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森と林業の本

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2011/08/02

宮崎空港の百年杉

宮崎ネタをいつまで続けるのか……と思いつつ。

宮崎県では、各所で木造・木製品を見かけたが、宮崎空港でも。

1

こんな展示が。

100年すぎ、いや百年杉として、植えた人のの名前まで記して展示してある。個人名の記録が残っているのは、意外と珍しい。吉野でもあんまり聞かない。

そして、これはハイジャック防止の検査場。

3


 なかなかオシャレにまとめているだろう。これが百年杉などの飫肥杉の材を使って作ったものなのである。

ちゃんと説明板には、宮崎かスギ生産量日本一であることも記されている。

こうした玄関口で宣伝することは、重要だね。

しかも、業界では宮崎のスギは生長が早くて年輪の間が広くてスカスカ、などという悪口が叩かれるが(^^;)、こうして百年杉の展示があるおかげで、素人は「宮崎は銘木の産地」と勘違いさせる効果もある(⌒ー⌒)。

そういえば書き忘れたが、先の「チキン南蛮定食」。あの茶碗や味噌汁碗は、木製だった。木を日常に広めている。

実は、これこそ「木育」なんじゃないかと思う。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

田中様
絶対、このブログに載ると思っていました。
「念」を掛けていましたから(笑い)

検査場もかなり時間がかかりましたが、海杉も仕掛けに加わっていました。

でも、きっかけは、たぶん、かなり記憶が曖昧ですが、このブログだったと思います。空港のトレーの木製の話でした。

それを木青会にメンバーに話したところ、そのメンバーが東国原知事に「空港に木質空間を・・・」となって、知事直々の事業に格上げされ、それなら、「内田洋行だ!」となって、何回か、内田洋行に県職の方と一緒にお願いに行きました。

事業主体は、民間の空港ビルですので、そちらの賛同が大変でした。空港のイメージは、「トロピカル?」だそうで・・・。社長へのプレゼンですっかり気に入ってもらい、社長が「100年杉で!」と言い出したので、それこそ、維森の会の会長の森の杉を使っています。

この杉の検査場を通ると南雲さんや内田洋行のデザイナーの意地と想いを感じるのです。

うっ、「念」を掛けられていたのか。

しかも海杉さんも仕掛けに加わっていたとは。

たしかに、このブログで空港の木製トレーを紹介しましたね。北海道?青森?
どこだったか。

しかし東国原前知事にまで飛び火したうえで実現したとは。さらに内田洋行、ひむか維森の会まで。

ということは、私のおかげたな(笑)
いや、立派です。お見事。

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