ゴルフ場のナラ枯れ
ゴルフ雑誌を読んでいると、「ナラ枯れ」問題の記事があった。
緊急特集として、ちゃんとした専門家の寄稿である。連載になるようで、今号では完結していない。
ゴルフと言っても、これは経営者向きであり、ゴルファー向きの雑誌ではないのだが、おかげでナラ枯れのメカニズムや原因のさまざまな説が整理されていて、なかなかわかりやすい。ただ、肝心の対策となると、決め手はないようだ。
しかし私にとっては、ゴルフ場にとってもナラ枯れは一大事なのだ、ということがポイントである。かつてマツ枯れが全国に広がって(今も蔓延しているが、もうピークをすぎている。かつての4分の1くらい)、その時もゴルフ場にとっては大変だったようだ。なぜならマツは、日本のゴルフ場の大きな景観要素になっていたからだ。
幸い、ゴルフ場は防除に力を注ぐ余裕があったから、むしろゴルフ場には多くのマツが残るようになった。
そして今度は、ナラ(正確には、クヌギやコナラ、ミズナラ、アベマキ、カシワ……なとブナ科の広葉樹)がゴルフ場にとっての大切な景観要素になっていることがうかがえる。
たしかにゴルフ場敷地の半分を占める残置森林は、多くが里山でありコナラなどが多い。それは黄葉する景観をつくってもいる。
これが一斉に枯れたら大変だろう。ゴルファーの不興を買うに違いない。
景観が重要という点では、景勝地と同じだ。これまで、ナラ枯れは、直接経済的損失に結びつきにくい面があったが、ゴルフ場の損失という点からも心配すべきかもしれない。
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ナラ枯れに関して、正しい方法を広めたくて投稿致しました。
これまで行われている方法(タップ巻き・・・)の大半は虫を殺さず、木を守るのが目的となっており、虫が減らないため、どんどん被害が拡大しているのが実態です。虫が冬場枯れ木の中で過ごし、増殖し10~20倍の数が翌年6月に飛び出し、7月に第1波の枯れ木を作ります。そして虫の密度の高い地域では、1本の枯れ木が翌年4~5本の枯れ木を作り、虫の密度の低い所では1本の枯れ木を作ります。そうしたことから、冬場、枯れた木を全伐し、薫蒸処理か、燃やすことにより、虫が死滅し、100%の枯れ木の処理が出来れば、翌年の虫の発生は理論的にゼロになります。
こうした理屈より、現実に翌年枯れ木が1/10に激減した事例が近くにあります。
投稿: 名古屋の藤井 | 2011/09/15 16:19
ありがとうございます。
ただ、方法はわかっても、実行するのが難しい……。ただゴルフ場なら、できるかもしれませんね。
投稿: 田中淳夫 | 2011/09/17 08:48