ただし、場所は教えない。

実は、本当に縄文杉以上の屋久杉が存在することは、地元でも根強く囁かれている。私も聞いた。これを利用するのだ。すると、縄文杉人気は下がるだろう。しかし、屋久杉に対する興味は増すはずだ。

そして「幻のスギは、どこにあるでしょう」クイズを出して、賞金を出す。発見した人の講演会を開き、ヒントを出す。応募者の中から抽選で、目隠しして連れて行く(~_~;)。

このようにすると、観光客総数は減らさず、縄文杉への集中を避けられるのではないか。

屋久島には多くの見どころがあるのだから、それらに分散させたらよいのだけどな。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

その「本当の一番の木」を勝手に探し始める命知らずをどう抑えるかはちょっと考えたいところですね.あの山,ちょっとしたことで遭難しますし.あがたしは縄文杉から主脈を縦走し,淀河源流から湯泊に抜けましたが,湯泊への道は実に壮絶な冒険でした.一応「一般」登山道のはずのところですらこれだからなぁ・・・もしあそこで遭難死していたら何年か死体が出てこなかったかもしれない.

それはそうと,アメリカで有名な木を何本か見に行った時はこんな対応でした.

・一番体積の大きい木→駐車場から10分くらいで余裕で見に行ける.広く柵があるので根元には行けないが,あれだけデカければ充分見える.
・一番高い木(当時)→人数制限付きバスツアーが基本.歩きたい方はご自由に.ただし往復27kmです.根元まで行けます.
・一番古い木(当時)→標高3000mくらいまで車で来てもらえればそこから一周1時間の森林トレイル沿いにある.が,どの個体がその木(メスーゼラといいます)かは,内緒にされている.

屋久島は地質条件と気候条件によって土層がかなり脆弱ですから,トロッコ道が終わってから縄文杉にいたるまでガチガチに木道で固めておいてよかったですね.そうでなければ道はトンデモないガリーになっていたかもしれません.

勝手に探すのなら、自己責任ですなあ。
遭難して救助隊を出す場合は、相応の賠償金を要求することを条例に盛り込んだらどうでしょう。


なお縄文杉への道で、トロッコ道以降の登りは、かなりの部分がすでに木道でしたよ。急な斜面は階段になっていたし。

「両論併記的」な内容ですが,記事が読売に出ました.

「人数どうなる…縄文杉立ち入り規制、再提案へ」(2011年8月30日14時54分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110830-OYT1T00427.htm

町は議会への最提案を目論んでいるようです.

町が規制したくて、議会が反対、の構図ですね。

縄文杉に頼りすぎる観光業界になっちゃったんですな。
そこから変えなければ。

新たな展開:

「屋久島新町長、縄文杉巡り入島料検討 入域制限は凍結」(アサヒ・コム 2011.11.01)
http://www.asahi.com/eco/news/SEB201111010002.html

入域制限を唱えた現職町長が一昨日の町長選挙で落選.新町長は入島料の徴収を考えているとのことです.

「一人千円前後」か,ずいぶん安いなというのが個人的印象ですね.

入場制限を唱えたことが落選の理由かどうかはともかく、島の経済が透けて見える(^^;)。

一人1000円というのは、入山料としては高い気がするけど、本土から屋久島へ旅する金額の中に潜り込むと、全然気にならないでしょう。はたして、縄文杉行きを諦めるかな。

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