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2011/08/17

福島キノコで除染計画

福島県は、シイタケ原木となるコナラやミズナラの産地である。全国のシイタケ産地に送られて、ホダ木として使われてきた。

ところがホダ木から放射性物質が検出されたことで、事実上県外への移送ができないようになった。おそらく福島県以外の東北諸県でつくられるホダ木にも心配が広がるのではないか。そのため、今後数年間は原木シイタケは品薄になると思われる。
だから菌床シイタケ(おが屑なとの培地によって栽培されたシイタケ)が増えるかもしれんなあ……と思っていたのたが、今度は菌床からも放射性物質が検出された。

徳島県紙か且つ超の上勝バイオである。なんと、その菌床培地は福島県南相馬市でつくられたおが屑だったのだ。と言っても、検出したのは最大420ベクレル程度。通常、問題になるレベルではないと思うが……。シイタケは食品なので難しい。

上勝バイオでは、全部相馬市に返却するという。自分たちで処理するのがイヤなのだろう。処理費は東電と国に請求するというが、いつ払われるやら……。せこく感じてしまう。

 

キノコ類は、放射性物質を吸収しやすいと言われる。チェルノブイリでも放射線測定の指標にキノコを使っているそうだ。

おそらく広く菌糸を延ばして土中の水分や栄養素を吸い上げるからだろう。植物の根よりもずっと広範囲に、しかも吸収力は強い。おかげで菌と共生した植物は元気になると言われているのだが、それが裏目に出てしまった。

そこで考えた。いっそのこと、キノコが多くの放射性物質を吸収する性質を利用して除染してはどうだろう。

まずキノコを森林土壌で大規模に栽培する。そして子実体、つまりキノコを腐葉土とともにかきとり収穫すれば、土壌の除染になるのではないか。

どんな種類のキノコがよいかわからないが、胞子をまくだけで、簡単に生えるものがよい。食べられるものではなく、できるだけデカく、数も増えやすいものがよい。色取り取りで美しいものも楽しい。

もしかしたら、巨大化して、腐海になるかもしれない(~_~;)。毒の胞子をまき散らすかもしれない。

でもね、ナウシカの腐海は、放射能を除去して大地を綺麗にする機能を持っていたんだよ。それを焼き払ってはダメなんだ。(と、にわかアニメオタクになる)

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

「風の谷のナウシカ」は宮崎作品の中で一番のお気に入りです。やらないでウダウダ言うよりも、やってみてウダウダ言って欲しいです。
「もののけ姫」の中にも何かヒントはないかなぁ。

このままでは国産材(特に松)の濡れ衣は晴らせません・・・。

「ナウシカ」の「腐海」のヒントは、放射能ではなく、有機水銀を分解するバクテリアが見つかったニュースがきっかけだったと読んだ記憶がある。

もしかして放射能を吸い込んだキノコから新種が生まれるかもしれないなあ。

はじめまして、興味深い内容が多くて勉強させていただいています。

チェルノブイリのときはポルチーニ茸とか輸入禁止だった記憶があります。いまでも東ヨーロッパではキノコ狩り禁止があると聞いた事あります。

天然キノコを買い上げればいいのでは?マングース駆除を参考にすれば、参入者が出現する買い取り価格水準は決められます。キノコ燃やした灰を放射性廃棄物としてドラム缶詰めに。表層土壌を全部はぎ取るよりも現実的。

あとは、落葉量が増えるような生態系レベルの操作。例えば肥料を撒くとか。「酪農廃棄物を山に捨てもいい特区(時限付き)」とか。落葉が増えれば新たな表土がより多く形成されるので、飛散せずに土壌中に堆積します。いま問題になっている各種の放射性の元素は腐食質と結合して不動化しないんでしょうか、鉄みたいに。

天然ものを買い上げてもいいんだけど、量が少ないでしょう。
やはり「この山を除染する」と決めたところに大量発生させて採取した方が効率的。

落葉を集めるのも、本当は木ごと伐採して枝葉を毟ればいいんだけどな。人工林は木材の収穫にもなるし、雑木林は萌芽更新をうながし、森を若返らせる。もちろん薪やほだ木として販売できるんならしたらよい。
……だいたい、京都市の送り火連中、無意味に怯えて腰が据わっていない。約束したら、何がなんでも守るもんだよ。成田山を見習いなさい。

 きのこで除染のお話ですが、生物多様性の観点から森林環境を乱すのでは無いでしょうか。

生物多様性をもっともぶっ壊したのが放射能じゃないですか。

そんなこと気にしている間があったら、福島の放射能禍に少しは思いを馳せたらどうですか。

はじめまして。ナラタケなど広範囲に広がる菌を人為的に拡大させ、イノシシ等に食べてもらう、つまり放射性物質を集めさせる。それからそれらを駆除し、処理することにより森林の除染につなげるというのはどうでしょう。もちろん人がキノコを集めてもよいのですが、その労力をかけるより、有害駆除した方が一石二鳥です。もちろん、駆除個体は検査して、セシウム量を測ります。今までは数値が高いほど汚染されているとの評価ですが、今後はその数値が高い方が、動物による除染が進んでいるとの考えにはならないでしょうか。(汚染個体の処理問題は解決していませんが・・・) なお、ナラタケを蔓延させても健全な樹木は存続するはずです。

イノシシをキノコ採集に利用するのは新発想ですね。たしかに集めるのが大変なんだよな。
私は、逆にキノコではなくカビ類(子嚢菌)や地衣類の利用もできるのではないかと思いました。

福島で、放射線とキノコの研究もかなりされていることを知りました。キノコの種類によって、菌糸を伸ばす土壌の深さが違うなど、結構難しい点もあるようです。

キノコに除染効果アリ! ただし問題が… 日刊SPA より引用します! http://nikkan-spa.jp/76140
確かに除染効果はあるかもしれないが、キノコにはひとつ問題が。
「菌類は、季節や生育環境が非常に限定される。菌類による除染は汚染土壌を集めて行うのが原則。自宅の庭で栽培というのはナンセンスですね」(那野氏)
 除染効果を発揮する前に、栽培が困難ということか

なるほど。たしかにキノコを生やすと言っても簡単ではないですね。
除染で集めた土壌から、放射能物質をさらに濃縮するために行うのがベターな方法でしょう。

実際、一つの方法で満点を取るのは無理なわけで、様々な方法を組み合わせて最大限の除染をめざすべきです。

こんばんは。では竹ではどうですか。タケ類もセシウムを集めるようなので、今各地で問題になっているタケの拡大を逆手にとって、タケを適度に蔓延させ、その根やタケノコをイノシシに食べさせて(食べないときには人為的に収穫して)除染する、というストーリーで森林整備を行う、というのはどうでしょう。

竹ですか(笑)。放射性物質が溜まっているのは、地上5㎝までが大半ですが、竹の根はそれより深いでしょう。つまり、吸収するかどうかは……。タケノコに多く着いていたのは、伸びるときの皮では?

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